デジモンゴーストゲーム第17話感想

デジモンゴーストゲーム第17話「極寒地獄」感想

脚本:十川誠志 絵コンテ:角銅博之、高戸谷一歩 演出:高戸谷一歩 総作画監督:二階堂渥志 作画監督:北野幸広、澤木巳登理、鳥山冬美 (2022/2/6 放映)

<あらすじ:公式サイトより引用>
豪雪地帯の地熱発電所にシステムメンテナンスの依頼を受けてやってきた清司郎と、彼についてきた宙たち。そのシステムは、かつて清司郎が開発に携わったものだった。だが、突然現れたフロゾモンが、何故か発電所に襲いかかってきた。べテルガンマモンやテスラジェリーモンが反撃するが、フロゾモンは大量の雪を除雪、その雪で発電所を埋めにかかる。書内の気温はみるみるうちに氷点下を遥かに超えて下がっていき、宙たちは身の危険にさらされる。そして、アンゴラモンともはぐれ、ただ一人外への脱出に成功した瑠璃にフロゾモンが襲いかかってきた。その時瑠璃は……。

●全体を見て:録画のタイトルには「…脱出不能!凍てつく発電所」と追加されている。
寒さという人類にとって原初的な恐怖がテーマ。自分は体調に事情があって自室で暖房を使いません。厚着と布マスクと指なし手袋を常備し過ごしています。なのでこの回はぞわぞわとすごく寒く感じられた。マイナス25度は、例えば冷凍食品の倉庫の温度で、作業員は限度が一回2時間で働いてるそうです。思考能力が落ちたり、濡れタオルを回すと固まって立ち上がるという温度。
フロゾモンが直進が身上なのを理解し、宙は発電を一時止めさせた。何とも寛大でやさしい。これが宙の持論の解決法。今話も悪気のないデジモンの誤解を解いて解決というゴスゲ特有の展開。前話のように悪意しかないデジモンへの対処法は先送りされてしまった。それと、フロゾモンが凍死者を出しかけた事に関する謝罪が一切ないのは気になりました。「お前らが悪い!」それはないでしょう!?本人は信念に基づきやっているので野放しにすれば同じ被害者が出かねない。あのまま開放してよかったものか。
ガンマモン、そして宙、アンゴラモン、清司郎が寒さで次第に意識が無くなっていくさまがとてもセクシーでかわいく、萌えました。(←変態
聖地となる「しらお岳」、調べたがヒットしませんでした。岐阜県に「しらおスキー場」(閉鎖済)があるが山の名は「白尾山」でした。北海道の「白老岳」の読みは「しらおいだけ」でした。豪雪地帯という事で、東北と北陸の地熱発電所を調べたところ、北陸には無く、ヴィジュアルがそれっぽいのが岩手県の松川地熱発電所でした。
鳥山冬美さんは、様々なアニメで作監されてる方。まさか鳥山明さんの関係者じゃないですよね。、と調べたところ長女・きっかさんはプロのイラストレーター、長男さんと次女さんの情報はなし。

●宙:「俺たちその直進に偶然巻き込まれただけってこと?」「直進、どうぞ!」またも寛大なる見解。偶然ていやいや明確に破壊を目指していましたよ。

●ガンマモン:「地震」という現象を知っていた。「電気の出来る音か?」とも。知能も語彙も増している。

●清司郎:「プラントの開発プログラムをあれやこれやと頼まれて担当して」「ここのプログラムメンテは僕しかできない」。情報工学が専門で、こんな仕事もやるんですね、天才。完全無人で人件費もないというが遠いし大きな施設だし、彼しか動かせないのは非効率で危険では?天才だから何か対応策もあるんでしょうが。今回の事件は想定外だし。
一人で行って凍死でもしたら、と不安で宙と瑠璃を連れてきた模様。半分当たっていました。意識を失う直前、弱音を吐くどころかテスラジェリーモンと瑠璃の事を案じていたのには人柄の良さが滲んでいました、じーん。「もとはといえば、誰のせいで」直接的には当の清司郎が繰り返した停止命令ですが、そこは責められるべきではない。
後輩にきよっち呼ばわりされてるのに、「月夜野さん」と苗字にさん付けで呼んでいました、礼儀正しい。ちなみに宙は「瑠璃」と呼び捨て。

●ジェリーモン:温泉饅頭や浴衣がお目当て。事前に水分の多いジェリーモンからテスラジェリーモンへ進化しておいたのが奏功。電撃で体を保温し動く事ができた。コントロールルームの被害で瑠璃と二人になっての愛の鉄槌「うちらしかいないもんはいないんだってば!」。女同士って本気を出すと怖いもんです。成熟期一体が完全体相手にまさかの逆転!

●瑠璃:豪雪地帯というのに、またもあの高いハイヒールでのご登場、転ぶぞ?イヤーマフにもピンクのリボン付き。イヤーマフを追加で作画できるなら、足元もどうにかデザインしてほしいもの。
アナログのメカはピッタリこないと。男子でないとそこらへんはわからないもの。清司郎に頼まれ来たが、本当の目的はこの地の温泉のよう。
アンゴラモンたちの危機を知って弱気になったが、テスラジェリーモンの叱咤激励によって気を取り直す。最後の希望・テスラジェリーモンの「フィサリスト」を悲痛な涙で連呼!絶叫!他人のパートナーデジモンの技も呼べるのね。子どもとパートナーデジモンが入れ替わり可能というのは、デジモンシリーズでも初めての設定では。ただ、入れ替わりで進化もできるかというと現時点では不明。
私、真剣と書いてマジと読む世代;シブがき隊の歌詞だっけか?

●アンゴラモン:フロゾモンが除雪に命を懸ける刺激するとやばい突進型の厄介者と知っていた。しかし知らせる前に事態は悪化。宙と清司郎を抱いて温めるとこがいい。しかし瑠璃不在のため進化できず、その体毛すら凍ってしまい、昏倒。
「真の職人たるもの、言葉少のうして良く仕事す。無言は時に迷惑なれど、職人の鏡たるものまた真なり」。氷雪のプロ・フロゾモンを寡黙な職人に見立てて。いや、そんなにいい奴じゃなかったぞ?

●バクモン:情報はなし。このまま登場しなくなるのは残念。出ないならせめて別れのエピソードが欲しいところ。

●フロゾモン:豪雪地帯に棲む力強く除雪を行うマシーン型の完全体。吹雪の遭難者を救助する頼もしい一面と裏腹に、救助のじゃまになるものは全力で排除する厄介者。除雪だけではなく、高熱の剣で氷を溶かせる寒帯地域のスペシャリストという。必殺技はプロペラから吸い込んだ雪を固めた氷を撃ち出す「グラシエイトミサイル」、突進と共に巨大な右腕でパンチする「リムーバブルブロウ」、左腕のヒートソードの熱で敵を貫く「デフロストブレード」。アニメ初登場。
今話では前方の地熱発電所を熱源すなわち障害物と認定、任務遂行のためには手段を選ばず、グラシエイトミサイルで直撃。基本デジモン図鑑の設定にのっとった形での登場。ホログラムゴーストなのに実体の隔壁を破壊。救助のプロとしてアイスモンたちに「隊長」と呼ばれ慕われていた。「救助」と聞くと目の色が変わって。「俺の救助活動に回り道はない!」迂回すれば手間も省けるというのに、なぜか直進するという頭の固さ。自分の攻撃で要救助者を出すという矛盾が、解ける事なく終わってしまった。この結末は何とかならなかったのか。
声は小山力也さん、劇団俳優座所属の声優にして俳優、ナレーターのベテランさん。声優としては、渋い声が特徴でコナンの二代目毛利小五郎役が有名。洋画の吹き替えも多数。アプモンにダンテモン役で出演。

●アイスモン:氷雪型の成熟期。ゴツモンから進化したのか、或いは変種なのか謎だという。テスラジェリーモンに、攻撃を止めるよう求める。彼らのより寒い地域への移動のためにフロゾモンが先陣を切っていたことがわかった。それで熱源を攻撃したのだった。
声は「販売員」で既出のれいみさん、ワンピや鬼太郎などに脇役で出られている、青二プロ所属。

●ユキダルマモン:デジモン図鑑の「ユキダルマモン」を検索できません。ユキダルモンの間違いでは。声は既出の松嶌杏実さん、木村真悠さん、斉藤明日美さん。他にいるのはスワンモン、ペンモン。

●次回予告:「ピーターパン」と「デジモン」で検索したらヒットしました「ピーターモン」。自由で無垢、だからこそ残酷というピーターモン、何をやらかすのでしょう、期待。

(2022/2/8 記)

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