第44話「迷いの森のジュレイモン」
脚本:前川淳 演出;角銅博之 作監:海老沢幸男
ピノッキモンの館から無事戻ってきたタケルを見て、ヤマトとガブモンは姿を消した。
みんなでヤマトとガブモンを探す。丈は自ら去るヤマトの姿を見たという。そういえば、紋章が光らず様子がおかしかった。ヒカリがまた何かの声を聞く、ヤマトではない声・・。
一人になったヤマトに、ピノッキモンの配下・ジュレイモン(菊池正美さん)が目をつける。ヤマトは、タケルが自分を必要としないほど強くなった事、それに他のみんなも、なのに俺は、と思いをガブモンにぶちまける「このままじゃダメなんだ! 変わらなくちゃダメなんだ!もっと、強くならなきゃダメなんだ!そのためには、みんなと一緒にいちゃダメなんだ」(そんなに自分を責めないで~)そこに完全体・ジュレイモンがやってくる。戦いに来たのではない、話し相手が欲しくてという。
ヤマトの事もあり、心が散り散りになる子供たちの前に、ピノッキモン、完全体・ガーベモン(平田広明さん)3体が現われる。繰り出されるウンチバズーカを、ミミはわしづかみにして投げ返す。どんだけ不機嫌だったんでしょう。
はじめは取り合わなかったヤマトだが心の叫びを言い当てられる。どうしたらいいのかとヤマトがジュレイモンに聞くと、水面に映る「ライバル」を倒す事だと言う。映ったのは太一の姿だった。ライバルを倒さねば自分を変える事は出来ないと巧みに言いくるめられる。
ガーベモンから逃げる太一たち。成熟期に進化して攻撃したがはずされ、ミミが狙われてリリモンに超進化、メタルグレイモンがギガデストロイヤーを放ち倒す。
否定したヤマトだが、ジュレイモンは太一との仲たがいを知っておりそれだけ太一の存在が大きいと指摘する。仲間と戦うなんて。しかしジュレイモンは、自分を磨きたいなら太一と戦えという。その覚悟がなければ自分を変えられないと。
「わからない、俺はどうしたらいいんだ。友情の紋章、なんでこんなおれの紋章が『友情』なんだ! 」(う~ん友情にふさわしい自分になりたいという点がでしょうか)ヤマトの気持ちを何より尊重したいガブモン。「わかったよ、ヤマト。ヤマトはヤマトの思うようにすればいいよ。何も、太一みたいに突っ走るばかりが正しいわけじゃない。きっと、ヤマトにはヤマトにしかできないことがあるはずだよ!」「俺にしか、できないこと」「それを、二人で見つけようよ! そのために必要なら、オレは、ヤマトのために戦うよ!」ガブモンすごい、ここまで言えるか、普通!ジュレイモンの罠だったが、当たらずとも遠からず、心乱すヤマトにガブモンが忠誠を誓う。すると紋章が輝き、メタルガルルモンに進化する。でもガブモンはわかっている、ヤマトが仲間も友だちも友情も信じたいということを。
ジュレイモンは作戦が成功し、ピノッキモンに究極体同士を戦わせる作戦を説明し、「彼らはピノッキモン様に足りないものを持っている」と忠告すると、あっけなく消されてしまう。ジュレイモンは、唯一ともいえるピノッキモンの理解者だったのに・・。
ガーベモンの最後の抵抗に危険になったヒカリを、メタルガルルモンが救う。だがヤマトの表情は硬く、メタルガルルモンはアグモンに勝負を挑んでくる。見物を決め込むピノッキモン。さあ、どうなる。
知らんジジイに説教されて無視できず悩むってパターン、ドラマCD「手紙」と同じなんじゃ・・・ヤマトってそういうキャラ??