デジモンゴーストゲーム第25話感想

デジモンゴーストゲーム第25話「紅ノ饗宴」感想

脚本:十川誠志 絵コンテ:西森章 演出:中村明博 総作画監督:二階堂渥志 作画監督:李少雷、小澤誠、鳥山冬美 (2022/5/15 放映)

<あらすじ:公式サイトより引用>
 『真紅』を企業のイメージカラーとし、アクセサリーからアパレル、靴、スイーツに至るまで急激に人気を得た総合ブランド、『エッセ・ヴ』。だが、インフルエンサーの美女たちに大人気のそのブランド本社は、吸血デジモンのヴァンデモンがアビエル京極なる人間に化けCEOとなり、人気の美女インフルエンサーを集めては吸血してコウモリによって操るのを目的とした、彼の『吸血塔』だった。人気インフルエンサーとして本社に正体された瑠璃はその事実に気づくが、危うく血を吸われそうになりながらも、どうにか屋上に脱出する。だが、彼女を助けようとエッセ・ヴ本社に乗り込んだ宙たちは、屋上の円形舞台でヴァンデモンにより凄まじい攻撃を受ける。果たして宙とガンマモンは……?そしてヴァンデモンの真意とは……?
(私の注釈:「正体」ではなく「招待」ではないか。)

●全体を見て:録画のタイトルには「…大企業のCEOの正体は?」と追加されている。CEOとは、chief executive officer最高経営責任者の事。
吸血鬼の基礎知識について。アイルランド人作家の恐怖小説に出てくる男性吸血鬼・ドラキュラのモデルはワラキア(現ルーマニア南部)のヴラド・ドラキュラだが、設定として使われているのはドラキュラというヴラドのニックネームと、出身地がルーマニアという点だけという。ドラキュラは吸血鬼の一個人名であって、ヴァンパイアの様な吸血鬼の総称ではないという。
パチェパの名は、ルーマニアの諜報員にして作家の名から採ったのでは。
ブランド名→スカルラット・ヴェント、略称エッセ・ヴ「緋色の風」
春の新作、ダイヤのイヤリング→グラナータ・デカデンツァ「真紅の退廃」
新作スイーツ→ベラドンナ・デイ・グラナータ「真紅の美女」
新作ネイル→エラロッソ・エオリカ「鮮血のそよ風」
ソフトドリンク→メラグラーナ、ザクロのジュース。
~これらはルーマニア語なんでしょうか?忘れないように書いておく。
ヴァンデモン様の美学と、カノ―ヴァイスモンへの超進化が見どころ。25話でメインキャラで初の完全体進化は、他シリーズと比べて遅い。カウス、ウェズン、グルス、テスラ、ジンバ―もこの先別の完全体・究極体になるかと思うと、話数が足りるのか心配。ヴァンデモン様の妖艶さと、宙とガンマモンの絆、カノ―ヴァイスモンのカッコよさが最も印象的。
ヴァンデモンと言えば無印の中ボス、02のベリアルヴァンデモンがラスボスというお馴染みのキャラ。吸血鬼だからしてホラー系の今作への登場は必然か。後半編最初の敵キャラとして申し分ない。最後コウモリたちになって退散したが、つまり死んではいないので再登場の予感。またも悪意あるデジモンが逃げおおせるという終幕。この伏線、話数的に回収できるのだろうか。

●宙:ヴァンデモンが仕込んだウィルスによって、べテルガンマモンへの攻撃を体感する。体感って、これいきなりテイマーズじゃん!「乗り、超えるぞ、二人で!」その絆は深く、やってくれました。孤独なグルスにはさせないという決意。

●ガンマモン~べテルガンマモン:勇ましく攻めるも成熟期ではヴァンデモンに全然かなわず。お前は何者だ、とグルスの存在を感じ取られボコられる。宙を巻き添えにした怒りから我を忘れグルスガンマモンに進化しかけたが(黒い目)、二人でとの呼びかけに心がシンクロし、奇跡の超進化!

●カノ―ヴァイスモン:カノ―ブス(りゅうこつ座α星)+ヴァイス(ドイツ語で白い)が語源と思われる。図鑑によると、燃えさかる心の炎が激しさを増したことで高純度の白い体表となった、天竜型の完全体。パワーでもスピードでも正々堂々の勝負を好み、戦いが白熱するほどに歓喜の表情を見せる。不正や非道を許さず、それを踏み越える正道で相対するという。戦いの中で限界を超越すると全身が白光に煌く。必殺技は羽を閉じて光弾のように突撃する「ドラゴニア」、強靭な爪で切り裂く「ガリアフィッシャー」、広げた羽から輝きが流星群となって降り注ぐ「メテオクルス」、口から最光度の火球を放つ「グランノヴァ」。
白と赤のコントラストがガンマモンを思わせる姿にして、翼を持ち美麗で輝かしい。沢城さんの演技もかっこよくいかにも完全体然として。
挿入歌は成熟期進化と同じ歌。別に新曲を期待してないので、このままでよいと思う。
成熟期二体では全然歯が立たなかったが、卑怯(宙を巻き込む)を許さず(これは図鑑の設定通り)、ドラゴニアで正々堂々の勝負で瞬く間に勝利!

●瑠璃:イケメンCEOに興味ないと。一応イケメンキャラの清司郎にもそういう関心はないようだし、どんな異性が好みなんだろう、ちょっと聞いてみたい笑。ではなぜ試食会に行くかというと、パティシエールがピッタリくるかもしれないからと、ピッタリ探しの一環。試食会に行くのにおしゃれ、リボン付きのワンピースとバッグ。テーマカラーは同系の薄緑色。中学生にもかかわらず大人気の美女インフルエンサーとアビエルに認められるが(やはり美女という設定のよう)、パートナーデジモンがいたのは選んだのでなく偶然だったよう、災難ですね。

●アンゴラモン:ナイトの直感で真紅や血が引っ掛かり瑠璃のピンチに介入できた。瑠璃がいないのもあって、同じ成熟期のサングゥルモンに負けてしまう。それでもポエムは健在「大儀なき王国。これすなわち砂上の楼閣のごとし。アリがつつけば崩れ去ること いとおかし。」何があってもポエムは続けるという方針、そのまま行ってください。

●清司郎組:頭脳戦でもないので、出番はほぼなし。

●コタロウ:インフルエンサー美女を複数フォロー、相変わらず下心満載。しかし、ケバい美女は苦手という案外常識派。準レギュラーとして出番があるのはうれしい。

●ヴァンデモン:アンデッド型の王たる完全体。図鑑によると、元々はコンピュータのデータを破壊しては吸収する凶悪なウィルスで、非常に残忍かつ狡猾。必殺技は無数のコウモリを操り奇襲をかける「ナイトレイド」。
CEO・アビエル京極を名乗る。旧作では貴族的だけに、金髪碧眼、長身長髪、赤いスーツの超イケメンという設定なのが心憎い。美女相手に歯の浮くような口説き文句、笑。46階建ての吸血塔を所持。人間を軽蔑しながら、その姿を借りてブランドを立ち上げ大成功させるとは、皮肉なもの。下等な下僕・人間に伝説扱いされることに憤慨、気高く美しきヴァンパイア族が自分を真祖として人間を支配し千年王国を築くという壮大な目的がある。パートナーデジモンを持つ人間が王国の建設に携わる資格があるか試すという、何様?
声は森川智之(としゆき)さん、アクセルワン代表取締役の人気大ベテランさん。デジモンでは、02で及川悠紀夫、マミーモン、武ノ内春彦、ベリアルヴァンデモンを演じられた方、怪しくも美しい再演がうれしい。(無印でのヴァンデモンは大友龍三郎さん。)←とにかく書いておかないと忘れる;

●マタドゥルモン:マタドール、スペインの闘牛士が語源と思われる。図鑑によると「華麗な舞いを踊る、吸血武闘家デジモン」て、要素が多すぎてなんじゃそりゃ…。とある博物館の民族舞踊データベースから生まれたというアンデッド型の完全体。デジモンの血を吸わねば生きられないが、誰でもよいわけではなく、強いデジモンの血のみ求めて各地を転々とするという。
ヴァンデモンとは手を組むものの、仲間や配下ではない感じ。その証拠にバトルは高みの見物、千年王国にも興味はなく、ヴァンデモンがやられると反撃などせず逃走。
声は堀秀行さん、青二プロ所属、デジモンではクロウォでドルビックモンをされた方。

●サングゥルモン:崇高なる吸血オオカミデジモン、魔獣型の成熟期。血を吸われたデジモンは、デジコアの情報を全て抜き取られ、生命活動ができず死ぬという。初見では賢く獰猛な飼い犬に見えたが(美女たちにもそう見えたと思う)、狼だったんですね。名はパチェパ。身の軽さを生かし事前の偵察も担当。声は既出の高塚正也さん。

●ドラクモン:改心はせずこんなところで使用人として生き延びていたんですね。瑠璃はその声を覚えていた。ヴァンデモンさまのおこぼれにしかあずかれない立場ゆえに、瑠璃の血を求めて結果あっけなく消されてしまった。せっかくの再登場なんだから、もうちょっと活躍が見られたらよかった。でも、ヴァンデモンさまに瞬殺されるというのが無印のピコデビっぽくて納得。

●美女:理想のヴィジュアルが六角精児さんという、巷のいわゆるイケメンには全然興味のない私なので、惚れこんじゃってザマミロって感じ。←嫌ですねこの人。アビエル様に吸われるならともかく、執事のおっさんや狼や使用人に吸われるって割に合わない感じ。ヴァンデモンがやられると正気に戻ったところまで描かれたのでほっとした。声は既出の祖山桃子さん、川口桜さん、木村真悠さん。

●次回予告:デジタマモンて、無印と02でレストラン支配人をしており、そんなには怖いイメージないのですが、今回は怖そうです。

(2022/5/21 記)



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