デジモンゴーストゲーム第27話感想

デジモンゴーストゲーム第27話「美妖液」感想

脚本:佐藤寿昭 絵コンテ:谷東 演出:佐々木憲世 総作画監督:石橋大輔、金久保典江 作画監督:酒井夏海、村山綾音 (2022/5/29 放映)

<あらすじ:公式サイトより引用>
ネットの都市伝説を調べていた宙は「水に呼ばれる」という書き込みを見つける。まるで人を呼ぶように水滴の音が聞こえてきて、何度か「水に呼ばれた」人が忽然といなくなってしまう、という噂だ。その噂は徐々に増え、ついには宙たちの寮の管理人、新島が「水に呼ばれて」しまう。現場に居合わせた宙とガンマモンが見たのは、スプラッシュモンが新島を水の球に変える光景だった。新島を助けるため、水道を自在に移動するスプラッシュモンを追う宙たち。だが、そんな彼らを呼ぶように、何もないところから水の音が聞こえてくる。

●全体を見て:録画のタイトルには「…都市伝説!迫ってくる水の音」と追加されている。
またも人間に危害を加える悪意ある強い敵デジモンの登場はエキサイティング。改心させるでも逃げられるでもない終幕とは。
東京で水族館といえば、葛西臨海水族園・サンシャイン水族館・しながわ水族館・すみだ水族館などだが、大型の魚類を擁するとなると、葛西しかないのでは。
公園の時計が指すのは午後4時。水の音は人間には聞こえ、パートナーデジモンには聞こえていない。スプラッシュモンの標的が人間だからか。しばらくして夕暮れとなり、水滴二回目の時は夕飯時、再集合は薄暗く、船では夜という時制。看板には「De Ji tre」と、何か意味はあるのか。
べテルガンマモンがカノ―ヴァイスへの進化を封じられ、テスラジェリーモンまで水球にされ、どうなることかと思いきや。宙の機転とジンバ―アンゴラモンの技が効いた!宙とジンバ―という流れは新鮮。ブラックテイルモンの行動にも驚き。
新顔の谷東(たにあづま)氏は、アニメ監督、演出家。「若おかみは小学生!」「テルマエ・ロマエ」などの監督をされた方。今話題の「ハケンアニメ!」のスタッフでもある。
デジモンサヴァイブのCMが入った。知りたいなあ登場キャラとか世界観。いいなあ、ゲームできる人は。

●宙:「異世界行き!44番目のバス停」「水に呼ばれる…」「『2回聞こえた…』って怖がっていた友達がいなくなった」「床には水たまりだけが残され、部屋には水が」等をチェック。
約束その4、某掃除機を噛まない。重ねて言うが、私立中学な上に中学生が自室にルンバなど、高所得な家庭と思われる。
彼だけ純度が低い、つまりは恐怖心があまりない。それ自体が怖いよ。
ガンマモンの「ガリガリ」を思い起こして機転を利かせ、雪原フィールドを瑠璃に展開させる。瑠璃に頼んだのは自分が手いっぱいだから?瑠璃しか雪原フィールドを展開できないから?
父への手紙を常備していた。安心はしているがやはり聞きたい事はいっぱいなのだろう。「父さんへ」とかではなく「天ノ河北斗様」なのは内容も親と距離を置いてる感じなのかな。
シリーズ後半に入ってもまだ、左耳のあざの伏線は回収されず。

●ガンマモン~べテルガンマモン:氷をガリガリ、かわいい。バーガーショップの氷ってもっと細かいように思うが。後半への立派な伏線。
どこかひょうきんなチンアナゴに「にょろにょろ」、かわいい。
おしっこは自室ではなくちゃんと寮のトイレでするのね、意外。劇場版のコロモンは部屋でウンチしてたけど。ホロなのにと寮生に疑われないんだろうか。
べテルガンマモンはほぼ活躍せずスプラッシュモンにやすやすと水球にされてしまう、強い敵。

●瑠璃:前回、前々回と続けて、敵デジモンの標的に。

●アンゴラモン~ジンバ―アンゴラモン:さすが博識、スプラッシュモンだと見当をつける。「水を得た魚(うお)」その人に適した場所で、活き活きと活躍することの例え。東京の街は水道が張り巡らされスプラッシュモンには地の利がある。
ブレイキンストリームの冷気をまとった風で熱を奪いスプラッシュモンを凍らせる事に成功!
アンゴラポエム復活がうれしい。「美しきもの、風化雪月。されど肌の潤いははかなきこと水滴のごとし」。風花雪月とは、自然の美しい風景や、そこから生じる情緒情趣を意味する中国語。「美辞麗句に過ぎない、内容に乏しいものごと」といった負のニュアンスを帯びる場合がある。なぜ字幕で「風化」と表記しているのかは不明。

●清司郎:人間の体は60~70%が水と知っている。基礎医学の知識も持っているという事か、本当に広い分野の天才。それとも、中二なら保健体育の範囲?
恐怖心においては一番純度が高いはずだが、三人のうち最初に襲われたのはなぜか瑠璃。若い女性だから?
「いつものアンチョビ抜きで」と言っているが、アンチョビなどという珍しい食材を挟むバーガーなんてあるのか?!調べてみると、フレッシュネスバーガーならポテトに付けて食べるディップソース「ガーリックアンチョビバター」が存在するにはする。あとは、チェーン店でないバーガー専門店にならアンチョビの入ったバーガーがあったが。ネットで注文していたから、大手のようには思うのだが違うか?

●ジェリーモン~テスラジェリーモン:なぜ知っていたのか、一押しの都市伝説サイトを宙に伝えて、一緒に調べる。今夜お好みのバーガーはてりたま。てりたまがあるってことはやはり専門店でなく大手チェーン店と思うのだが。

●スプラッシュモン:splashとは動詞で「(水・泥などを)はね散らす」名詞で「①はね、②はねる音」。水棲獣人型の完全体。図鑑によると、真の姿は水虎だが醜いのでその姿を嫌い、自らを液体に変え自在な姿になれる。どんな作戦であれ常に美しくいるのが最優先で自身の美貌が汚される作戦を拒絶する。信じる者はおのれの美貌のみで、水虎軍団の部下など信頼していない。体内で構成し形成された可愛らしい水精霊「ドリッピン」の中には奇跡の美容液が詰まったものも存在し、肌がつやつやになるという。
「ポイゾナスフォース」で放たれたドリッピン軍団は敵の指揮系統を麻痺させる。「ハイドロプレッシャー」は指先から高圧・高速の水圧を撃つ。窮地に追い込まれると全身のチャックを解放し真の姿を現わし、その姿を見た者全てを「タイガータイフーン」で溺死させるという。
水を放出する力、体を水に変える力、水のある所を自在に移動できる力、触れた相手を水に変える力を持っている難敵。人間(ほぼ若い女性、えげつない)を美容液に変えようとしていたナルシストにしてサディスト。ガンマモンを「美しさの欠片もない下等なデジモン」と評する独特な美学の持ち主。美容液の純度の高さにも並々ならぬこだわりが。美しい人間の男性は仮の姿。
「お前が恐怖におびえるほど、素材として純度が高まる。できあがった美容液は私を輝かせるであろう」キモっ。今や男性も美肌や化粧や脱毛する時代ですから、美への執着もアリか。
人間を素材呼ばわりし被害者の水球は無数に。本体が凍ると人間の姿に戻ってめでたし。シリーズとしていつもそうだといいんだけど。人が殺されてやられっぱなしはやはり不快。
声は三浦祥朗(ひろあき)さん、青二プロ所属、「正解するカド」の主演を務めた方。名前が難読なため自ら誤読の「しょうろう」と名乗ることもあるという。クロウォでは声は緑川光さんだった。デジコロ21話にも登場。声優さん誰だっけ;確かセリフの無い獣の様なキャラだった。

●ブラックテイルモン:まさかの9時23分、突如季節外れのそりと共に現れ、氷結したスプラッシュモンを無言で手早く梱包し回収するという意外な展開。確かに持ち帰ってもらえたらこちらで殺さずに済む。宙たちの様子をどこかで逐一見てるんだろうか、登場のタイミングといい、雪原フィールドだから移動手段がそりって。
手紙を受け取るという事は、北斗のDWでの居場所を知っていることに他ならない。後半だしそろそろDWの様子も知りたい。返事来るといいな。

●ムースモン:希望のデジメンタルで進化した古代獣型のアーマー体。図鑑によると、山岳地帯に生息し、希薄な空気や極寒などにも耐える、山の守り神的存在という。発言が「行くぞ」と一言だけなのはご愛敬、声はボルケーノ太田さん。

●新島:コタロウがご執心の受付係のメガネっ娘。あらすじによると寮の「管理人」と。受付係でなく、これ、公式見解で良いのかな。男子中高生の寮の管理人が妙齢の女性って、現実的にそんなのアリか疑問。今話では拘束された被害者。
声は2話の川口桜さんから新規に照井春佳さん、青二プロ所属、「結城友奈は勇者である」の主役などされた方。EDに登場といい、力の入れようから言って、今後準レギュラーか?

●トシ君:「『トシくんの都市伝説ちゃんねる』【都市伝説】水に呼ばれる?突然消えた人間の真相がヤバ過ぎた……」「case.02 事故が事故を呼ぶ?呪いのトンネル よろしかったらぜひ!ちゃんねる登録」と発信。トシと都市をかけたのだろう。おやじギャグだね;声は既出の寺崎千波也さん。

●OL:再度書きますがオフィス・レディーは女性差別的な表現なのでキッズアニメには好ましくなく、「女性会社員」とでも表現することを求めます。レディーとはお嬢さんつまり未婚の女性を指す。職場で女性に未婚か既婚か表現させるのは差別的。男性会社員なら未婚既婚は問われないのだから。同じ理由で私は新島さんの「受付嬢」呼ばわりも認めません。更に言うなら「未婚」という言葉も差別的。未だ婚せず、つまり年がいけば結婚して当然という固定観念を背景に生まれた言葉だから。非婚もしくは不婚との表現を勧める。定着してしまった差別用語は本当に扱いが難しい。声は既出の川口桜さん。

●女性客:声は既出の斉藤明日美さん。

●次回予告:のっぺらぼうといえば妖怪の定番。顔のパーツが無くなると感情も平坦になってしまうのか。

(2022/6/3 記)

               もどる