デジモンゴーストゲーム第36話感想

デジモンゴーストゲーム第36話「嘆キノ迷宮」感想

脚本:中山智博 絵コンテ:鈴木正男 演出:難波涼 総作画監督:西野文那 作画監督:直井正博、武内昭、澤木巳登理、鳥山冬美、川口弘明、信実節子、金久保典江、酒井夏美 (2022/7/31 放映)

<あらすじ:公式サイトから引用>
最近。巷で話題になっている『ビルの消失』の真相を確かめる為、とある洞窟の調査に来た宙たち。都市伝説サイトで知り合ったオフ会のメンバー(カズ、ぴよちん、イイヅカ、ニコ)らと一緒に、洞窟の中に入って行くが、奇妙なすすり泣きを聞いた後、突然、落盤が発生。一同は洞窟に閉じ込められてしまう。宙たちは出口を求めて洞窟内を歩き出すが、一人また一人とメンバーが姿を消していく。さらに突然、目の前に壁が出来て分断されてしまう宙たち。そんな中、清司郎、瑠璃、アンゴラモンまでもが何者かに連れ去られていく。皆を救出しようと追いかける宙、ガンマモン、ジェリーモンが目撃したのは、地下にある巨大な墓場と、たくさんの埴輪を作っているギガスモンだった……。

●全体を見て:録画のタイトルには「ビル消失の真相を追え!」と追加されている。やっぱり「…」がないよ。方針転換?
OPにラモールモンが追加され、グルスガンマモンも刷新、最後のショットに三体の成長期・成熟期・完全体が出揃ったのが迫力あり、とても絵になる。
ギガスモンはハイブリッド体の強敵だが悪意はなく、むしろ人類を哀れんで善意からやった事。しかも生き抜くと叫ぶ宙たちに思うところあり、嘆きとあきらめから希望へと変化していった。最後には勘違いは訂正され和解し、被害者は元に戻され、希望ある未来を探しに行くといういい終わり方。
ハイブリッド体が初登場。成熟期は相手にならない強さ、でも完全体カノ―ヴァイスモンには劣勢。今後もハイブリット体が出るとしたら、カルマ―ラモン辺りが候補として浮かぶ。
一人また一人、探検隊が消えていく恐怖。オフ会で初対面で探検なんて、今どきの人間関係の在り方の一端。
宙の「生き抜く」には感動。キッズアニメとして、命の大切さはやはりハイライトを浴びてほしいもの。デジタマにかえるという死生観は、仏教の輪廻転生が背景と思われる。この点が次回への布石となっている事に、次回を見て気づきました。
最後の風景の橋はどこ?横浜ベイブリッジ?であれば、なるほど遠くまで来ました。洞窟がどこかは聖地不明。
北斗の事、母親のキャラ、左耳のあざなど、36話にして未だに情報不足。

●宙:隊長・カズが消えてからは実質隊長役になるというしっかり者。ギガスモンが音を利用して攻撃してくると見抜く洞察力。風の方向を確かめる方法も、さっそく引用していました。

●ガンマモン~べテルガンマモン~カノ―ヴァイスモン:ヒカリゴケや暗闇に棲息する生き物の特徴を図鑑で見て知っていた。更に知識を増やして、好奇心と成長ぶりがうかがえる。成熟期では苦戦したが、完全体となればハイブリッド体に圧勝。あんなデカいのが洞窟に出現しちゃっていいのかな。

●瑠璃:調査の言い出しっぺ。これがあったおかげで怪現象は結果的に収まった。

●アンゴラモン~ジンバ―アンゴラモン:進化したものの大した戦績もなくギガスモンに石化されてしまう。「埴輪 供えど 憂いは消えず 泣くより笑えば 福来るかも」。「笑う門には福来る」が元ネタ。珍しく、瑠璃でなく清司郎がツッコミを入れている。

●清司郎:探検の危険よりも、取り残される不安のが勝るという、笑。何やかやと事件に引っ張り出されるのは、愛されている証拠。

●ジェリーモン:テスラに進化しても、成熟期では苦戦、ダーリンを助けられず。

●ギガスモン:伝説の十闘士の土の能力を持つ鉱物型のハイブリッド体。図鑑によると性格はグロットモンに準じて尊大。巨大なのでさらに自信過剰となり戦法も乱暴極まりない。基本的に相手をなめているため、戦闘は退屈なものと思っている。必殺技は、大ジャンプ後に地面を叩き上げる「アースクェイク」、両腕で高速回転でダブルラリアットを繰り出す「ハリケーンボンバー」。
土の中を自由に動き回れる能力と、相手を石化する能力。図鑑を読む限り、人類の未来を悲観して人々に同情を示すような性格ではないはずなのだが(フロンティアでは好戦的)、この個体は違った。手段が大変乱暴なのには納得。滅ぶ人類のために涙するという単純でウェットな個体。人類のためを想って泣くなんて、そんなデジモン初めて見たかも。終末論を信じるデジモンというのも初めて。お騒がせ野郎だったが、話の通じる奴で良かった。
SF映画の予告(JULY 29 ROAD SHOW)を見て、人類が近いうち滅亡すると誤解し、デジタマにならない人類を嘆いて人類の墓となる墓陵スペースと、供え物の埴輪を大掛かりに作っていた。疑問なのは、墓に入れたい人類と供え物にする人類とに何か区別はあったのか?しかも、ビルを丸ごと消失などさせなくても人類を確保する手段は他にいくらでもあったはずなのになぜビル消失?
埴輪を供え物にするという古代の風習を知ってこだわっていたのはなぜ。土属性だからか。映画予告は、人間界にあの巨体でいったいどうやって目にしたのか。
「いい心がけだ!」大事な埴輪を壊されるのは困る、基本は人類に良かれと思ってしているのがわかる。
声は魚建(うおけん)さん、これは芸名。どんな理由でのこの命名か、調べたが不明、なんか気になる。ケンユウオフィス所属の名バイプレーヤー。

●カズ:初対面の若い女子に筋肉アピールはどうかと思う、脳みそも筋肉ですか。濡らした指で風の方向を感じ取るのは流石に探検部のスキル。声は金本(かねもと)涼輔さん、青二プロ所属、学者役で既出。

●イイヅカ:洞窟の謎をカメラで撮ってバズろうという魂胆であろう中年オヤジ。声は川津泰彦(かわづやすひこ)さん、青二プロ所属のベテランさん、無印のシェルモンを演じた。

●ニコ:謎の石でダウジング的に対象物のオーラを検知できるらしいホラーマニア。清司郎に負のオーラを感じるというから、なるほどバカにならない能力。声は既出の川口莉奈さん。

●ピヨチン:都市伝説に大した興味はなさそう、瑠璃と会えるオフ会が参加の理由だったようなミーハー。声は既出の照井春佳さん。

●広告ナレーション(映画の予告編):でも、人類滅ばないって本当に言えるのかな。温暖化ひとつ取っても、南方の小さな島国などは既に国土の大半が海に沈んでしまったというし。声は既出の蟹江俊介さん。

●社員:声は既出の橘内良介さん、杉山優斗さん、佐藤悠雅さん。

●調査ファイル:各キャラの役割は固定してしまって新鮮味はない。

●次回予告:どくろの絵面がずいぶんとえげつない。ホラーとかゾンビとか苦手なんだよな。登場デジモンはわたし的には不明。

(2022/8/11 記)

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