デジモンゴーストゲーム第40話感想

デジモンゴーストゲーム第40話「螺旋海岸」感想

脚本:山口宏 絵コンテ:- 演出:平池綾子 総作画監督:石橋大輔 作画監督:仁井宏隆、村山綾音、川口弘明、鳥山冬美、舘直樹、浅沼昭弘、篠塚超、山室直儀、金久保典江、北野幸広、Y.S.Kwon、Y.M.Lee (2022/8/28 放映)

<あらすじ:公式サイトから引用>
誤って宙のタブレットを壊したのに、ムキになって素直に謝れないガンマモン。そこへ、腕が奇妙に捻れてしまったエスピモンがやって来た。海水浴場の近くで寝ていた隙に、こうなったのだという。エスピモンに頼まれ、その原因を探りに海水浴場へ向かう宙たち。だが、相変わらずガンマモンはすねたまま。そんな時、街のあちこちで多発している「奇妙な捻れ」を探す小学生の女の子と出会った。ガンマモンは女の子と意気投合し、一緒に捻れの原因を探ろうとするが……。(私の注釈:街というより町。捻れの原因を探ろうとしたのは宙で、ガンマモンと凛は単に捻れを見つける遊びをしていただけに見える。)

●全体を見て:録画のタイトルには「奇妙な捻れの原因を探れ!」と追加されている。
またも文を削除しかけて、書き直しに少々めげています。
螺旋「階段」でなく「海岸」。海岸だけに海系デジモン登場という予測は当たり。舞台は千葉県・房総の海の町。それ以上聖地を特定する情報はなし。
いつもはイタズラをするたび、「約束」を復唱する、モラルがあって仲の良い宙とガンマモン。この日に限って素直に謝罪ができず拗ねるガンマモンが、友人となった凛を助けるため、自分の落ち度を認め号泣して(かわいい)謝罪した。それを受け容れる宙。二人の絆とガンマモンの成長をたどった心温まるお話。宙組とジェリーモン、エスピモンしか交戦しないという異色の回。
フロンティアと同じくカルマ―ラモンは妖しいナルシスティックな女性寄りキャラ。自分の捻れの美を追求したあげく皆も捻れた方が美しいと誤解、大した悪気はなく皆を巻き込んだパターン。カノ―ヴァイスモンに破れた時直線の美を知って、皆の捻れは解け、さらなる美の追求へと旅立った。あれもこれも捻るなという宙の助言は届いたと信じるほかない。
建造物や備品が捻り切れてしまう場面があったので、生物も捻じ切れていたら結構グロテスクであったが(流血必至)、その被害はなく済んでよかった。グロ少なめのが私は安心して見られる。ちなみに、捻れても痛くはないらしい。捻れの原因は割とすぐに判明する。
ボコモン「人間がゲートを通ろうとすると生身の肉体が無理やりデジタル化され黒焦げになるかもじゃい…」。DWから人間界へ来るときに捻れを感じるようだが、ジェリーモンは記憶にないと、いったいどうやって人間界へ入ってくるのだろう。そして北斗はどうやってDWへ。40話にして、未だ不明とは。
更に言うと、次回作の情報が全くなく、ゴスゲがもうすぐ1周年を迎える。このまま何気に来春まで続くのだろうか?だとすれば、究極体登場の話数は稼げると思うが。
作監に浅沼さん、篠塚さん、山室さんといった大物が参加し、全体の人数も多く、力の入れようがすごい。単に捻れたものは描きづらいから??
平池綾子さんは、アプモン、ワンピ、プリキュア、ワートリなどで演出等をされた方。

●宙:一方的に拗ねまくったガンマモンを叱ることは一度もなく、最後まで向こうから素直に謝罪するのを待ったというやさしく寛容な兄貴にしてもはや母親。謝れたことをほめたのも重要な「育児」ポイント!笑
ガンマモンのお泊りを許すなんて、ホログラムでないのがばれるとか心配しないのかな。まあ無理に引き留めてもガンマモンのへそ曲がりは余計ひどくなるだろうし。
海の町で宿屋ではなくもちろんテントでキャンプ。朝食の太いソーセージ、美味そう。
カルマ―ラモンに対しても、辛く当たったりはせず捻るなと助言のみで逃がした。気が抜けるほど平和な終幕。

●ガンマモン:「板」をかじった事を宙にひどく咎められたわけでもないのに、長い時間にわたって拗ねまくっていた。そんなに拗ねる肝心の理由は不明。強いて言えば宙にはめられて(タブレットをチョコと偽って噛ませた)腹が立ったのか。ジェリーモンの言うようにある時期特有の単なる反抗期なのだろうか。それだけ自我が発達していく過程にあるので、喜ぶべきか。
カウスガンマモンは、空中戦の得意なカルマ―ラモンに向けての進化だが、ほぼ活躍せずにカノ―ヴァイスモンに超進化した。べテル、ウェズンと比べて登場頻度も活躍面でも少し寂しいカウス。
凛を助けたい一心でカノ―ヴァイスモンに超進化。タイタニックチャージにドラゴニアで対峙。メテオルクスを放った末に退化した。

●瑠璃:夏休みだが夏期講習で多忙。以前塾にも行ってたし、勉強面は結構真面目なよう。参加は見送られた。またエアドラモンで行くかと思ったが。

●アンゴラモン:登場はごく少なく、ポエムなし!無理にねじ込む必要もない。

●清司郎:夏休みだが、国際フォーラムの準備とやらでスケジュールが一杯。働き者ですね。今度はどんな専攻分野だろう。

●ジェリーモン:ダーリンの多忙を理由に、今話では宙と行動を共に。一杯一杯な清司郎をさすがに無理やり誘いはしなかった。ビビサンダー、パートナーでない宙でも使えるとは初耳。
海といえばバカンス(非日常)という発想だが、タコつぼに安心感を覚える(日常)のは、元がクラゲだから?捻れた姿はまるで結んだしらたき、笑

●エスピモン:学生証をもとに宙の居場所を特定。
ジェリーモンによると「北斗とうり二つ」が完璧に同じデータ(コピー)でないと違うという勘違いをしているよう。宙を本物と認めず本物を探す、何かどうしてもな用事でもあるのか。
「ダイバニッシュ」は、腹部のスイッチを押して体に光学迷彩を施す技。「お前らだけに見えるよう調整」って、そんなこともできるんですね。逆に言えば、やたらと人間に姿をさらさないと決めているよう。
バクモンに次いで、宙の部屋に居座る模様。ユニークでかわいいので沢山出てくれるとうれしい。固焼きせんべい、なるほどおじさんぽい。パートナーとなる子どもはいるのかな?

●カルマ―ラモン:伝説の十闘士の力を宿した、水の能力を持つ水棲型のハイブリッド体。図鑑によると、触手は高速回転して敵を攻撃したり、壁となって本体を防御する。触手での勝負がつかないと、本体は胴に収納され巨大イカとしてパワーアップする。水中或いは空中での行動が得意。性格は魔女のようにずる賢く短気。必殺技は、口から溶解性の墨を吹く「ネーロコルソ」と、胴部を硬化させ回転させて敵にぶつける「タイタニックチャージ」。
フロの十闘士の中でも女性寄りキャラで大変目立っていたところへのギガスモンに続いての期待の再登場。肝心の捻る能力は図鑑の設定には無く、今話独自のもの。ジェリーモンは、そんなデジモン聞いた事ないというから、あくまでゲートを通った際に関係するこの個体のみの能力なのだろうか。螺旋を描く捻れこそ美という固有の美意識により様々な物体や生体を捻っていた。直線の美に気づかされて、捻れも直線も美しいと言い、さらなる美の追求へと旅立った。
声は名塚佳織さん、フリーの声優・女優・歌手さん。エウレカセブンのエウレカ役やだぁ!だぁ!だぁ!の光月未夢役など、押しも押されぬ名優。かわいい声も、こんな恐ろしい声も(けど可愛げがある)。
今の時期的にワンピのヒロイン・ウタ役で出るのに歌唱が別のアーティストというのはどうなんだろうかと事情が気になる。

●沢井凛:明るく人懐っこい、小学生(中学年か)と思われる少女。飼い犬はカンタロー。ガンマモンと親しくなり、泊まらせる事になる。ガンマモンが宙にへそを曲げているのを見抜き、からかうお茶目な一面も。ガンマモンは、彼女から素直に謝る大切さを学ぶという、苗字の設定された重要なゲストキャラ。そして捻られて泣く凛を助けたくてガンマモンは宙の元へ戻る。
捻れには好奇心旺盛で懐疑的だが、ガンマモンが食べるし喋るのを、「東京のホロだから」と誤解してそこはつっこまない、やれやれセーフ。
声は下地紫野(しもじしの)さん、青二プロ所属、アイカツの大空あかり役が個人的には印象的。

●凛の母:声は渡部桃花さん、青二プロジュニア枠。

●凛の父:声は既出の橘内良平さん。

●(信号機の捻れに巻き込まれる)若い男:声は既出の浅野良介さん。

●タヌキ型AI:凛によると、同じことしか喋らないという。声は既出の松嶌杏実さん。

●ダイバー:声は既出の佐藤悠雅さん。

●電車の売り子ホロ:クレジットはなし。房総のローカル線、路線はどれだろう。

●カンタロー:クレジットはなし。白い毛がふさふさの大型犬は数種あり、犬種を特定はできなかった。

●調査ファイル:今回の登場人物から言ってジェリーモンの参加は妥当。

●次回予告:ナイフジャグリング、綱渡り、火の輪くぐり…サーカスのスリルがテーマ?赤い帽子に青い目のデジモン、何と言うんでしょうか?道化師と言われ思いつくのは私は究極体・ピエモンなんですが。

(2022/8/30 記)



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