DIGIMON BEATBREAK 第14話「タクティクス」感想
脚本:會川昇 演出:前原萌 総作画監督:諸葛子敬 作画監督:中野彰子、酒井夏海、宇代祐規、岡崎洋美、佐藤敏明、細川修平、柳瀬譲二、市川吉幸 美術:神綾香 制作進行:平川稜久 演出助手:渡部未来 <2026.1.11.放映>
あらすじは公式によると「e-パルスをコントロールするため、過酷な訓練を受けるクリーナーチーム「タクティクス」。彼らと賞金首を巡って、対峙するグローイングドーンの面々だが、タクティクスのやり方はトモロウには受け入れられなかった」。
私はバトル自体にはあまり関心がない。バトルを見てスカッとするとかカッコいい!とかあまり無くて、前後のエピソードに興味がある。なので、タクティクス編の見せどころであるバトルも、複雑な戦略とか勝敗の行方とかで詰められるとなんだか疲れてしまうから困りものだ。敵の数が多いだけでもうげんなりしてしまう。私には情報量が多すぎて、消化しきれずにいる。物語のキモだけは逃すまいとあがいてはいるが、知りたいことを調べつつ書いていると、キモを見失いそうになる。感想というより覚え書に近くなっていく。しまいには書く意味すら分からなくなってくる。ビートブレイクと真剣に向き合ってきた結果がこれで、当惑している。アップが遅くなった理由はそれである。
●トモロウ:ライトとのキービジュアルのコピーは「天才VS馬鹿」と、衝撃的。主人公をつかまえて馬鹿って言いすぎじゃ?火事場の馬鹿力とか、馬鹿正直とか、良い意味での「馬鹿」なんでしょうけど、衝撃です。
スナイモンの案件で「コールドハート」と復唱。その頭の中にはアスカが。
「そんなことに何の意味がある」と問うライトに「意味なんてない!あの子を助ける!それだけだ!」凍結した兄と残された弟は、トモロウにとってはアスカと自分そのものであった。だからどうしても救いたかった。弟に、すぐに元に戻ると確約するほどその意志は強かった。しかし力任せに戦って消耗してしまう。
「コントロールなんて知るか!俺たちは、今お前をここで、」「ぶっ飛ばす!」感情のコントロールについて挑発的にうんちくを垂れるライトの言葉に割って入ってきたのにはしびれました。ライトの外道を許せないトモロウが発奮し感情が激高、アルマリザモンに再び力をみなぎらせた。一番の見せ場。感情の高ぶりは、時に暴走を生むが、うまく昇華されれば無敵の強さが発現する。
「俺は天馬トモロウ!」名乗りを上げるというより、メガネと呼ばれたのを訂正したくて口に出たという感じ。でも受け取ったライトのほうは闘志に満ちて。
●ゲッコーモン~アルマリザモン:「ゲッコー・納豆流」、「二刀流」からの思い付きか。チャンバラ映画が気に入ったようで、任侠道のパンダモンからの影響もあるのか。ちなみにライトの「嫌い」なものは納豆でした。
感情のコントロールなんてクソくらえ、ニュートロンデフューザーでランフォモンを圧倒!
●キョウ:ミラーワールドの入り口を開けられるのは完全体以上、とキョウから明言された。あの3人組の影には完全体デジモン持ちがいるということ。マキから「タクティクス」と聞いたが、初耳っぽい。抜けた後にできた組織なのだろう。「誰が、なぜ、デジモンを連れ去る…」マキからの情報には限りがあった。今回は内藤の存在を予想して、遅れて参戦した。バブモンを得て早々に撤収するのもさすがの判断。
●レーナ:提供した朝食は、トースト半切れ(茶色いのは焦げ目?バター?まさか納豆??)・殻をむいたゆで卵・紅茶と節約版。バランスから言って家庭菜園のミニトマトぐらい添えたらいいのに。「気張るわよ」って。
●吉村:幼い兄弟に付き添ってくれていました。やさしい。
●タクティクス:離島にて訓練、掟の復唱。役に満たない20代前後のマッチョな青年の候補生がウヨウヨいると判明。なんかキモい。何が良くて志望しているのか謎。ある訓練生のサポタマは「TARO HAYASHI/18才/178㎝/76キロ」。その中からえりすぐられたエリートが「チームセブン」。この3名、幼さとか女子であることはハンディにならなかったということか。ワンからシックスは活動しているのか存在すらなくなったのか、一切は不明。「いかなる時も感情をコントロールし適切なe-パルスをパートナーデジモンに与える、それができる者だけがタクティクスと認められる」。
●惣田ライト:天才肌のクリーナーで、世界で7番目のタクティクス「チームセブン」のリーダー。もちろん実力はあるのだがプライドが高く、他人全般、チームメイトや上司すらも軽んじている。リーダー風を吹かせた自己中で、逆にこんなんで今までよくチームを率いてこれたのが不思議だ。幼い兄弟を同じ人間と見ずに、スナイモンの格好のエサとしか見られない異常な欠陥人間にどうしてなってしまったか。ランフォモンの強さがその実力を示しているが、何でもできてしまう天才ゆえの慢心が、今回の敗北につながった。退却せずに完全体同士の格闘を見たがったのは完全に余裕ぶっこいた判断ミス、人災。また、トモロウが感情のコントロールができないことへの軽蔑から、トモロウの秘めたポテンシャルを見誤った。トモロウの、コールドハートへの思い入れ、ネットで言われている「地雷を踏んだ」です。無敗の天才が招いた敗北、言い訳しようとしたのは大変みっともなく、内藤の鉄槌は下されました。さてこの後、へそを曲げるのか反省して次に生かそうとするのか。天才ゆえ、反省や努力の積み重ねなどということを見下してきた彼は変われるのだろうか。変われなければ、トモロウの好敵手にはなれないだろう。
●モノドラモン~ランフォモン:ランフォモンは、翼竜型の成熟期。ランフォリンクス(恐竜時代に生息していた長尾型翼竜の一族)が名の由来と思われる。必殺技は、口から水晶の超高速砲弾を放つ「クリスタルキャノン」、尻尾の先端の水晶で殴打する「ハンマーストライク」、獲物を両足でつかんで投げ落とす「ノーホープフォール」。陸でも海でも捕らえられなかったスコピオモンを圧倒し拘束するお手柄。
●鹿沼ホタルコ:前回マコトのケガを案じたり、「あんな小さな子じゃダメよ」と年少者をかばいたてたり、冷徹にはなり切れない面を見せた。ただ、年少でなければ無関係な者でも作戦に利用すること自体は否定しないのか。だとしたらやはり冷徹。「狩り」「獲物」という表現もその表れ。
●シャコモン~ティロモン:ティロモンは、テイルモンが誠実のデジメンタルで進化したアーマー体。恐竜時代の大型肉食性海生爬虫類・ティロサウルスが由来??必殺技は、魚雷のように敵に突進する「トーピードアタック」、高圧水流を口から放つ「オーシャンストライク」。水中での攻撃はお手の物。
●グラニット:役割を淡々とこなしている感じ。完全体の格闘を見物しようとするライトに「チームの足並みを…」と指摘するも一蹴されてしまう。
●ルドモン:防具型の成長期。成熟期に進化せずとも高い防御力を示す。CVは三瓶由布子さん、アクセルワン所属の声優、俳優。個人的にはエウレカセブンのレントン、おしりたんてい、が印象的。デジモンではアドコロの太一に抜擢された。今回このキャスティングは贅沢すぎるように思うのだが、今より活躍する未来が来るの?
●セラフィ内藤:チームセブンは完璧と考えており、クレイの評価を気にしてキョウに「その価値を、試させてもらう」と。つまりは五行星時代の強いキョウを全く知らないということ。キョウとのキービジュアルのコピーは「精鋭VS家族」。有利なミラーワールドにて、勝利を確信したその一瞬のスキをムラサメモンに突かれた形。体調のすぐれない日が多いが、本調子ならキョウはまだまだ強いことが見てとれた。ギガスモンの両腕切断というグロい描写は対象年齢を上げたからこそ。
キョウがいたからかクレイのことを「あの方」と、明言を避けた。キョウへの嫉妬を感じる。上官の命令に従わなかったライトに懲罰の一撃を。それだけで済む問題ではないと思うがライトに追加の懲罰はあったのだろうか。油断するなというクレイの言葉に従わなかったのだから内藤も懲罰の対象であろう。この場合、ホタルコとグラニットは対象でない?
●ギガスモン:ギリシャ神話の巨人・ギガースが由来と思われる。キービジュアルのみの登場で、アニメ本編には今回が初登場。土のビーストスピリットによって進化した「ハイブリッド体」(公式サイトの表記)。ビーブレ本編で『完全体』と呼称することに、ファンの意見は割れているという。私はゲームもカードもしないので、どちらでも別に困らないけど、統一はしてほしいかな。地面の土屋、待機中の成分を凝固させ実体化する。必殺技は大ジャンプして地面を叩き上げる「アースクェイク」、広げた両腕を高速回転しダブルラリアットを繰り出す「ハリケーンボンバー」。CVは魚建(うおけん)さん。ケンユウオフィス所属の声優、俳優。もとはカメラマンで、そこでの取材がきっかけで養成所に入り声優になったという遅咲きの方。芸名は「魚」が姓ではなく、姓名の区別のない「魚建」とするのが正しいという。謎のこだわり…笑。まともなセリフはなく、迫力の叫び声。
●クレイ・アルスラン:スナイモンが完全体に進化してから捕獲、との指令を出した張本人。金になるからという俗物的な理由。かつてのキョウのことを「完璧」と高く評価している。五行星時代のキョウがいかにすごかったか。それがどうしてグローイングドーンとニリンソウを立ち上げたのか。
●スナイモン~スコピオモン~バブモン:骨でできたサソリのような外観は、公募されたデザインから。スコピオモンは昆虫型の完全体。タクティクスによって、わざとその場にいた少年のe-パルスを取り込ませて進化したところを捕獲対象として狙われ、ミラーワールドへ引きずり込まれる。ウルヴァモンとナイトキロプモンを尻尾の毒針で退化に追い込んだ。けれどタクティクスに圧倒され一度は拘束される。しかし、ライトのひどいやり方に感情を爆発させたトモロウとそれに応じたアルマリザモンの「ニュートロンブレイド」と「ニュートロンデフューザー」の連続攻撃を受けたランフォモンの巻き添えになりバブモンに退化して拘束は外れた。そのままグローイングドーンに連れられ保護された。元のサポ主は「SONOYAMA HAYATO」若い男性。CVは浅野良介さん.。
●コウジ:CVは円くるみさん、青ニプロのジュニア枠の方。
●ヨウスケ:CVは水原玲さん、青ニプロのジュニア枠の方。不満が一つ。コウジとヨウスケってさぁ…。せっかくきょうだいでの登場なんだから、名前も兄弟っぽくしてほしかった。フロの輝一と輝二、拓也と信也みたいに。「コウジ」のジは「二」とか「次」とか、次男を連想させるので弟ならわからなくはないが。CVはお二人とも女声なので、どちらが兄で弟なのか聴き分けてみたら。円さんのが高音だから弟かな。
●警備兵:CVは徳永アキラさん、青ニプロのジュニア枠の方。
次回予告:次回のサブタイトルは「小さな勇気」。ニリンソウが舞台のよう。レッドベジーモンのせいで幼年期がピンチ?チームセブンは出ないのかな?
2026.1,18. 記