DIGIMON BEATBREAK 第20話「天才の証明」感想
脚本:會川昇 絵コンテ:華雅明 演出:小松由依 演出補:小林大起 総作画監督:金久保典江 作画監督:洪範○、酒井夏海、佐藤俊明、細川修平、柳瀬譲二 美術:林竜太 制作進行:平川稜久 演出助手:倉田俊宏 <2026.2.22.放映>
公式のあらすじは「猿のデジモンに連れ去られてしまったトモロウ。気づくとそこはミラーワールドにあるコロシアムで、デジモン使いたちが戦わされていた。最初の試合に勝利したトモロウの前に、次の対戦相手として現れたのはライトだった。」
絵コンテ、演出、演出補、演出助手、と担当が4人もいる。アニメ制作って複雑ですね。華氏は調べたが経歴等不明。
●トモロウ:ライトの才を認めてるとは思ってたけど、これほどモノドラモンとライトに友達としての親和性というか思い入れを持っていたのは個人的には意外でした、やさしくて泣ける。自分のことで精一杯でパートナーデジモンのことを思いやれなかった姿をライトとモノドラモンに映して、やり切れぬ思いになったのだろう。殺人をしたくなかったコモンドラモンとハルオミの姿もよぎった。モノドラモンがライトの証明のために献身的に戦って他者を傷つけていくのはもう見てられなかった。戦う理由はない、一緒に逃げよう。もうこれって友情というか仲間意識というか、ファミリーとまでは言いませんけど。それでも言うこと聞かないから、勝って納得させようと。トモロウの想い、熱かった。攻撃でアルマリザモンと感情がまったく一致していました。だからこその強さ。
●ゲッコーモン~アルマリザモン:「プリンモン」「「つぶれたケーキ」食べ物でのボケにトモロウのツッコミはもはやお笑い芸人の芸域。モノドラモンが苦しみ泣いていることをトモロウに伝えた。だから、答えは一つ。
●ライト:幼少期からあった天賦の才。小学校には登校していたものの、家族の描写が全くないので、養護施設在住だった天涯孤独なのか、親にネグレクトされたのか。才能そのものは承認されていたものの、一人の人間としては自身は空っぽ。そして唯一出来なかったことが「デジモン使い」。だから血のにじむ努力をして「道具」を使いこなそうとしてきたのだろう。そこにはしかしパートナーシップなど育たなかった。トモロウの戦いを見て、「使う」のでなく共にあることが強さにつながると悟って。これからの伸びしろに期待。
●モノドラモン:人嫌いなライトの、実は他者への思いやりが具現化したデジモンであったのでしょう。ライトの天才を信じ、その証明に使われることを献身的にやりました。心は泣いていても。
●マコト組:ホタルコを救いたい、その思慕は友情以上恋愛未満かナ?とかマコトきゅんどうなのよ~。トモロウの居場所の特定に貢献。マコトの知識によると「そもそも国民保護省はワールドユニオンが政府に働きかけ設立した省庁」。
●キョウ:クレイの申し出も河原崎の依頼も断ったが、トモロウたちが危険と知って重い腰を上げた。五行星の強さを知っているからこそのお断りであったが、ファミリーが今危険とあらば話は別。
●吉村:クレイの退場と鉢合わせに。妙に驚いて腕で顔を隠しているけど何かまずいことあるの?
●河原崎:わざわざGDのアジトに足を運んだのは、人身売買の確たる証人・イズミがコールドハートされたのを受けてのキョウへの踏み込んだ依頼のため。ワールドユニオン直属の五行星であるクレイの罪を暴くには確かな証拠が必要、と。ボーナスの包みを持参、お札1枚が1万クレジットとして、100万クレジットぐらいありそう。赤字続きにはうれしい報酬。つれなく断られたが、クレイのメインビジネスであるデジモンを使った違法賭博に行きつき、再度キョウに懇願。デジモンの扱いには冷たいが、公務員としてまじめに仕事する様子には一市民として好感度良し。キョウの前でちょっと素も見えたし、仕事はデキるし、イケオジ度アップ。愛称は「ザッキー」笑。吉村あたりが呼び始めたのでは。
●クレイ:「黄金のキョウ」の腕を見込んで、アンチ王会長の共闘を打診し、交渉は決裂。ティンカーモンの取引予想額は1億という恨み節。お金については、粘着質でキモい。
●ゴクウモン:ファンの中ではもうわかっているが、公式はいまだに「猿のデジモン」と呼んでいる。トモロウたちが二人になるところを狙って現れたと思われる。クレイの裏ビジネスはゲンジョウにもばれていると思われ、クレイつぶしのためにゲンジョウがシステムに干渉しエントリー、ゴクウモンを使ってトモロウを違法賭博の現場に放り込み、キョウの手を汚させて何とかさせようとしていると見るのが妥当であろう。
●ヒトミ:検診て言ってたので、コールドハートの後遺症外来に今も通院中のよう、被害者へのサポートが手厚い。ということは、世帯主なのに凍結したアスカも何か医療的経済的支援を受けられているのかも。そうだといいな。しかしながら、コールドハートからの復帰者であり、研究調査の対象という側面もあるのだろう。トモロウが連れ去られたのをGDに知らせてくれていた。
●ヒロイチ:珍しく、苗字の設定はないモブキャラ。無印主人公のパートナーデジモンとは別の個体ではあるが、グレイモンがこんな形で再登場とはちょい悲しい。しかも強いと思いきやあっさり負けてます。負ければコールドハートという過酷な処遇を体現。CVは田邊幸輔さん。アドコロ、ゴスゲにも出ておられた青ニプロの若手。
●赤坂マナブ:写真だけの登場の宝石泥棒。違法賭博について吐いたことで国民保護省の知るところに。盗みの動機は、賭博で借金でもあったのだろうか。
●アナウンサー:CVは幸野善之さん。
●係員:CVは八木沼凌さん、赤山一真さん。
●料理:「ブラッドアンドサンド」はウイスキーベースの赤っぽい甘口のカクテル。スペインの闘牛を題材にした小説「血と砂」が名の由来。クレイの昼食?は赤ワインと、肉塊の上にいくらとうに?が乗せられ、ミニトマト、レンコン、青物、茶色いソースが添えられている料理。主菜のみで主食や副菜は無い。明るいうちから、いいご身分。いかにも酒と肉食ってそうな成金。
●ミラーワールド:河原崎によると、ネット内に存在する仮想空間の集合体。特別なパスが無ければアクセスできないという。完全体以上のデジモンがそこを開くのは、あくまで非正規なルートということか。
次回予告:次回のサブタイトルは「そばにいるもの」。戦う内藤組とキョウ組。ワイングラスをもてあそぶクレイ。苦しむグラニット、叫ぶレーナ。伏せた目線を正面を見据えるルドモン。ルドモン、進化するかな。ちゃんとしゃべるかな。
2026.2.23. 記