DIGIMON BEATBREAK 第26話感想

DIGIMON BEATBREAK 第26話「罪の味」感想

脚本:赤星政尚 演出:嶋谷将 総作画監督:金久保典江 作画監督:中野彰子、宇代祐規、〇逸辰、劉文慧、〇〇維 美術:神綾香 制作進行:望月凛也  <2026.4.12. 放映>

公式のあらすじは「ニリンソウの前で倒れていたハルオミ。キョウに助けられ、コマンドラモンとの再会を果たすが、衰弱したエリザモンとも遭遇してしまう。ハルオミのパートナーの座を争う2体はゲッコーモンの提案で、お料理バトルで決着をつけることになる。」

サブタイトルが重い。内容も実際重かった。前半は三角関係だ料理対決だと珍展開でユーモラスだったが。被害者と加害者、運命と偶然、ハルオミの嘘と本音、エリザモンとコマンドラモンなりのパートナーシップ、それらが交錯して幾重にも積み重なりハラハラの展開だが、ハルオミが無事だったことがまず何よりだし、交錯した結果はどうなることかと思ったが、ハッピーエンドでよかった。日曜朝の箸休めと呼ぶには重い、本作らしい展開ではあったが、罪は罪として抱えつつ、ラストシーンの見上げた青空のごとく、明日への展望が見えて明るい気分になった。ハルオミ登場の18話と同じ赤星氏の脚本(パンダモンの5話、6話も)。

●ゲッコーモン:ヒートアップする痴話ゲンカに、テレビ番組の影響で料理対決を提案するテレビっ子。これがまさか修羅場に発展しようとは。ひときわ強い匂い「ピンクカッパー」、言い違いボケとツッコミは定番笑。料理対決で食べようとして止められるのも定番のかわいさ。

●ハルオミ:「揚げパンが好き、カレーが嫌い」という設定。脚本で設定を生かしたのか、それとも初めからその予定で設定を組んだのか。

チームセブンに確保された後、地下闘技場に落ちて、対ライト戦で敗れたが、エリザモンのおかげで凍結されず命拾いしていた。ニリンソウの近所で行き倒れていたのは、何とも運命的。ボムモンとの再会、最後にキョウの後押しで第二の人生をやり直すことになったのだから。

コマンドラモンの幼年期の姿は初見。小突かれて初めてその個体と認識できた。ハルオミのもとでボムモンに退化したことはなかった模様。ミサイモンを飛ばしてワープ進化しコマンドラモンへ。

トモロウに食らったげんこつを食らわせるふりして、貸し借りなしとした「お相子だな」。トモロウの罪悪感を薄めたやさしさ。

エリザモンが作ったピンクのカレーを見て、表情が固まった。彼女のサポ主の仇が自分だと気づいてしまう。あの時のカレーの匂い、それは彼の罪の味。そして彼女に仇を討たせるために、エリザモンを狙う芝居を打って復讐を遂げさせようとした。手の汚れた自分は仇として討たれるべきだと。ハルオミってば、本当に水臭い!やさしすぎ!「わかんないのかよ!いつもいつもこんなやり方しやがって!お前が死んだところで、誰も幸せにはならないだろ!」(トモロウ)そうそう、言ってやって下さい。

「この町は人間でもデジモンでも分け隔てなく受け入れてくれる」(トモロウ)。パンダモンと親分も久々に顔を見せてくれました。光ヶ浜東商店街でピンクカレーパン専門店「PINK Frill」(「フリル」はエリザモンから付けた名であろう)を開き再出発。ピンクカレー+揚げパン=ピンクカレーパンという折衷案は絶妙。食にこだわるエリザモンとコマンドラモンのケンカは絶えないけれど、そんな日常に落ち着いた模様。裏の仕事ゆえか、殺人罪で服役とかはしないのね。ハルオミが汚れた手のことを今後も忘れはしないだろうけど。現実問題として遺族が居るしね。

サポ主とデジモンは基本一対一なのだろうが、一人で二体というのは人間の負担は大きかろう。でもハルオミはそれを選んだ。がんばれ!

●コマンドラモン:ハルオミを巡りエリザモンと痴話ゲンカ笑。料理バトルでエリザモンを選んだハルオミに「どうしてだよハルオミ、奇跡みたいな確率で再会できたのに!なんとか言えよ、ホントにこれでお別れか?おい、ハルオミ!」奇跡みたいな、という表現は至極真っ当で、コマンドラモンの戸惑いはよくわかる。

料理対決の後で行方をくらましたハルオミとエリザモン。ハルオミの魂胆を見抜いたのはさすが、GDを引き連れて修羅場へ。

死を覚悟でエリザモンのハルオミへの攻撃の盾となった。ハルオミが自身を犠牲にしてまでコマンドラモンの自由を確保してくれたお返しに。

「この世界では、デジモンはひとりでは生きられない。ハルオミのそばにいろ!」「お前の敵討ちは、もう終わった」自身の犠牲でもってエリザモンとハルオミ両方を救おうとした。

●エリザモン:布のように柔らかな襟、フリル状の青い耳が特徴の爬虫類型の成長期。エリマキトカゲがモチーフと思われる。名前の由来は「襟」「リザード」からと思われ、もしかしたらイングランド女王のエリザベス一世もかかっているかも(ペットの保護襟をエリザベスカラーと呼ぶ)。サポ主が殺されてから、「あたし、サポ主の仇討ちのために生きてるの」。どういう経緯か闘技場に落ちて、ハルオミと組まされて戦う羽目に。脱走に成功したものの、ハルオミは空腹で昏倒…。

デジモンに性別はないのだが、明確に女系デジモン。パートナーを「ダーリン」と呼ぶのはジェリーモン以来。何ですかこのエグい色気は。「ダーリンとは、もう一生離れられないカラダなのv」って、一緒に仇討ちをしてくれることを指すのだが、わざと誤解を招くエロい表現を笑。そこまでメロメロにほれ込んでいた。実はかつてのサポ主がハルオミに殺されていたとは予想だにしなかった。ハルオミに仇だと聞かされて復讐を試みたが…。サポ主との過去を返上してもいいほど、ハルオミのやさしさにほれ込んでしまっていた。

CVは大空直美さん、。青ニプロ所属でメゾソプラノ。代表作はアイマス・シンデレラガールズの緒方智絵里、他にメインキャストの作品が多数という人気声優さん。私は初耳でしたが。

●キョウ:「いつまでも過去に囚われて生きる必要はない。エリザモンの敵討ちが終わった今、曽根ハルオミって人間も、もう死んだんだ」自身の苦い過去から得た教訓、人はいつでもやり直せる。

●キノコ団:幼年期を寝かしつけるでなく自分らも昼寝、預ける側としては保育者としてやはりちょっと不安、笑。流れで料理バトルの実況係を、笑。マイクに横断幕と、本格的。

●アナウンサー:CVは松嶌杏実さん。

●ププモン:CVは白宮エリーさん。

●ツブモン:CVは赤澤’あかざわ)明日加さん、青ニプロのジュニア枠の方。

●ツブモン:CVは朝日翠夏さん。

●ズルモン:CVは川口桜さん。

●モクモン:CVは秋山実咲さん、青ニプロジュニア枠の方。

●ニョキモン:CVは円くるみさん。

●ターゲットの男(エリザモンの真のサポ主):人里離れた雪山で、警備も複数人付けて暮らしていたようなひどい悪党。だが、不思議なカレーを手作りするぐらいだから、料理好きで、妻と子に家庭料理をふるまうやさしさ、温かさがあった。エリザモンが料理が得意なのもそのせいだろうし、彼の温かい一面をエリザモンは信じ愛していたのだろう。CVは大槻丈一郎さん。

●(テレビの料理バトルの)イケメン:CVは橘内良平さん、松田悠里さん。

●カレーパン屋の女性客:クレジットはなし。

●料理:キョウがハルオミに出した食事→ご飯とみそ汁と、小皿は漬物であろう。それと焼き魚、大皿6枚、小皿4枚、お鉢1杯。どんだけ食い尽くし系なん。テレビ番組→「パクチーミント納豆丼」「おかずになるアサイーボール、ニンニク野菜マシマシ」なる珍料理、笑。揚げパンは、私の世代ではポピュラーだった昔の給食の人気メニュー。近未来なのにハルオミの世代は給食に出されてたようで、これは驚き。手と口元がべとべとに汚れるので私は苦手でしたが。ピンクのカレールウ、赤みを食紅でなくビーツで出すところが良心的。もっとも、現在の食紅は化学的合成物だけでなく、天然色素や昆虫由来色素を使っていますが。

ハルオミは食前食後に手を合わせて「いただきます」「ごちそうさま」と言っていた。これ、ごく自然な行為ですよね。直接関係ないのだが、学校給食での「いただきます」を廃止した学校があることがXで話題になってます。給食費を保護者が払っているのだから礼を言うのは不適切だとのこと。だが、食費を出した人は言うまでもないが、生き物の命を頂く感謝、生産者や調理者への感謝は当然の行為で不適切ではない、との反発の声も強い。私の意見は後者です。公立校で日本の日常的な営みに宗教的な意味合いを持たせるのはおかしいし、それを言うならまず、ハラル食の導入や外国語(韓国語やアラビア語)での挨拶を授業で強要するほうが文化・宗教的に偏っておりおかしいと私は思う。食物アレルギーのある子どもは弁当を持っていくのだから、ムスリムも弁当でいいはず。ムスリム生徒のために全生徒がハラル食を食べさせられるなんて本末転倒。お守りすら宗教的な物品だから持たせるのに許可が要るとかも、おかしい。排外主義を排斥しようという名目で、日本の日常的な風習が急にやり玉に挙げられるのは、おかしいです。

日本の公立校は、基本、日本語と日本の伝統や風習を教える場所であるべき。多文化共生の名目で、日本人の子どもが肩身を狭くし、外国人の子どもが優遇されるのはもはや他文化強制。私は許容できません。そんなに母国の宗教や言語や文化が大事なら、私立のインターナショナルスクールへ行くなり帰国すべき。日本の公立校へ行くなら、郷に入っては郷に従えで日本文化になじむよう努力すべきだと考えます。



次回予告:次回のサブタイトルは「さまよえる愛」。ヒトミと謎の占い師。ヒトミのトモロウへの接近。マミーモン。ヒトミは本気なのか、乗せられてるのか。初見の時からヒトミを呼び捨てにしていたトモロウの、恋模様?間奏編の最後の回。

2026.4.18. 記

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