DIGIMON BEATBREAK 第28話感想

DIGIMON BEATBREAK 第28話「GIFT」感想

脚本:佐藤寿昭 絵コンテ:中村明博、倉田俊宏 演出:倉田俊宏 総作画監督:諸葛子敬 作画監督:市川吉幸、村田直紀、洪範○ 美術:林竜太 制作進行:小宮慧  <2026.4.26. 放映>

公式のあらすじは「アスカのお見舞いに訪れたトモロウは、不思議な少女と出会う。一方、連続殺人犯を捕まえるため、グローイングドーンも病院へ向かう。そこに現れたのは、デジモンに心酔するサポ主と、配達に異常な執着を盛ったデジモンだった。」

GIFT編のキャッチコピーは「歪んだ世界、聖なる卵─」、キービジュアルは胎児のように丸まった目を伏せたミハル、緑の瞳に緑のワンピースとブローチ。彼女が抱える、トモロウとゲッコーモンが映っているサポタマ。GIFTの意味は、①贈り物②トモロウやミハルのような、生まれつき授かった特性③最後に出たGIFT仮面のこと、どの意味だろうか。個人的には感想の書きづらい込み入った期間にまた入るのかと身構えてしまう。日曜朝に連続殺人ってもう重すぎて、オロオロ…。倉田氏の経歴はよくわからず、前田薫平監督の「私たちの未来」で演出助手をされていたとしか。

ミハルというとにかく不思議な少女と主人公との出会い。デジモンの存在を肯定するミハル。謎は謎を呼びインパクトがある。ミハルはもしや柏木の抹殺に関わっている?GDの夢は「デジモンと人間の共生」だが、クリーナーとして国民保護省の賞金首の狩りを生業としている以上、それを超えた大きな社会変革は当面見込めない。秘密裏にニリンソウを運営する以外に。…ミハルならあるいは??

●トモロウ:ジョーカーモンの狙いが病院ごとの爆破と知って「アスカは」(アルマリザモン)「絶対にやらせない!」(トモロウ)。正義感というよりアスカへのごく個人的な思い入れその一念で発奮し完全体へ進化した。ジョーカーモンらの配達を「ごっこ遊び」とけなす余裕のある戦いっぷり。遊び感覚での皆殺しは許せなかった。

ジョーカーモンを失い号泣する堀を見て何を思ったか切ない顔。「あなたは、本当にそれでいいの?…トモロウ」(ミハル)。ダメなんすかね、意味深。

●ゲッコーモン~アルマリザモン~モナークリザモン:「アナイアレイトエッジ」のことを「バナナガナイトエッジ」、「完全体」のことを「完璧体」、トモロウのツッコミも慣れたもの。アルマリザモンは苦戦したが、進化してからは強いのなんの。完全体だから成しえた、「叩き割れ!」(トモロウ)ミラーワールドのゲート開きで戦況は一変!!ファイナルジャッジメントで爆弾バスを攻撃、病院ごとの爆破を防いだ功績、やりました!

●レーナ組:奮闘していたが戦果は上がらず。

●マコト:場所は病院のサーバー室?だとしたらどんな権限と方法で入室?堀の逃走や地下駐車場の異変をキャッチする貢献度。

●キョウ;「あの男が運んでいた荷物は、デジモンだったらしい」「国民保護省が回収したデジモンたちをワールドユニオンの施設に送るんだ。有害物質として処理するためにな」さすがマキの情報網。救った相手がデジモンの敵と知り、逆に犯人・ジョーカーモンはデジモンの搬送を止めようとしていた。ただ悪人であっても殺すのはよくない。キョウはどんな想いだったか。

●ムラサメモン:「借りは返す、受け取り拒否はなしだ!」最後に決めてくれました。皮肉も効いてる。

●影森ミハル:公式で「コーディングの才能に恵まれた少女。不思議な雰囲気を持ち、トモロウに接近する。その正体は□□□□□□であり、□□□□の□□□。」まだ明かせない、と何ですかコレ。「13才、好きはレトロPC、から揚げ、嫌いはカミナリ」。コーディングとは、プログラミング言語(HTMLやCSSなど)を駆使して、コンピュータが理解実行できる形式のソースコードを作成する工程のことだそうで。機械音痴の私には何が何やら。

「美しいデジモン」「同じ動作をするプログラムでもね、コードを見れば生みの親の心がわかるの。あなたのe-パルスもきっと美しいのね」」トモロウ、あなたはこの子をバグだと思う?」「あなたの目にこの世界のコードはどう映ってる?」「この子たちがバグ扱いされるなら、バグってるのは世界のほうだ」「トモロウ、また会いましょう」「美しいデジモン。そして美しい光…。」その体質からバグとして忌避されてきたトモロウのe-パルス。それを全面的に肯定するなんて、作品の根底にかかわる存在。

CVは佐倉綾音さん、青ニプロ所属の大人気声優さんですが、自分としてはご縁がなく印象に残っておらずすみません。デジモンは初出演で、大きな役割であろうと期待を持たせるキャスティング。

●柏木タモツ:ワールドユニオン傘下の子会社で大手運送会社の「玉護ロジティクス」の専務。被害者ではあったが善人ではなく、デジモンを有害物質として搬送し施設で処理させていた人物。GDが守りはしたが、その後自殺との報道。おそらくは公にできない他殺を報道でごまかしたという後味の悪い結末であった。食器の割れる効果音が挿入されているが、割れた容器も、誰が持っていたかも、描かれていない。ジョーカーモンが「我々」と言っていた通り、彼を抹殺するのに後任者がいる組織的殺人ということ。CVは安定の松山鷹志さん。

●ジョーカーモン:謎の多い神出鬼没な魔人型の完全体で、ピエモンの同族ではという疑いがあるという。マキの情報では世代が「ULTIMSTE」(究極体)となっているが、実質は完全体。元はクロウォのオリジナルデジモンコンテストで受賞したオリジナルデジモン。必殺技は、戦場に渦巻く希望を集めた課まで敵を狩る「ルナティックスラッシュ」、敵の真下に魔法員を発動させビームを撃ち上げる「ガイアマジッカー」。運送会社のキャッチフレーズを引用し「いつでもどこでもどこまでも」、トラックごと病室に突っ込むという狂気の沙汰。

なぜこんなことをと問うトモロウに「迷える人間を導くのが、我々の務め、なのです…ホッホ…」と言い残しモクモンへ退化。そのデジタマにはハートマークと「GIFT」の文字が表示されており消えた。モクモンは所在無げで切なかった。

嫌味でしつこい。CVは岩田光央(みつお)さん。デジモンは、アプモンのメッセモン、アドコロのメフィスモン、ゴスゲのクロックモンで出られている。

●堀:ジョーカーモンのサポ主。ジョーカーモンに心酔し様付けで呼ぶという主従の逆転したコンビ。モブとまでは言えないのになぜかファーストネームの設定は無し。容姿がアメコミの女性キャラクターのハーレイ・クインに酷似しているから、「堀」はハーレイの語呂合わせか。ハーレイは当初ジョーカーの恋人として描かれていたし。柏木に惨殺を模した人形を送り付ける悪趣味な奴。ジョーカーモンにお姫様抱っこされ隷属。引き離されて号泣。愛する相手のことなら何でも聞く依存的な性格が、主導的で強気なジョーカーモンというデジモンを生み出したのだろうか。CVは山本悠有希(ゆうき)さん、青ニプロ所属。

●ドローン:CVは大平(おおだいら)寛子さん、青ニプロのジュニア枠の方、お若い方なのに「寛子」というオーソドックスなお名前はむしろ珍しいですね。苗字の読みが珍しいからあえて?私の職場では、新人が入るたびにキラキラネーム的な方が多くて事務部がその記名と読み方の入力に苦戦しています笑。

●SP:CVは八木沼凌さん。

●アナウンサー:CVは長谷川禄さん。

●マントを被った謎の人物?デジモン?どちらでもない?:女声だがクレジットはなし。唐突に登場し玉座にて曇った声で「デジモンに自由を。人々に幸福を」。顔面にハートマークとGIFTの文字。EDの顔をハートマークで囲ったミハルを想起させるような…??

次回予告:次回のサブタイトルは「危険な推し活」。男性アイドルとファン、その輪に入らず引きつっているレーナ。襲われたファン、ほくそ笑むヴァンデモンのアップ。大物のヴァンデモン様登場と、レーナ組の活躍に期待。

2026.4.29. 記

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