DIGIMON BEATBREAK 第31話感想

DIGIMON BEATBREAK 第31話「踏み出す一歩」感想

脚本:赤星政尚 絵コンテ:貝澤幸男 演出:石田暢 総作画監督:諸葛子敬 作画監督:宇代祐規、大竹守、小松こずえ、佐藤敏明、細川修平、李少雷 美術:林竜太 制作進行:望月凛也 演出助手:山井淳生  <2026.5.17.放映>

公式のあらすじは「トモロウが海辺で出会った引きこもりの少女はデジモンを連れていた。マキから緊急案件で、非常に危険なデジモンが湾岸に発生したと説明を受けるトモロウたち。その時、少女に近づく2人組のクリーナーが現れる。」ある少女とデジモンの出会いと別れ、そして再会を暗示するお話。

林竜太氏を他のアニメでもお見かけしたので調べてみたら、東映アニメのスタッフではないんですね。氏が代表取締役を務める、(株)グーフィーというアニメやゲームの背景美術の専門スタジオからの方でした。逃走中や、ワンピースフィルムレッド、らんま1/2など手掛けておられました。

●トモロウ:ヒトミにどつかれるほど仲が良い笑。「デリートなんか、させるかよ!」、アルマリザモン「助けるんだってナ、どっちも!」「ああ!どっちもだ!」その背に乗るトモロウ、その気概で完全体へ進化!シンクロする二人。二人は、いつの間にかある空間にいた。青空と海。チヒロの願い「ふたりで、誰もいないところへ行けたらいいのに」それを体現した空間。アルゴモンにもうやめろと呼びかける。

●ゲッコーモン:おいおい、ヨダレ多すぎ;びしょびしょじゃん。コクミンユズコショウ、笑。

●マコト組:小学生にクリーナーは無理とするトモロウに「僕も、ですけど」笑。いや、英才教育を受けた聖人くんだからやれるんであって。「ミラーワールドの異常がネットワークを介することで広範囲の電子機器に影響を及ぼしています」と的確な分析。街なかの端末(近未来の公衆電話みたいなもの?)からアクセス、リカバリーを試みるという大活躍。

●キョウ組:横断歩道の子を助けたのはいいけど、真っ二つにされたバスにも乗客いましたよね;大胆すぎる。

●レーナ組:群衆の上で制御を失ったドローンを撃破という貢献。

●ヒトミ:以前描かれた通りマンション住まいであった。デジモンを知り許容する数少ない一般人。彼女でなく友人としてしれっとトモロウと仲良し。まるで幼馴染のような親しさ。トモロウの頬をつねるって、どんだけー!チヒロにはおねえちゃんと呼ばれている。小学生の遊び相手をしてあげる、やさしい性格。

●チヒロ:年令や好きなものなどの公式設定は意外にも、なし。ヒトミの下階の小学生とだけ明かされている。ヒトミ「学校で嫌なことがあったのかな」事情は明らかでないが学校で男児・女児からいじめがあった模様。近未来でもいじめによる引きこもりは解消していないという日本の教育現場の悲しさ。いじめ被害の苦しみ、孤独、絶望から、危険なアルゴモンは生まれたのか。「アルゴモンが外に行きたがってたの、だから私も部屋から出られたの。アルゴモンのおかげなの(泣)」。「アルゴモン、二人で、誰もいないところへ行けたらいいのに」この願いが危険な異変を起こした。「アルゴモンは大切なお友達なの!」と言うや否や、アルゴモンは完全体に進化しミラーワールドを開き、異形へと変容。

チヒロの願いからアルゴモンが見せた空と海の空間、アルゴモンは自力で制御不可と。アルゴモンを消すのかとおびえるチヒロに、トモロウは目線を合わせて、一旦お別れすることになるが必ず一緒にいられる世界をつくると約束した。それはGDの夢でもある。チヒロにそれは伝わった。「そんなことできるの?」「夢なんだ。きっと、叶える」。アルゴモンはチヒロに別れを告げ、泣きじゃくるチヒロの手を離した、トモロウにも礼を言って。「にも」とゲッコーモンが訳しているから、まずチヒロに礼を言ったのだろう。青空のてっぺんの光の中へ、アルゴモンは入っていった。現実世界の混乱は収束していった。

チヒロの想像には、人物が5人出てくる。両親と、他は園児に小学生に若者、きょうだいだろうか。小学生のチヒロに個室をあてがっているが、もしきょうだいが複数いるなら、一軒家でなくマンションでその間取りは厳しいのでは?

それからしばらくは、チヒロは引きこもりを再開。しとしとと雨の降るあいだに、雨降って地固まる、決意を固めていたのであろう、長靴と雨合羽で踏み出した記念すべき一歩。アルゴモンと一緒にいたい、そのために自分ができることは外へ、ニリンソウへ行くこと。髪留めで前髪をよけて開けた視界に広がる青空。その目は強い意志に満ちて。本作がクソなサポ主やデジモンも描く中で、こうした良い関係のパートナーが描かれて、ホッとする。自分はやっぱりパートナーデジモンが欲しいし、全ての人にいたらいいと思う。ところで、チヒロのようなキャラを「メカクレ」と呼ぶオタク用語があることを、初めて知りました。長年オタクやってますけど、ちょっとキモいかも。

CVは木野日菜さん、アミュレート所属、幼い声が特徴的で、スター☆トゥインクルプリキュアの宇宙妖精・フワなどが有名。必死でかわいい演技にヤラれました。デジモン作品へようこそ!

●アルゴモン:進化しても名前が変わらない突然変異型の特殊なデジモン。名の由来はアルゴリズムであり、モチーフはローマ神話の巨人・アルゴス。幼年期1→演算プログラム=アルゴリズムのバグから発生。大容量のデータが流れ出るところを見つけ、接近する習性がある。幼年期2→生まれたばかりのアルゴモンが成長した姿。大容量データが流れるところに立ち寄り、下部の口でデータを食べる。チヒロが持ち歩いていた段階。成長期→データを食べる若いアルゴモンを見守り、敵が近づくと迎撃。両手の触手を玉状に巻きつけて殴る「ブルトナックル」、解放した触手で敵を拘束する「インプリズンメント」で攻撃する。成熟期→処理能力が異常に高まりパワーも強くなり、工業用マニピュレータとなった両手で大きな敵も持ち上げる。必殺技は口から延びた触手で拘束する「インプリズンメント」、敵に電流を流す「ボルトライン」。完全体→高速処理能力で無数のつるを使用し広大なフィールドを制圧してしまう。必殺技は、触手で敵を圧縮し動きを封印する「インプリズンメント」、体に出る目から発射する消去光線「イリミネーションライン」。広大なフィールドを制圧する際には、「ウォームフェイズ」という寄生体に変化する。

単発音の発音だけで人語をしゃべらないデジモンとして登場。チヒロと意思疎通できるが、他人にはわからないのでゲッコーモンが通訳。トモロウの呼びかけは理解していた。

人型の完全体に進化したのち、ミラーワールドの広いエリアを制圧し寄生体となり、ミラーワールドと現実世界を融合し自分に有利な空間に作り替えた。そのため現実世界は停電しサポタマも機器類もエラーで大混乱(病院の手術室とかICU、医療的ケア児者がピンチでは)!しかもサポ主をコールドハートさせかけていた。

ニリンソウでアルゴモンはしゃべらないからかひとりぼっちで。シェルターを隠ぺいする機器だけが異常に反応していた。引き離したこと、アルゴモンの危険性に悶々とするトモロウ。キョウはスキンシップしながら声を掛けた「困難なのは分かり切っている。夢を叶えるってのは、そういうことだ」、どうにか受け止めようとするトモロウ。そんな折、雨の上がったヒトミのマンションではチヒロが…

●金雀枝メト:一人称は僕。これはちょっと個人的に違和感があります。男装の麗人がボクっ娘なんて。スキがなさそうに見えて、チヒロと正面衝突するというドジ。それがデジモン連れだったのは偶然であった。ナゾのバク転?!でチヒロと対面、ギャグですかい?ブリリアントゾーンBrilliant Thorn(「輝く、華麗な」、「とげ」)、「我ら、ローズ様にお仕えする華やかなるトゲ、ブリリアント・ゾーン!」。高いところからの大仰な名乗り、「まるでポケモンのロケット団」との評をネットで複数見ました笑。木の星だけに、美しい植物系で揃えている。ギャグ担当でもないのに初戦で全く活躍できず、冴えないお披露目回。まあ「飛び込みの仕事」だから悔しくないとカノン、そういうところが好きと応えるメト、イチャイチャモードで笑顔、そうして「本来の任務(GIFTの探索)」に戻っていった。GDとは、敵対するというよりクリーナー業としての格争いと言ったところか。

●トロピアモン:ジャングルに生息するドラゴンのような見た目の植物型の完全体。メトのパートナーで成熟期はポームモン。様々な樹木や果実のデータを取り込み、あらゆる果物を混ぜたような体臭が強烈。必殺技は、首の花から爆発する花粉を大量に飛ばす「ペタリーカーネイジ」、体内で熟成した毒ガスを口から吐き出す「トロピカルヴェノム」。最初から完全体で登場という手練れ。触手に拘束されて「いいザマだな」と自虐的。プライドがお高い模様。

CVは渡辺美佐さん、青ニプロ所属のベテラン、落ち着いた女性・母親役が多い。個人的にはワンピのアラバスタ王国の王女・ビビが印象的。クロウォのプレシオモン、ゴスゲのサラマンダモンでも出られている、

●石蕗カノン;一人称はわたくし。メトとの相性は抜群。

●オウリアモン:デジタルワールドの森林に生息する食虫植物型の完全体。名の由来は、オリーブ類を意味する「Olea」と思われる。カノンのパートナーで成熟期はアルラウモン。必殺技は、香りに酔った獲物に舌をからめて味見をし、花弁を大きく広げ捕食する「ジャミール」、手となっている毒の葉を使う「リーフレッド」。トロピアモンに同意「全くだわ」、同じくプライド高そう。

CVは富沢美智恵さん、青ニプロ所属のベテラン、アルト~メゾソプラノ、気が強い・高飛車・セクシーなキャラに定評がある。代表作はセーラームーンの火野レイ(セーラーマーズ)、クレヨンしんちゃんのまつざか梅。彼女らベテランを起用したからには出番もそれなりに?

●マキ:アルゴモンは無作為に電子機器に干渉でき、過去にアメリカで被害が起きた例を示した。危険なデジモンの緊急案件。海外の情報も把握してるのはさすが。

●吉村:マキの知らせをアジトに、そして夕方に伽藍堂から湾岸エリアへ、足になってます。前にも書いたけど料金取ってるのかな、それともボランティア?

●ココモン:CVは松嶌杏実さん。

●ポヨモンその他:クレジットはなし。

●所長:CVは増田健人さん。

●オペレーター:CVは杉山優斗さん、橘内良平さん。



次回予告:次回のサブタイトルは「冷たい雨」。コーヒーをいれるマキの横顔、貼り付けの人に刃を突きつける人型デジモン、鳥居の前にうずくまる人と仁王立ちの人型デジモン。対ムラサメモン戦。マキの過去のお話とか?

2026.5.18. 記

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