DIGIMON BEATBREAK 第41話「黄金の明日(あした)」感想
脚本:山口亮太 絵コンテ:貝澤幸男、福岡大生 演出:嶋谷将 総作画監督:仲條久美、小島隆寛 作画監督:宇代祐規、中野彰子、佐藤敏明、細川修平、李少雷、大竹守、Mooseky、mono 原画作画監督:箕輪悟、近藤瑠衣、斉田恵瑠 美術:神綾香 制作進行:望月凛也、吉野翔馬 選曲:佐藤恭野 <2026.8.2. 放映>
公式のあらすじは「決戦の地でソウジと対峙するトモロウたちは、3体の完全体を相手に苦戦を強いられていた。ついに覚悟を決めたキョウはソウジを圧倒する。トモロウはグローイングドーン唯一の掟を掲げ、キョウを止めようとするが……。」
本作は9月末で終了が確定。次回より最終編とのこと。あと8週あるが描いてほしいことは、①アスカについて。狙われた理由、キョウとの関係、コールドハートからの回復②天馬博士と両親について③シャングリラ計画について④残りの五行星について⑤岸和田の謎⑥デジモンと人間の共生する未来。本作こそ濃いので5クール目以降も展開するかと予想していたのだが。
●トモロウ:グローイングドーンの掟を主張しキョウの覚悟のデリートを実力行使で止めた。モナークリザモンが操られても、絆を信じて攻撃をさせなかった。しぶしぶGDに籍を置いていた子が、今や掟の体現者。強くたくましくなったねえ。
●キョウ:トモロウたちを保護対象と見て、命を懸けてでも失いたくなくて。けれど、彼らを育んだわずか約2年で、彼らは強く頼れる存在、共に闘う同志になっていた。ならば、共に夢を追い今を生きる!どこかミノルとカリナへの贖罪であったGD創設だが、そんな気持ち吹き飛ぶほど勇気をくれた。彼らがくれた温かい日々は、悲しい過去以上にまぶしい大切な思い出。
●ムラサメモン:冷徹に戻ろうとするキョウに従いつつも、合わせ鏡としてやさしいキョウの本心をきっと信じていた。
●ハバキリモン:ソウジと相討ちかという声もあったけど、進化キター!神人型の究極体。東方のDWにおいて世界の破壊と再創造を行った破壊神の家臣で、その忠心に報いて自身の必殺技に「羽々斬(はばきり)」の名を加えたと語られる(破壊神てスサノオモン?)。必殺技は、巨大な七支剣「布都斯魂剣(ふつしみたまのつるぎ)」に全身のオーラを収束させ放つ「羽々斬」。モチーフは日本神話のスサノオノミコトがヤマタノオロチを斬った伝説の神剣「アマノハバキリ」。顔つきは勇ましく、光背を背負い純白の鎧をまとう神々しい姿で、異形の4本の腕はド迫力。完全体相手というのもあるが、輝ける圧倒的な勝利!あれでデリートしないよう手加減はした模様。
●ソウジ:モナークリザモンらをデリートや退化に追い込まなかったのは、モナークリザモンらに余力があったのと、ソウジが本気を出していなかったからだろう。完全体をいいことに、モナークリザモンらを操ってトモロウたちを襲わせた。
私が今話で一番心つかまれたのは、(GDの迎えた夜明けシーンもそうなんですが、)ソウジの幼少期がわずかながら描かれたことでした。私が強く信奉する02最終話「全ての人にパートナーデジモンがいる世界」は、性善説が前提になっています。一方でビーブレは悪人と悪いデジモンが当然のこととしてたくさん出てきます。それが見ていて辛かった。でも、悪に染まる理由があるとなれば納得がいきます。ソウジは、大人に暴力を振るわれ抵抗できず、そんな奴など壊れてしまえと呪い、恐怖と痛みを感じぬように縮こまって耳と目を閉じた。でなければ自分の心を守れなかった、ことが伝わりました。だからと言って犯した罪が許されるわけではないけれど、なら気持ちはわかるし、それに着目しなければ塀の中にただ入れても更生の余地はないと思います。初めてソウジを変態怪物キャラでなく感情のあるひとりの人として見ることができました。残りの話数でその伏線も回収しろとまでは思いませんが、本作の示す「やり直し」に例外はないのだとは思えます。私はデジモン作品には性善説を求めてしまう。少しホッとしました。ハルコのクソ親父のことも、私は何かありそうでクソと捨て切れません。ソウジは生き残ったものの、もうキョウに迫る力はないでしょう。
●ピチモン:川から復活したソウジを恐れていました。無理やり言うことを聞かされていたってことか。で、ニリンソウ行きか。CVは松嶌杏実さん。
●岸和田:目的は達せられ、ソウジの行く末などまるで無関心で、あっけなく白いコアだけ回収して消えた。何者かいまだ不明。
●挿入歌:「Answer」
次回予告:次回のサブタイトルは「桜の友情」。車中で話すトモロウ組とキョウ組。小学生?のアスカとキョウ。アスカ目覚める?桜吹雪の中、サポタマを見つめる幼いキョウ。アスカとキョウのなれそめが語られよう。
2026.8.8. 記
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