DIGIMON BEATBREAK 第42話「桜の友情」感想
脚本:赤星政尚 演出:三木琴絵 総作画監督:諸葛子敬 作画監督:川村敦子、洪範○ 美術:神綾香、林竜太 制作進行:小宮慧 演出助手:水本妃南 <2026.8.9.放映>
公式のあらすじは「久しぶりにアスカに逢いたいというキョウを連れて、お見舞いに出かけたトモロウ。病院への道中、キョウはトモロウも知らないアスカとの思い出を語り出す。そこにはクーガモン誕生の秘密が隠されていた。」最終章・アスカ編のキャッチコピーは「明日を、掴め。」キービジュアルは投げ出されたアスカの手を掴もうと手を伸ばすトモロウ。本当の意味での再会やいかに。
私は難しい設定は苦手なので、たくさんの謎が明かされても「ああそうか!」とはならず、事実の追認でいちいち精一杯です。子どもながらに不器用で素直でないキョウが一番気になりました。感想を自分の覚え書として書いている。だから閲覧を勧める言葉はもう添えません。
●トモロウ:アスカの覚醒に泣いて喜んだが、残酷にもアスカに意志はなく、トモロウの特異なe-パルスをよこせ、と。こんな再会悲しすぎる。当時生まれたてとはいえ、なぜか祖父が養護施設の園長をしていたことを全く知らなかった。彼が物心ついた頃には閉園していた?
●キョウ:幼少期のCVは田村睦心さん。例の「大切な人が、自分と関わったせいで不幸な目にあう」「だから孤独でいよう」という体験を、7才の時にもしていたのが痛ましい。アスカに出会う前から、孤高を保っていたのはやはり親子関係に何かあったのだろうか(単に災害での家族との死別でなく機能不全家族とか)。正義感があり根はやさしいのに生意気で不器用で子どもらしい素直な明るさがない、というのがなぜなのか、今話で一番私の心を掴んでいる。子どもイコール素直、などと単純には考えていませんが。国民保護省に迫られて施設を逃げ出して、その後アスカとはまた繋がれたようで、アスカは自分の身がやばいと感じたのだろう、トモロウの処遇を任されたと思われる。キョウにとっても、アスカはかけがえない存在。灰色がかったキョウの回想の中で、夕日とアスカだけが色づいていた。ドラムの才能はない模様笑。
●クーガモン:進化は。ポポモン→フリモン→レオルモン→クーガモン。キョウの友を想う怒りの感情からいきなり成熟期で生まれた。キョウの大切なものを守りたい。
●アスカ:幼少期のCVは園崎未恵さん。小学生でドラムセットを扱えるとは。佐藤恭野さんのXにて、7才のアスカのドラムの音は、佐藤氏のご友人の7才の息子さんに叩いてもらったとのこと。トモロウにとっては頼れる、太陽のような明るさと人懐っこさでキョウの心をとらえた。何気にデジモン持ちであった。4年前にヘリオスボアモンが生まれた、そのいきさつは謎。
●天馬タスク:CVは堀内賢雄さん。キョウとアスカの背景は、小学校ではなくタスクの開いた養護施設(孤児院)「さくらの園」だったんですね。開園はサポタマが招いた災害への贖罪か、もともと経済的に余裕があった(ドラムセットをたしなめるくらいに)にせよ。サポタマを開発した本人だが、そのもたらす厄災からサポタマにはのちに否定的に。ドラムが趣味で園内にセットを置いていた、音楽好きは天馬家の家風なのだろうか。トモロウが物心つく前に別れたのであろうか、今どこで何を?そしてトモロウたちの両親は?
●ヘリオスボアモン:會川氏がXにて「脚本会議のごくごく初期から、アスカのデジモンは白い蛇型と決まっていて、仮名で「白蛇モン」と呼び続けていた」とのこと。白く輝く鱗をまとった爬虫類型の完全体。アニメ初登場。モチーフはギリシャ神話の太陽神ヘーリオスと大蛇ボアから来ている。敵を体で締め上げたのちに鱗の超振動でデータに分解してしまう。赤い三つ目に見えるが、左右のは目でなく模様である。必殺技は、視線が合うと麻痺させることができる「レストリクトアイ」で足止めし、ゴールドデジゾイド製の首の大きなリングを高速回転させて体当たりする「ソウルパラヴライザー」でとどめを刺してからデータ分解し吸収する流れである。太陽光で鱗を振動させるので、暗い場所を嫌う。進化はモクモン→サンモン→スネークモン→ヴァイブモン→ヘリオスボアモン→??。
その力は、神生島消失事件を起こしたデジモン(ラスボス歴のあるズィードミレニアモンに見えるとのネットの声)に匹敵すると言われ、王からシャングリラ計画の要になる存在として重要視されている。サポ主はアスカその人であった。アスカのe-パルスがヘリオスボアモンの復活に必要だった。トモロウのパートナーと同じく爬虫類型、しかし月光の緑のトカゲに対して太陽の白い大蛇という設定は確信犯。トカゲは大蛇を超えられるか。兄弟が対決するという悲しい構図に、やきもきします。
CVはゆかなさん。シグマ・セブン所属の声優、歌手。コロコロしたキュートな声で幼女から成人女性まで演じる。「ふたりはプリキュア」のキュアホワイト、CCさくらの李苺鈴などが有名。デジモンではセイバーズのララモン、アドコロのマリンエンジェモン、ゴスゲのシスタモンシエルで出られている。今のところうめき声だけですね。セイバーズのララモンと言えば、ガオモンは中井和哉さん、アグモンは松野太紀さん(2024年6月、脳出血で享年56才没)。本作での揃い踏みは叶いませんでした。
●マコト:何もしていないのになぜアイキャッチに採用?出番が少ないからあえて??
●岸和田:白いコアを独自に見つけ取引材料に五行星になりたいとは驚いた。しかしGIFTでそうであったように、WUの配下に入るのも真の目的ではなく手段なのだろう。どこの誰かいまだにわからん。この謎の野望、彼が最終的に黒幕?!回を重ねても「東京ラブストーリー」であまりに有名な「カンチ」と同じ名を冠する意図が全くわからない。
●王会長:ヘリオスボアモンを究極体に進化させることがなぜシャングリラ計画の発動に必要なのか?ともかく汚い権力者。意志のないアスカに実の弟を襲わせるなどという人格を無視した手段を取るなど、理想郷が聞いてあきれる老害。
●ローズ:無事に復活して安堵。セキュリティと美学ゆえだろう、入院ではなく例のバラ園での療養。キョウの疑いは晴れた。キョウへの借りを返すのに、GDに助力してくれるかな。美しい形で。
●ゲンジョウ:岸和田とつるんでいるのではなかった!むしろ「得たいが知れない」と酷評するも、会長の命で…。アスカを操り人形にした。敵として、いずれキョウやトモロウと戦うことに?
●吉村:タスクと「古い知り合い」だと明かされた。もしや同じくサポタマに関する研究職だったとか?それゆえマキやGDにアッシー訓として協力してる?お酒は大好き、でも飲んだら乗るな乗るなら飲むなの常識派。「とほほ…ガックシ」ボキャブラが昭和かよ!
●河原崎:あの後ソウジを逮捕しに来たのであろう。キョウの賞金首解除、ソウジの黙秘(というか実際語るべきものがない)とローズの回復を伝えた。…ソウジの掘り下げがもうないとしたら残念。
●看護師:CVは豊口(とよぐち)めぐみさん。81プロデュース所属。甲高い声と低い声の声色を使い分けている。ハガレンのウィンリィ、種ガンのミリアリア、スイートプリキュアのキュアビートなど多数出演。毎回看護師役で出られていた若手さんとは違うし、WUの手下っぽいし、人気声優さんなので再登場アリか?
●サポタマ:CVは松嶌杏実さん。
●年長者:CVは八木沼凌さん。
●年長者:CVは小塚(こづか)三四郎さん、青ニプロのジュニア枠の方。
●年長者:CVは川口桜さん。
●年長者:CVは後藤恵里菜さん、ゴスゲに脇役で出られていた青ニプロの若手。
●少女:CVは水希凛さん。
●少女:CVは円くるみさん。
●少女:CVは玉井布美花さん。
●少女:CVは岩木春華さん、青ニプロのジュニア枠の方。「少女」は確かに4人ですが、「年長者」ではない少年も2人セリフがありながらクレジットはありません。細かいことですが、端役であっても若い声優さんの名誉がかかっていると私は思うので気になります。
●職員:CVは炭谷勘吉さん。国民保護省の職員のセリフは2人分だが、クレジットが1人なのはなぜ?神谷さんが兼役?
次回予告:次回のサブタイトルは「白きデジモン」。トモロウに巻き付くヘリオスボアモン、対抗するゲッコーモン。あざ笑うゲンジョウ。迫るアスカとヘリオスボアモン。兄弟対決という最悪の再会。
2026.8.15. 記
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