デジモンアドベンチャー02第2話「デジタルゲートオープン」感想
脚本:前川淳 演出:梅澤敦稔 作画監督:清山滋崇 美術:清水哲弘
デジタルワールドに再び危機が。突然現れた、デジモン狩りをするデジモンカイザー。新しい選ばれし子どもとパートナーデジモンの、新たな冒険が始まった。
タイトルコールは京、シルエットは京とホークモン、伊織とアルマジモン。背景に愛情と知識の紋章。ブイモンに続いて、新しい二体の出現&進化の回。ネットで「日帰りできる異世界なんてもはや冒険じゃない」という作品の根本にかかわる手厳しい批判も読みました。でも、私はワクワクしました。全然OKです。続編が見られることがうれしい。
●デジモンカイザー:どこまでも悪質で冷酷、しかも悪行はゲーム感覚。デジタルワールドを「ひとんち(僕)の庭」と呼んではばからない支配欲。パートナーデジモンとデジヴァイスを持つ新しい選ばれし子どものはずがなぜ。何があったのか思い巡らすと、胸が痛む。
●夜の公園の初代メンバー:揃うのは久しぶり、懐かしい。出てくれて、ファンとしてうれしい。新しい選ばれし子ども、アーマー進化(armorとは甲冑、よろいかぶとのこと)、小学校の教室でゲートが開く、という新しい状況に驚き。太一も空もサッカークラブつながりで大輔のことは既知、そんなにも身近にいるなんて。カイザーのせいでパートナーデジモンが健在か、みな不安。
ヒカリが受信したミミのメールの文面は(ヒカリがミミとメールしていたのはちょっと意外、そんなに親しかったか?)、
「メール受け取りました。
何てやつなの? そのデジモンカイザーって!
パルモンたちは大丈夫なのかしら?
とっても心配です。
どんな小さいことでもいいから、
何かわかったら、すぐに知らせて!
アメリカから飛んでいくから。
では、みんなによろしく伝えておいてね。
「新しい『選ばれし子供たち』にも」
ミミ」
明日にでも状況を把握しようとするが、丈先輩は全国模試(相変わらず大変そう、応援します!)、ヤマトはバンドの練習があって行けない。空と光子郎は行けるという、紋章の継承への布石。
●藤山先生:パソ音痴なのにパソコン部顧問とは、部員がやりたい放題できそう、笑。時間を稼ぐために太一の相手をさせられたのに、「話長いんだもんな~」とは、笑。相当長かった模様。
●デジタルゲートオープン:二日続けてゲートが開くなんて、今まではなかった。新旧デジヴァイスをかざして画面へイン、壮観。
●大輔のピンチ:勇んで来たものの、大輔がはめられて、震えが止まらない京と伊織。京は強い抵抗感に涙するも、体勢を立て直すべく退却する一行。ここでちょっと気になるのは、大輔の奪還作戦を誰も口にせず、呑気にデジメンタルの方に対応してる点。まあ、アーマー進化体がいなければ大輔を助けられないのはわかるけど。マヤ遺跡とは、中部アメリカに存在したマヤ文明の遺跡。
京と伊織のキャラがまだはっきりしないのに、愛情と知識のデジメンタルを継承するのは少し早い気もする。無印では心の成長により紋章が輝いたから。新しく選ばれた必然性が描かれないとなぜこの子が?と唐突に感じてしまう。ただ、空の、ミミを引用しての「でもいつかデジモンと出会えてほんとによかったって、一緒に冒険できててよかったなって思える日がきっと来るから。だからがんばって」という初代からのフォローは泣ける。愛情を受け取る京。流れるのは空のテーマ、良い。伊織の知りたがる心の描写はここのみなので、事前にもっと知りたがりを見せてくれたらよかった。
●京:伊織のパソコンを修理。伊織が知識の紋章の継承者なのに、パソコンに詳しいというお株を奪ってしまう設定はちょっと。火田家とは、ファーストネームで呼ばれ夕食をごちそうになることもある親密さ。戦うなんてと言うけれど、しっかりバトルスーツ着てますやん、思いが形になるんでしょ?年下の大輔に呼び捨てにされてるけどいいのかな。てか大輔がさん付けするほうが不自然かな?
●伊織:デジタルワールドへ行きたい気持ちより遅くなり母が心配するのを優先、真面目である。県道をたしなんでいるのが判明。「多少の危険は覚悟の上です」とは言ったものの、ピンチに直面すると。
●大輔:カイザーへの立腹ぶりは大輔らしい理屈抜きのもの。他は、京と伊織に華を譲ったというところか。
●ホークモン:戦士としての矜持が、のっけからパートナーたる子どもに否定され困惑。そこで空のナイスフォロー。女児にオスのパートナーデジモンは、初めて(デジモンに性別はないんですが)。「羽ばたく愛情・ホルスモン!」
●アルマジモン~ディグモン:アルマジモンはまんまアルマジロがモチーフ。ディグるとは、深く掘り下げて調べること。ディグモンのモチーフは昆虫のケラと思われる。のんびりしてて方言で面白くて、かわいい。お気に入りです。「鋼の叡智・ディグモン!」堅苦しい伊織との対比も、ゴマ丈コンビが思い出されて良し。
●ブイモン:物理的に手段がどうしようもないのに、カイザーの手下にはならないと宣言!気合入ってます。現実世界に戻ってきた時の幼年期が三体ともかわいいv
●ワームモン:例のとは別のセリフがあったので、逆に驚いてしまいました笑。賢ちゃんを守るつもりが、結果足を引っ張ることに。あとで怒られただろうに、その描写はありませんでした。
●光子郎:年長者なのに下敷きにされっぱなしで…かわいい笑。絵的にみるとヒカリと京の下敷きだから、中学男子としては役得と言えそうなんですが、そういうタイプじゃないか。
●デジメンタルアップ:叫ばなければいけないのが自分はちょっと気恥しい。アーマー進化への呪文のようなもので必要なのか。
<伊織の母(火田富美子):光明寺敬子さん>女優にして声優、演出家、「声の劇団イマージュ」代表。どれみやフルバなどの脇役もされている方。出番はごく少ないが、奥が深そうです。
次回予告:進化も超進化もできず、カイザーに追い詰められるタケルとヒカリ。だが、パタモンとテイルモンにも新たな進化が…!
2025.8.13. 記