デジモンアドベンチャー第7話

第7話「咆哮!イッカクモン」

脚本:大和屋暁 演出:小坂春女 作監:信実節子

もんざえモンの攻撃に、パルモンがトゲモンに進化して、黒い歯車は除かれた。

森の中が寒く、約2匹が元気。雪合戦だかまくらだと盛り上がる中、丈一人が野宿も食料調達も難しくなると難しい顔「僕が一番年上なんだから」。ところが、大雪原の中には、沸騰する温泉とこの寒いのに冷蔵庫。冷蔵庫の中には白い卵。「食べられるかわからないじゃないか」「泥棒と同じじゃないか」と丈が抵抗するも、非常事態だからと押し切られる。

目玉焼きに玉子焼きにゆで卵がたくさん。うまそう!確かに白めし欲しいね。浮かない顔の丈は「うちに帰ればこんな苦労しなくても済むのに」と口を滑らせ場が暗くなってしまう。もう4日経っている。

空が機転を利かせ目玉焼きに何かけて食べるか尋ね、太一はしょうゆ派、ヤマトはマヨラー、空はソース派、光子郎はポン酢を少々、ミミは砂糖、さらに納豆乗せだという。丈は「塩とコショウに決まってるじゃないか!日本文化の崩壊だ」との迷言でまた場を盛り下げてしまう。ちなみに私は、半熟の卵の黄身をケチャップと混ぜ白身に塗りたくるのが好き。ごめんね丈先輩。卵ってなんでも合うし。

「僕は落ち着いてるよ!いつだってね」興奮して言葉を荒げてしまい、後で一人座って石を投げる丈。

ムゲンマウンテンに登るか否かで口論する太一とヤマトを仲裁しようと割って入るがかえって逆上してしまう。「聞けよ俺も話も!」と俺発言まで出る始末。みんなをまとめられず責任を感じる丈。そして眠れずに、一人洞窟を後にしムゲンマウンテンへ向かう。そんなのゴマモンが承知するはずがない。2人のやりとりは実に心温まる。「それって手なんだ」は最終話につながる名言。半ばまで登ると、山がばっくり割れ、黒い歯車が飛び散る。2人はそこに確認に行くが、不審な点はない。

そこへ、成熟期・ユニモンが飛んでくる。水を飲む美しい姿。しかし、黒い歯車がめり込んで、目が怪しく赤く光る。

洞窟の空は、朝目覚めて地面に丈の書置きを発見する。

 すぐもどる
この場を動かず
 まっててくれ
   丈

(小説では書置きが紙に書いてあることになっている。)

ユニモンに追われ、退路も崩された丈。しかし、バードラモンとアグモンが助けに来る。だが苦戦し、丈は思わずユニモンの背中に飛び乗り、黒い歯車を外そうともがく「僕が一番大きいんだから」。そして振り落された時、ゴマモンがイッカクモンに進化し背中で丈を受け止め、ハープーンバルカンで黒い歯車は取り除かれた。丈に礼を言われ、照れ隠しするゴマモン、キュート。

3人が頂上へ着くと、ファイル島が絶海の孤島と知らされる。

丈先輩の活躍、この回で丈先輩好きが確定したと思う。また、ギャグキャラでなく群像劇の一人として丈を描こうとしたこの作品に惚れ込んでいく回だった。丈はドジだけれど真面目で慎重で、いつもみんなのことを心配している。ゴマモンも、からかっているようで丈の良さを一番よく分かっている。丈の活躍は、小説でも多くのページが割かれ、丈ファンの間でもっぱらの評判だったことを付記する。

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