デジモンアドベンチャー02第6話

第6話「危険なピクニック」

脚本:浦沢義雄 演出:今村隆寛 作監:海老沢幸男

ダークタワーを倒して、カイザーの支配するエリアを取り戻そうとする子供たち。 

飛行場に、ピンクの髪に星まで付けた腹出しド派手ファッションのミミ(前田愛さん)が到着、時刻は午後6時54分から、時差訂正で午前8時54分に。

ポテチの袋、サッカー雑誌、ユニフォーム、ボール、バッグ、空きびんと、散らかり放題の部屋で、チビモンにキックされ(チビモンかわいい)ようやく目覚める大輔。寝起きが悪いタイプなのか。ベートーベンの第九(小3なのに渋すぎる・・和風に雅楽だったりよりはましだけど)が流れる部屋から出て、伊織はリビングでウパモンを見つける。母は京のリクエストでかんぴょう巻を作っている。ヒカリはテイルモンを無理やりカバンに詰める。パタモンもタケルのリュックの中だ。京はアイマートで、ツナマヨおにぎり3個・おかか2個・ごくごくオレンジ1本・あんパン2個を仕入れ、母(鯨エマさん)に怪しまれながら「ピクニック」に出かける。学校前に集合し、子供たちは裏門からそっとパソコン教室に行き、ゲートを開こうとする。デジモンを家に連れ帰っているのは、GWでパソコン教室が使えないからか。

そこに突然、ミミが現われる。アメリカ東海岸在住(クリスマス編からしておそらくニューヨーク)だが、いとこの結婚式に仕事の忙しい両親に代わって参加するため帰国していたのだ(属性の紹介を平田さんのナレーションでしている;ある意味モンスターってこと?!)。お台場小の前を通ったら急に懐かしくなって。ミミも一緒にピクニックに行く事にする(デジタルワールドへの移動シーンにちゃんとバッグやリュックも描いてある)。普段はダークタワーを倒すが、今日はGWだし、ダークタワーのない安全なエリアを選んで来たのだ。パルモンミミは会えるだろうか。初耳みたいに言ってるけど、デジモンカイザーの事、ミミは知っていたんじゃ?

お昼を食べる子供たち、ミミはツナマヨおにぎり(120円、「普通のツナ缶を贅沢に使用」とあるが、他のコンビニのは違うの?)に大感涙。今は世界で日本食ブームだけど、この頃のアメリカにはツナマヨおにぎりないのかな。ホークモンはかんぴょう巻がお気に入り(和ものが好きな傾向がうかがわれる)。アルマジモンがかんぴょう巻を投げて渡してしまい、かんぴょう巻を取りに行くホークモンと京。乱暴に扱ってはダメと、アルマジモンは伊織に叱られ謝る。給食のトマトを残さないといい、きちんとした教育を受けているようだ。

探しに言ったミミは地面から落ち、ダークタワーのあるエリアに行ってしまい、ホークモンと京に介抱されるが、イービルリングで操られたゲコモン・オタマモンたちに襲われてしまうすると、蔓が伸びてきてミミたちを逃がす、パルモンが来たのだ。再会を喜び抱き合う二人、まじまじと見る京とホークモン。ミミは実はパルモンを助けに来たのでなくピクニックに来たと口を滑らせる。京は大輔たちに知らせるが、デジヴァイスの反応が弱い。

すると、仲良しゴキモンブラザーズ(兄:小栗雄介さん、弟:石塚堅さん)が現われる。小汚いデジモンに好かれるミミ、お約束。ドリームダストでゴミにまみれてしまうミミ。ドリームダストは、ただのゴミばかりか粗大ゴミまであり、ミミたちは逃げる。ダークタワーを壊さないとパルモンは進化できない。ブラザーズの仲の良さを見て、逃げながら京は自分がミミと姉妹だったら・・と妄想(なぜか瞳キラキラお姫様ファッション)しうっとり(さすが浦沢脚本)。よほどミミに憧れてるようだ。

ホークモンに促されホークモンがホルスモンに進化し応戦する。ミミは、京に指示してゴキモンブラザーズの攻撃を利用しダークタワーを破壊する。パルモンも進化し、ダークタワーは完全に破壊された。不機嫌になるカイザー。賢「不愉快なGWになってしまった。帰る!」ワームモン「賢ちゃん、もう少し大人にならないと」うわー、賢ちゃんに聞こえてたらひどい目に逢いそうなこと言う;敵のエリアが消え、京たちの無事を知る大輔たち。とんだGWだった。

ゴキモンブラザーズはイービルリングをはずされると、大ゲンカを始める。イービルリングがあってよかったのか悪かったのか・・・。子供たちは合流し、ゲコモンたちは無事解放された。このエリアはパルモンが守ることにする。帰りに、ミミさんに会えて楽しかったという京。純真の紋章の後継者であることが暗示される。ミミのバッグはカッコいい。このタイプが流行り始めたのは実際この頃だ。

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