デジモンアドベンチャー02第7話

第7話「ヒカリノキオク」

脚本:前川淳 演出:角銅博之 作監:竹田欣弘

新・旧選ばれし子供たちは、光子郎の指示通り次々とダークタワーを破壊しエリアを開放していく。

今日は壁とドームに囲まれたある都市(フルメタルシティ)だが、ガードロモン(成熟期)が次から次へと現れるため、デジモンが退化してしまい撤退を余儀なくされる。みなテレビ画面に吸い込まれるが、最後のヒカリとテイルモンだけがガードロモンの攻撃で逃げ遅れてしまう。ヒカリはDーターミナルで

私は無事です
心配しないで。

とメールを送信する。パソコン教室で、責任を感じたタケル(ヒカリは無印での、初めての男として守るべき存在というのが念頭にあるのだろう)はさっきのゲートは閉じているが隣のエリアから行く、と即決でゲートをくぐり、大輔もそれに続く。しかし、伊織は、もうすぐ夕食の時間だから自分らは残って太一たちに知らせるべきだと京に言う。さすがしっかり者。丈先輩なら「6年だから」と責任を感じそうだが、京はそういう面はあまりない。

大輔はヒカリちゃん恋しさとタケルへのライバル心に、コインの裏表でタケルとどちらが助けにいくか決めようともちかけるが(よーやるよ)、両方表なのを見抜かれ、タケルと一緒に行く事になる。(「カドエツ」で売っていたというコイン、実際にはお台場にはスーパーのマルエツがあった。)パタモン「はじめっからそうすりゃいいのにバカみたい」と、黒い発言。

テイルモンがネフェルティモンに進化して探すが、テレビはない。

ワームモンに「賢ちゃん」と呼ばれ「その呼び方はやめろと言っているだろう」と怒るカイザー。でも多分その呼び方にワームモンはこだわってるんだよね。「あいつをテストしてみよう」と選んだデジモンは、管理の番号からして完全体・・

伊織は太一に公衆電話で電話し(家族にわかるようにDターミナルは使わない)、京はアイマート(愛と純真のお店)で食料を調達する(京の父:遠近孝一さん)、父さんに何か頼まれたけど・・忘れちゃったvとアバウトな性格。太一は、ヒカリを友だちの家へ迎えに行くと母にウソをつき、ヤマトと会い、役割分担する。

門の見張りをしているのはガードロモン一体だけで、確実に仕留めないといけない。このエリアなら、とパタモンはエンジェモンに通常進化し、その神々しく強そうな進化に大輔口をあんぐり。エンジェモンは一撃でガードロモンを開放し門を開くが、都市の中に入るとパタモンに戻ってしまう。ヒカリのパートナーが「エンジェウーモン」に進化できる「僕たちお似合いなんだよね、タケル」(パタモン、また黒い・・)と聞き、大輔はショックのあまりブイモンにウルトラエンジェモンになれと無理難題を言う(一応頭の中でどんなビジュアルか想像してみましたが;)。ブイモンも大変だな。大丈夫、この先すんごい進化できるようになるから¥(^^)¥

ヤマトは、大輔の帰りが遅くなる事を知らせに本宮家に行くが、ジュンにウソがばれてしまい(鋭い勘!)、デートの約束をさせられてガックリ(この押しの強さも、おそるべし)。お台場はもう暗く、京はパソコンルームでデジモンたちに食事を食べさせていると、伊織が太一を連れてくる。

カイザーが選んだのは、アンドロモン。

フレイドラモン・ぺガスモンに進化し、大輔とタケルはヒカリを探す。移動するのにフレイドラモンが大輔を抱きかかえるのがいい。大輔がヒカリを見つけるが、ヒカリはガードロモンの攻撃を受け、地面に落ちてネフェルティモンは退化してしまう。ヒカリを助けると、大輔はタケルより自分の名前を先に呼んでくれたことに気をよくする(単純だなあ)。そこに現れたのはイービルリングをつけた完全体・アンドロモン(梁田清之さん)だった。 フレイドラモンもぺガスモンもスパイラルソード一撃でやられ退化してしまう。ヒカリは、あの時のアンドロモ ンの個体だとなぜか感じる(例によって体質的に)。

アンドロモンは知的なデジモンだ。操られているとはいえ、大輔のゴーグルを過去のデータと照合する。京、伊織、太一も駆けつける。ディグモン「じゃじゃーん、腹いっぱいメシ食ってパワー全開のディグモン様だぎゃ!ゴールドラッシュ!うえ、ちいとも効いとりゃせんがや」のセリフが愛嬌あって面白い。完全体はやはり強い(しかも歴戦の勇者の一人だし)。アンドロモンは太一の顔も照合した後、ヒカリの体を持ち上げ認識する。ヒカリのこぼした涙「みんなで写真撮ったよね」とデジヴァイスの光とともに、アンドロモンはみんなで記念写真を撮った記憶がよみがえり、正気に戻ってイービルリングを自ら破壊する。そして、憎きダークタワーをガトリングミサイル一撃で破壊する。ガードロモンのデータを元に書き換え、この都市を守ることにする。

現実世界へ帰ると、パソコンの前に誰もいないなど不用心だと光子郎が怒っている(怒れるのも、成長の証かな)。光子郎は、アメリカの友人に新しいデジヴァイスの解析を頼んでおり結果が来たという。Digital・Ditect(見つける、発見する、検出する)・ Discover(発見する)という名前のようなものがその情報に刻まれており、D-3とこれから呼ぶ事にするという話だったっが(ネーミングが光子郎じゃないどこの誰ともつかぬ人なのがちと惜しい)、話が長引きそうなので皆夕食に帰る事にする。

結局家で父に夕食作りをしているヤマトは、ジュンの事を考え料理を焦がしてしまう。モテるって大変だね。

賢の夕食は、ハンバーグと目玉焼き、サラダ、味噌汁だが、母は腫れ物に触るようで、賢は親と食卓を囲んだりはしない。完全体を操るにはイービルリングでは不十分だ、さてどうしようか・・・

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