第11話「青い稲妻ライドラモン」
脚本:吉村元希 演出:芝田浩樹 作監:出口としお
暗黒進化させれれたメタルグレイモンを、太一は攻撃できない。ヤマトは太一を殴って(ナレーションでは「苛立ちを感じ」てとあるが、私には動揺する太一を極めて冷静に殴ったように見える)、アグモンを取り戻す決意をする。
イービルリングをはめられ、デジタルワールドを跋扈するメタルグレイモン。カイザーは黒いエリアを次々増やしていく。
トロッコに乗る太一たち。伊織が光子郎からカイザーが南へ進撃中だとメールを受け、テントモンの言うとおりこのままトロッコで進む。ヤマトは、テントモンにガルルモンを探すよう頼む。アグモンと戦うかどうかについて、大輔(味方を傷つけまいという気持ちが強いのは大輔らしいけど、第10話で納得して済んだんじゃなかったの?)はタケルとつかみ合いのケンカになってしまうが、太一はケンカをとめるなと言う。「ケンカもしないでいたら、一生友達になんかなれないんだ。だからどんどんケンカしたほうがいい」と笑う。
テントモンは、ダークタワーとイービルリングだらけに驚き、ガルルモンを探すのを急ぐ。
伊織のD-3にデジメンタルの反応があり(なぜ大輔じゃないの?)、土の壁に友情の紋章が刻まれている。そこには、友情のデジメンタルがある。太一「俺とヤマトがケンカばっかりしてきたっていう証みたいなもんだよ」ヤマト「つまんない事でよくもめたよな」(ヤマトがこんなこと言う日が来るなんて・・。ずいぶんこなれたもんだ。)ヤマトがまず持ち上げようとするが、持ち上がらない。伊織も。皆もダメだ。最後の大輔は「俺友情とかそういうの全然わかんないし」と言う。太一「わかんないからいいんだよ」そう、わからないってことは開発される可能性があるってこと。太一とヤマトに力ずくでやらされたが、持ち上がらない。ほっとする大輔。
突然フライモン(成熟期)が現われ、ハウリングノイズで攻撃してくる。毒針を受け、パタモンが傷を負う。フレイドラモン、ホルスモンに進化するが攻撃は外され、再びハウリングノイズをかけられ、パタモンは連れ去られてしまう。
追っていくと、メタルグレイモンに乗ったカイザーが現われる。みんなの目の前で二つ目のイービルスパイラルにパタモンを利用しようというのだ。攻撃をためらう大輔は、パタモンを助けたいタケルとまたケンカになる。タケルはパタモンを助けようとカイザーの方へ飛び出すが、ガルルモンが急襲しパタモンを助ける。身を挺してパタモンを助けようとしたタケルの気持ちも、俺のこと守ってくれるかと問うフレイドラモンの気持ちにもこたえられず大輔はとまどう。カイザー、「ねずみども」っていってる、「虫けら」以外の言い方もするのね。
ヤマトを乗せたガルルモンにディグモン、ネフェルティモン、ホルスモンが加勢するが、イービルスパイラルはなかなか壊れない。まだためらう大輔に、フレイドラモンはブイモンに退化してしまう。大輔「タケルはそして太一さんは俺が考えていたよりずっとデジモンとの絆がしっかりしてるんだ。口で言うよりずっと大変な思いだったんだ」「俺はタケルの気持ちもわかってやれなかったのに、パタモンを助けてやることもできなかったのに」自分は本当に仲間を想っていただろうか。「ちくしょう、俺って情けねえ―!」と叫んだ大輔のD-3が輝き、友情のデジメンタルが浮き上がって大輔のもとへ。ここで初めて、デジメンタルに一人につき二つ目がありうる事が判明する。
ブイモンは友情のデジメンタルでライドラモンにアーマー進化し、イービルスパイラルにブルーサンダーを一撃するが、壊れない。大輔は決心しライドラモンの背に乗り「俺にもできるはず、いや俺にしかできない」、ガルルモンと一緒に攻撃し、フォックスファイヤーで体勢を崩したところにライトニングブレードでイービルスパイラルを破壊。ようやくアグモンを取り戻す。メタルグレイモンに乗っていたカイザーは、エアドラモンがキャッチ。成功したのに、大輔茫然自失。なんかこの回、ヤマトのスキンシップ激しいな。タケルには何にもしないし。
退却中、ワームモンが「仲よくした方が力を合わせて強くなれるのかな」と言うが、カイザーは認められない。
パソコン教室、この先も、油断ならないと光子郎。チビモンは自分の力だけじゃなく他のみんなの力を感じたと言うが、大輔は俺のおかげだと調子づいて皆に笑われてしまう。