デジモンアドベンチャー02第16話

第16話「サブマリモン海底からの脱出」

脚本:まさきひろ 演出:川田武範 作監:信実節子

最初に言っておきますが、この回は大好き。丈と伊織とサブマリモンのいいところが一杯見られるから。サブマリモンはデザインも性格も大好き、乗ってみたい。腹ばい、萌える。人間が乗れる仕様のデジモンは珍しく(あとインペリアルドラモンとメカノリモンぐらいか)、カッコいい。丈先輩も優しくて穏やかで頼りになって、最高。熱血ヒーロー系より、私は誠実がいいです。誠実のデジメンタルが大トリ!!

大輔と京は、二つ目のデジメンタルを手にする。残る誠実のデジメンタルはどこに。

海底油田に閉じ込められ、メガシードラモンに見張られている子供たち。襲ってこないのは、酸欠が時間の問題だからだ。うずくまり自分を責める伊織。数時間前、海底油田でデジヴァイスの反応があり、伊織が自分のデジメンタルだと焦って入ってしまったのだ。

カイザーは、他に関心がありメガシードラモンにそこを任せる。メガシードラモンは油田の海上の部分を壊し、壁の方も傷をつけそこから海水が入ってくる。非常用シャッターを閉め難を逃れるが、上への退路は断たれた。

パタモンが何か見つける、緊急用脱出ポッドだ。が、一人用が1台しかない。ヒカリ、京、タケルが、伊織に乗るよう言うが、伊織は固く拒否する。京のアイデアでくじ引きに見せかけるが、いかさまを伊織に見破られ、タケルと大輔が力ずくでポッドに伊織を押し込む。メガシードラモンが離れた隙に、ポッドは出発する。

ODAIBA T.D.W. GARDENというマンション(自宅)へ伊織は走る。丈の携帯は繋がらず、「城戸」と「品川の塾」を手掛かりに電話をかけまくる。場所をつかんだ伊織はエレベーターで母・祖父と鉢合わせる。母に「信実さんのところにお使いを頼みたい」と言われ、断る理由を言えない。しかし祖父が「言えないならそれでもいい。嘘をつかれるよりな。嘘だけはいかん。嘘だけは・・んん?」とチューチューゼリーを飲みながら助け舟を出してくれ、伊織はエレベーターに乗る。(私はこのお母さん、あんまり好きでない。伊織を心配ばかりするようでそれ以上の親としての顔が見えてこないから)

油田の大輔と京は互いに苛立ちケンカしてしまう。アルマジモンのしりとり歌合戦という呑気な提案は退かれる。なぜ呑気かというと、伊織を信じてるからだというアルマジモ。でも、酸欠がやってくる事実を否定はできない。 下の方から音がする、タケル?

「英数進学 川田塾の夏期講習」に着くが、伊織は「試験中は呼び出せない規則」と言われる。みんなの命が、でも嘘はいけない、どうすれば。

タケルは床を掘っている、この下にデジメンタルがあるかもと。こんな状況でも希望を持とうとするタケル。みんなも一緒にやり始める。

悩んだ末、丈のお父さんがと嘘をつく。伊織は何度も謝りながら、丈と一緒に走る。途中で丈は止まり、光子郎に電話で何かを頼む。

油田では、誠実のデジメンタルが掘り起こされる。アルマジモンの妄想では、金髪ロン毛の美形9頭身キャラになる予定(笑)。(大輔の想像は結構近い、アーマー体じゃないけど)そんなわけないと、子供たちに笑いが戻る。でも、心身ともに限界が近い。

そこにイッカクモンが助けに来るが、相手は完全体。勝てたのはズドモンの時だ。苦戦するイッカクモン。油田へ、ホエーモンに乗った丈と伊織が突っ込んでくる。光子郎に頼んでテントモンに連絡してもらったのだ。さすが冒険の経験者、頼れる―!!。ホエーモンは無印の個体とは別かデジタマから孵ったのかは不明。

誠実のデジメンタルを持ち上げる事を、伊織は拒否する。そのデジメンタルのせいでみんなをこんな目に会わせたのだからと。だが丈は、誠実のデジメンタルを海の藻屑(いつもわかんなくなっちゃうんだよね私、もずくだったっけ?て。もくずです。)にするわけにはいかないと、伊織の手を引く。(Sevenのアコースティックヴァージョンが流れる。)伊織は、みんなをこんな目に会わせた事にまだこだわり、「それに僕、嘘ついちゃったの。嘘だけはいけないって、おじいさまに言われたのに!だから・・・僕には誠実のデジメンタルを持つ資格なんてないの」(敬語でなくなってぐちゃぐちゃでかわいい)「嘘にはね、ついて悪い嘘と、ついていい嘘があるんだよ。人を傷つけるウソと、人を助けるためにつく嘘」と丈は諭し、「少なくとも僕は君の嘘で傷ついてないし、逆に嘘をつかなかったらどんなことになってたか」とフォロー。手放してはいけない事と手放すべき時がある事を伝える。伊織はやっとデジメンタルを持ち上げる。

アルマジモンはアーマー進化しサブマリモンになる。子供たちはホエーモンの中へ避難し、伊織はサブマリモンに乗り込む(操縦は難しくないのかな?)。イッカクモンがおとりになり、サブマリモンがオキシジェンホーミングで攻撃し、サブマリンアタックでメガシードラモンのイービルスパイラルを壊す。海上の子供たちは、メガシードラモンがおとなしくなったのを見届けて喜ぶ(本人もうれしそう)。

カイザーは着々と「計画」を進めている。(画面には、モノクロモンとエアドラモン)

サブマリモンは伊織を海中散歩に連れ出す。流れる曲はボレロ。サブマリモン「海ってこんなに広いだぎゃ」伊織「ああ、静かで美しい」。 柔らかで大きく深い海は、ともすれば硬く狭量になりがちな伊織に何を伝えただろうか。(普通にデジモンじゃない海の生き物がたくさんいますけど;)

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