脚本:吉村元希 演出:芝田浩樹 作画監督:出口としお 美術:清水哲弘 <2000.7.30.放映>
海底油田で伊織は、誠実のデジメンタルを手にし、アルマジモンがサブマリモンへアーマー進化した。これで、8つのデジメンタルが揃った。
タイトルコールはヒカリ。球体に映るフジテレビ社屋のシルエット。サブタイトルは、野田順子さんが参加していたゲーム「ときめきメモリアル」が元ネタ。思い出の詰まった記念日・1999年8月1日をめぐるお話。
●大輔:ヒカリとタケルの絆が深いのは、タケヒカ推しとしてうれしいのだが、大輔がそれを見て焦る姿をギャグで扱うのは、主人公として情けなくちょっとかわいそう。おまけに分数が苦手なのも笑われちゃうし。主人公にはもう少し華を持たせてほしいと個人的には感じる。けど、そんな面があるから、大輔の良い面が引き立つのだろうか。
●ヒカリ:「デートとかそんなんじゃないよ」と言いつつも、タケルとだけハチブンノイチ計画を立てていた想い。小学生が手帳でスケジュール管理してるのに驚き。几帳面なのか、そんなにスケジュールがあるのか。開いたページには、5日「自由研究 博物館」、7日「プール」と記載が。それなりに忙しいんですね。
●伊織:カイザーの動きがないのに気づいたり、パソコン教室が使えない情報を持っていたり、イチブンノハチに同意する、8月1日が何の日か言い当てる、自宅からDWへ行く不便など、常に冷静で知的。
●ヤマト:202号室に在住。壁にはフジテレビのカレンダー、「YAMATO」と記載のあるバンドのポスター?、リビングダイニングには荷ほどきを終えていない段ボールが数個、洗濯物の山、洗ってない食器。「織姫彦星」発言はヤマタケ、タケヤマ派狂喜v ラブい!作った夕食は、タケル様ご招待スペシャルディナー、激辛カレーライス。激辛イケるんだ。小学生のタケルはともかく、親父殿も面食う辛さ笑。ちなみに私も夏に夏季限定のLeeを確保するほどの激辛好きだったんですが、老いとともに食べられなくなりました。どうでもいいことなんだけど、ヤマタケはカレーライスを完食したけど、食卓にグリーンサラダが残っている。先に食べないの?父親の分だけ残してる?8月2日はタケルと渋谷でパンプとゴツをしのびました。
●タケル:「僕たち」つまりはヒカリ込み、大輔が動揺笑。二人でいるのが当り前なのがタケヒカ推しとしてはうれしい。記念日当夜、石田家に3年ぶりに来訪。男所帯の雑さが気になるのは、母にぬくぬくと面倒見てもらってるから。それはヤマトが弟を思いやって選択した結果。ヤマトはそれで淋しい思いはしただろうが、タケルを守れたのだから後悔はしていないと思う。「何でもいいよ、お兄ちゃんの作ってくれるものだったら」「言ったな、覚悟しろ」ラブラブっぷりは見ていて愛おしい。
●ミミ:記念日に合わせ帰国。純白のキャミソールワンピ、ロングブーツ、腕輪でド派手なファッション。ピンクのテンガロンハットは、同じものを買い直したのだろうか。
●空:お姉さん的発言は健在。サッカーからテニスに鞍替えしただけでなく私服もパンツルックからミニスカートに変化、8月2日はミミ、京と再建された東京タワーへと。
●光子郎:D-3を使って、パソコン教室以外のパソコンでもゲートが開くという仮説を、実験。大輔のD-3で確かに開き、立証できた。
ここで気になったのは、八神家の子ども部屋に二段ベッドはあるが上段には荷物が置かれカーテンがかかり下段しか使ってない様子だし、机は一人分(主は太一のよう)になっていること。思春期を迎え太一とヒカリは当然ベッドと部屋が別になった模様。だが八神家のマンションの間取りでそれは難しいのでは。夫婦の寝室をヒカリに与えて、父のパソコン部屋を夫婦の寝室と兼用にしたとか?
●丈:8月2日は和世田進学塾で数学を受講。1日と3日は都合付けてくれたが、相変わらずお忙しい。太一が大輔に期待するのはキャラソン「新しい太陽」から見ても明らかだが、台場で丈が(伊織でなく)大輔にはっぱをかけたのは少し意外であった。のちの「ディア逆」での丈の大輔(と賢)への熱量が思い出された。
●地岡:CVは菊池正美さん。愛煙家で(現在、敷地内喫煙所があり。この頃は室内でも吸えたんですね)銘柄は「GASTER」。CASTERのもじり。キャスターの命名は、「ニュースキャスター」からの引用なので、報道マンとしてドンピシャ。ディレクターとしての初仕事が「ふしぎ世界 ビリ―ブ・オア・ノット… 『謎の生物!アメリカハコムシを探せ!』」なる番組。アメリカハコムシについては、前話の次回予告参照。通例通りお祓いをしておけばよかったのか、謎の影が映り込んでいるホラー。8月3日に放映を控えてるのに、とんだ災難。私は菊池さんのお声をたくさん聴けるからいいですが。他の番組にも影、建て直したばかりなのに呪われてるのかフジテレビ?!
●裕明:局に幽霊騒動でお疲れ気味、息子らには取り合ってもらえずお気の毒。普段、父親の権威はあまりなさそう。いざという時は間違いなくカッコいいけどね。
●櫻田:媒体をカセットテープからMDに進化。デッキはwaiwa(aiwaのもじり)。でもお経は今回幽霊騒ぎに効かず。幽霊の正体がバケモンではないので。
●屋形船:船体に「かたぎり」とあるが、調べても詳細は不明。膨大な情報を聞かされ、圧倒された大輔、京、伊織。ずらりと横並びに総勢11名と5体。その背景に、画面を横切り進む船の動き。「何だか当てられちゃったと言いますか」「なんかお腹一杯って感じ」「もう何話されても頭に入らねぇ」。踏ん張れ、新選ばれし子どもたち!私も無印を短期間に一気見して自分が大騒動になったから、わかる。命懸けで、相手を殺すことも含めて語られたのだろうか?
●ウィザーモン:8月3日、フジテレビ周辺の天気が急に変わり、黒雲が現われ雷が鳴る。フジに落雷し、社内では黒い影が飛び回っている。裕明にここでかつて介助されたその人。テイルモンを呼ぶ黒い影の正体は、敵ではなくウィザーモンだった!デジタマに戻れていないんだね、この世に思いを残した人間が転生できず幽霊になるみたいに。それともそもそも異界からデジタルワールドへやってきたからなのだろうか。命日に悲しくも意義深い再会。
どうしても伝えたいこと「今君たちが持っている力だけでは勝てない」「敵は今見えているだけの相手ではない、もっともっと大きな闇を引き込んでいる、闇を力だけで追い払うことはできない、闇に呑み込まれた者を本来の姿に戻すには」「優しさが黄金の輝きを放つ」「優しさだけではいけない、それだけでは。黄金の輝きが必要なんだ」「時は迫っている。急いで、君たち」「テイルモン、頼むよ」「急いで」。
テイルモンとウィザーモンは手を差し 伸べるが、ウィザーモンの体をすり抜けてしまい、ウィザーモンは去った。テイルモンは涙する。ヒカリが赤いバラの花を手向ける。普通弔事なら白い花だと思うんですけど;それに、ウィザーモンに華やかな赤いバラは似合わない気がする。ヒカリのチョイス?なら意外。もっとしおらしい花を選びそうなのに。きっとまた会える。テイルモン「ウィザーモン、ありがとう。あなたがくれた命は決して無駄にはしない」。「闇に呑み込まれた者」とはカイザーのことだろう。カイザー以上の敵、黒幕がいる事が示唆される。「優しさが黄金の輝きを放つ」、どういうことなのか謎だ。
放映当時、球体展望台にコーンスープ(ウィザーモンの好物とされる)や赤いバラを供えるファンもいたそうです。ウィザーモン、出番は少ないが存在感が大きい。どんな形でも、再登場してくれたのはありがたい。メッセージの真意は、カイザー打倒の際に詳細は明らかとなる。 しかし、上記のような情報をウィザーモンはどうやって手に入れたのだろうか。単に再登場させるための口実??
次回予告:次回のサブタイトルは「カイザーの基地を追え!」。ウィザーモンの助言を得て、カイザーとの決着を予感する子どもたち。乱立するダークタワー、支配を強めるカイザー。キャンプを装い準備を整え、いざDWへ!
2026.6.30. 記