第22話「豪勇進化!エクスブイモン」
脚本:浦沢義雄 演出:川田武範 作監:八島善孝
奇跡の進化でマグナモンがキメラモンを倒す。デジモンカイザーは―乗寺賢に戻り、デジタルワールドを去った。
こうきた後に浦沢脚本ですか、なるほど。刺激が強すぎると子供によくないのでしょう。
国語の時間、伊織は音読している。机の中ではウパモンが、その文に感激している。京は理科の実験中で、失敗して爆発を超こす。ヒカリは体育の授業でダンスをしている。天井にいるパタモンとテイルモンが踊り出し、チビモンはやきもちを焼く。タケルと大輔は体育でバスケットボール。ヒカリが見ている中タケルはシュートをきめ、いいところを見せようとした大輔はドジって転んでしまう。
放課後はすぐパソコン教室からデジタルワールドへ。「デジタルワールドがこんなに荒れちゃったの、俺たちにも少しは責任あるからな」復旧作業に来たのだ。山岳地帯はタケル、都市は伊織、田園地帯はヒカリ、湖は大輔、海岸地帯は京が。驚かせたり操られていなければ、みんな基本いいデジモンらしい(レッドベジーモン、ガジモン、バケモンなど)。
作業中のヒカリの所に、タケルがやってくる。タケルが気になることがあると言う。ゲートが開くということは、まだ僕たちがデジタルワールドに必要とされているからではないか、つまり新たなる危機が迫っているのではないか、この事をみんなに伝えた方がいいと言う。(そうだよな、ウィザーモンも「見えるものだけが敵ではない」と言ってたもんな。)
大輔はブイモンに「ヒカリちゃんとタケルはどうして仲がいいんだろう」と悩みを打ち明ける。パタモンとテイルモンも仲がいい。そこで二人で協力してヒカリちゃんと仲良くしたい(二人とも妄想中)、そのためにはブイモンが成熟期に進化してウルトラエンジェモン(またかい;)とかになっちゃったりして!
そこに、巨体のデジモンが襲ってくるが、ブイモンは進化できず目を回す。それも当然、そのデジモンは大輔がヌメモンとレッドベジーモンたちに頼んで演じさせた偽デジモンだったからだ。大輔が「お前が悪いんだ」と言いがかりをつけ、怒ったブイモンは大輔を追いかける。これも大輔の作戦で、吊り橋を壊し(復旧作業に来てるのに;;)ピンチになってブイモンが進化するんじゃないかと。でもうまくいかない。もうみんなの所へ戻ろう。(暗黒進化しなくてよかった。)
その時、上から落石があり(これは「進化する練習の作戦」じゃないよ)、大輔たちが逃げると、トータモン(成熟期)が用を足すところを目撃してしまい、トータモンを怒らせてしまう。
タケルとヒカリは、ヌメモンとレッドベジーモンから大輔の事を聞き、あきれてしまう。そこに大輔とブイモンが逃げてくる。事情を説明すると、タケル・ヒカリに見た方が悪いと言われてしまう。さらに追ってくるトータモン。大輔たちは伊織に助けを求めるが、剣道で勝てる相手でないと逃げられてしまう。今度は京の所へ行くが、ホークモンに遊んでいないでと怒られてしまう。結局誰も本気で助けてくれない、ちょっとひどいんじゃ;;山へ逃げると、崖で行き止まりだ。
大輔は謝る。見たのは悪かった、「でも俺たちを襲う前に手を洗ってくれ」「その方が衛生的だとブイモンも思うだろ?」と言い出す始末で、トータモンをよけい怒らせてしまう。追い詰められた大輔とブイモンは、進化して成熟期のエクスブイモンになる。エクスレーザーでエクスブイモンが勝ち、崖の下へ落ちたトータモンはまたおしっこし(今度は見ません!)何と川で手を洗った!話せばわかる奴だったんだ。何ともいえぬなりゆきで進化したブイモン・・。これじゃエンジェモンと比べ物にならないけど、大輔らしいといえばらしい。
みんなの所へ戻る大輔とエクスブイモン。エクスブイモンの最初の役目は、戦いでなく復旧作業になりそうだ。エクスブイモンは逞しくかっこよかったけど、進化のプロセスがちょっと脱力してしまう話だった。