デジモンアドベンチャー02第24話

第24話「大地の装甲アンキロモン」

脚本:吉田玲子 演出;今村隆寛 作監:出口としお

賢はワームモンの生命に触れ、やり直す決意をした。

ビルの屋上に、帽子をかぶった女の影が。

一乗寺家の夕食は、今日もハンバーグだ(賢ちゃんの好物なのか?ご飯粒も残さないでね賢ちゃん)。親に気を使っておかわりをする賢。ようやく当たり前の日常が戻ったのに、何なんだあの女は。そしてこの両親、悪い人じゃないのは十分わかるんだけど、なんかこうしっくりこない事ばかりしていて賢ちゃんかわいそう。

部屋ではリーフモンから幼年期②に進化したミノモンが待っている。賢とはすっかり打ち解けた様子。夜中に賢が起きると、パソコンの前に赤い服を着た見知らぬ女が立ち、パソコンは起動している。名乗らずに、「君はお払い箱よ」と女は言う。賢はあのメールの主かと直感するが、女は消えてしまう。新たな闇が、動き出している。

子供たちは、デジタルワールドの修復作業をしている。ダークタワーはまだあるが、街の修復を優先しよう。賢はこれからどうするのだろう。大輔「あいつにも手伝わせればいいんだよ」。伊織は、賢の事をどうしても許せないと言う。

お腹ぺこぺこで、子供たちは帰宅し伊織は道場へ行く。「追跡 失われた天才」という賢の新聞記事を見る伊織の目はきつい。道場で、伊織は面ばかり。稽古が終わり、チューチューゼリーを出す主税。この食感に、わしもまだまだだと感じたという。

その夜大輔とチビモンはお休み中。京はポロモンに腰のマッサージをさせている。タケルは積木をするが、パタモンのくしゃみで崩される。ヒカリとテイルモンはアルバムを見ている。伊織はウパモンにおはぎを食べさせている。

翌日も、子供たちはデジタルワールドへ。昨日直した幼稚園には園児がたくさん戻って大騒ぎ。さて今日も頑張るかとブイモンが進化しようとするができない。タケルがこっそり試すが、パタモンもやはり進化できない。ダークタワーが機能を回復したのかもしれない。

ダークタワーの下で、あの謎の女が笑っている。

大輔とブイモンは、幼稚園児の世話を任され、赤ちゃんデジモン(プニモン)たちは大喜び。うるさいだけなんて言ってた大輔だが、サッカーごっこで結構盛り上がり、ベビーシッターは適任だ。(門の文字は「でじもんようちえん」)

地下水道を担当する伊織とディグモンは、サンダーボールモン(成熟期)に攻撃される。イービルリングもイービルスパイラルもないのにどうして?戦っていいものか伊織はためらうが、水道が崩れディグモンはアルマジモンに退化してしまう。「戦えない」と伊織が思ったとき、アルマジモンが成熟期のアンキロモンに進化する。アンキロモン(どっしりモグラテイストがかわいくて大好きv)は、戦わずに追い払ってみると言う。伊織は突然空中へ飛ばされるが、緑色のデジモンに助けられ、アンキロモンに渡される。緑色のデジモンはサンダーボールモンと戦い、殺してしまう。緑色のデジモンは、賢のワームモンが進化したデジモンだった(うっそー、かっこよすぎ!今までがキモかっただけに)。何も言わず立ち去る賢とワームモン。伊織は、賢がなぜ自分を助けたのか、納得がいかない。悪を憎む気持ちはいいが、なぜ悪に染まったかについて身になって考えようとしない、また、罰するだけでなくその後のフォローについて考えていない、のがこの時の伊織の幼さだ。

伊織が、昼間あったダークタワーが今ない事に気付く。だからアンキロモンに進化できたのだろうか?

夕暮れの中、賢はワームモンをいたわる。「あいつ、取り逃がしちゃったね」とワームモン。あいつって誰?

道場で、伊織はまた面だ。昼間の賢の事が気になり、心が落ち着かないのだ。主税に「もっと柔らかな心と頭を持て」と指摘され「チューチュ-ゼリーのようにですか」と答える。主税一本取られたり。伊織、冒険で少し成長したのだろうか。

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