第25話「大空の騎士アクィラモン」
脚本:まさきひろ 演出:梅澤敦稔 作監:清山滋崇
伊織とアンキロモンをサンダーボールモンから救ったのは、ワームモンの成熟期・スティングモンだった。子供たちはその事実に驚き困惑した。
ヒカリと給食を運んでいる大輔は、賢の事を助けてくれるなんていいとこあるよなと言うが、ヒカリは気のない返事。賢の本心がどこにあるのかわからない。大輔は伊織にも「昔の事は水に流して」と言うが、やはり伊織は納得できない(胴着だけどこの学年で、剣道部の部員なのだろうか?)。京も、賢がサンダーボールモンを殺したことに引っ掛かりがある。タケルも賢の仲間入りには反対だという。ダークタワーの機能がなぜ回復したのか、なぜ消えたのかはわからぬままだ。(大輔は自分の信念を曲げず賢を信じて、でも皆に自分の考えを無理強いしないところがすごいと思う。)
賢の成績は20位から落ち、生徒の噂の種になる。下校すると、けじめをつけたい大輔が、道で待っている(ランドセルってことは、お台場から下校したまま田町へ??すごい距離なんですけど。)。大輔は、機会は用意するからみんなやデジモンに謝ってくれと持ち掛け、賢は承諾する。そんなことで許されると賢は思っていない。同じ選ばれし子供じゃないかという大輔。謝るが仲間にはなれないと賢は言う。少し時間が必要なんだと大輔は理解する。それを、タケルとパタモンが見守っていた(タケルの立ち位置から言って、納得。タケルも賢の心の変化を感じてはいる。)。
京は、長姉の百恵(夏樹リオさん)に大事なのは自分の気持ち、許すか許さないのかと言われる。次姉の千鶴(夏樹リオさん)は、双子座AB型の占いの恋愛運を伝える(まさか未来にああなろうとは。ちなみに、デジモンシリーズで星座と血液型の設定が出てくるのはこのシーンだけらしいです)。兄の万太郎(高橋直純さん)には、後悔はするなと言われる。きょうだいが多いっていいな。そんなに気になるなら直接聞いたらとポロモンは言うが、京は賢の連絡先を知らない。いや雑誌に載っていたが・・・
ステイングモン(ここでようやっと紹介あり)はスナイモンを倒す。乱立するダークタワー。デジタルワールドで賢がすべきことはまだたくさんある。
ユキミボタモンにミミ(またド派手ファッション^^;)はマシュマロを焼いてあげている。ハーブを摘んでいたパルモンは、人間(しかも大人)の姿を見て驚く、その女(山崎和佳奈さん)は自分の髪の毛を抜きダークタワーに刺すと、ダークタワーがデジモンに変化した。大変なことを目撃したパルモンは、急いでミミのところへ戻るが、ゴーレモンにやられてしまう。ゴーレモン(成熟期)がダムを壊すのを止めないと。
ミミの叫びが日本の子供たちに届き、子供たちが駆けつける。ダムを壊されると、下流の街が壊れてしまう。ゴーレモンにはイービルリングもイービルスパイラルも見当たらない。しかも強い。結局ダムは壊される。ネフェルティモンがロゼッタストーンで穴を封じ、流れた水をライドラモンたちがせき止め、ディグモンがビッグクラックで川底に穴を開け、水はせき止められた。だがゴーレモンはやる気だ。だから大輔が本気でと言うと、京が「殺すってこと?」と異議を唱え、皆もめてしまう。伊織は絶対に殺さないと言うが、大輔は「倒さなきゃいけない理由があったんだ」と賢を弁護する。迷う京。倒すしかないのだろうか。
(02では、無印と違ってデジモンは人間にとって友好的か中立的で、手出ししなければ敵ではないというのが前提だ。)
ミミは迷わず賢にメールする、街を守るために。デジモンたちはゴーレモンにやられ、退化してしまう。ゴーレモンを止めたのは、駆けつけた賢とスティングモンだった。「頼りになる仲間じゃない」とミミ。失神していたパルモンが気が付き、あれはゴーレモンではなくダークタワーだとミミに告げる。謎は解けた。あの時のサンダーボールモンもそうだったのか。私は誤解してた、彼は仲間だ、と京が思った時、純真の紋章が輝きホークモンが成熟期・アクィラモンに進化する。アクィラモンとスティングモンがダークタワーを破壊する。
賢は謝る。(子供たちにではなく虐待されたデジモンたちに謝るべきだというご意見も拝聴しているが、賢は謝って済む問題ではないという自覚があるし、現に賢は十分償っていると私は思う。)賢もあの女の正体はわからない,ただあの女がダークタワーからデジモンを作れる事、あの女が近づくとダークタワーの機能が回復する事だけわかっているという。黙っていたのは、自分たちでかたをつけようと思ったからだ。仲間にはならず、賢は去っていく。そんな件に京はメールを送る
仲間になれる日を待ってるわ。
今日は本当にありがとう。
京
京の心は、賢に届いただろうか。