デジフェス2022 レポート

デジフェス2022 レポート

初めに断っておきますが、書き上げたリポートを単純ミスで消去してしまい、配信も既に終わっていたので、公式レポートと記憶を頼りに書き直しました。間違いや抜けがあったらごめんなさい。掲示板などでご指摘いただければ加筆・訂正します。
フロンティアが好きというのと、年齢的にフェスは今年で最後かなという思いで、体調的にもスケジュール的にも経済的にもやや無理をして参加した。スマチケに対応していないシニア向けスマホを数万かけて買い替えての参加。おおむね行って良かった。
背景色は、フロンティア・カラーのオレンジにしました。

●昼の部
<開場前>
会場物販が9時から、整理券配布が8時半からというので、あきらめて11時過ぎに立川に到着。そしたら物販ががら空きで、売り切れのグッズやCD購入者への先着順配布のブロマイドは品切れだったのを除けば、ゆっくり買い物できてラッキー。特に当日に欲しかったパンフレットは、ネタバレ禁止の為引換券を配布し昼の部終演後に引き渡しという趣旨。帰ってから通販申し込もうと思っていたので、当日にパンフ入手できたのはほっとした。パンフ目的で8時半到着はきついが、当日手元にあってほしいものだ。
12時開場までの60分、無料の木陰のベンチで一本満足バーとポカリスェットを摂取し臨戦態勢。駅前に見つけた駿河屋へ戻り、持ってなかった「デジモン公式超図鑑」中古3800円を偶然ゲットでき、ラッキー。
そして12時ちょうどに入場。入場特典昼の部は、「デジモン イラストレーション コンペティション プロモーションパック」(要するに入賞したファンアートのデジカ8枚入り)と、02メンバーの色紙。フロンティアメンバー色紙がほしかったので、これは夜の部に参加した特典・フロンティアの色紙をお持ちのデジ友さんと、後日交換しました。あ、デジ友でなくデジクラさんと言うそうですねお若い方は。

<オープニング>
一階の前の方の席で良かった。一緒に行くはずがコロナのせいで不参加となったデジ友さんの不在は悲しかった。
60秒のカウントダウン、デジモン・パートナーズで募集したフロのイラストを背景に。可愛らしいものから完成度の高いものまで大集合。私がお気に入りでツイートしているかとさん、ゴードンさんのイラストもありました。宮崎さんの「FIRE!!」のTVサイズで開幕。

<フロンティア20周年記念トーク>
司会は、声優さんでありつつ、演出などスタッフのお仕事もされるという、大橋隆昌さん、デジモンにもお詳しいv竹内順子さん、石毛佐和さん、四反田マイケルさん、渡辺久美子さんの順で登場。生「スピリット・エボリューション!」頂きました。四反田さんは日本とアメリカのハーフで本名、旧芸名は天田真人。「変な名前に改名したなあ」というのは私の誤解でした、失礼;服装はランダムで、特に渡辺さんが泉カラーであるはずの薄紫の服を着ているのに少し戸惑った。スタイリストさん付かない低予算なの?
まずは事前にファンから募集した「好きなシーン」「好きなセリフ」を元に当時を振り返るだけでなく、生アフレコするという贅沢な企画。
拓也は、シーンは一人人間界に逃げ帰ってから仲間を思い帰還を決意するところ。弱い拓也が復活して決意を固めるのが見どころ。セリフは、①輝二に向かって、お前兄弟だろ、家族だろ、お前が輝一を救わなきゃ、と言うところ。②最終話で無力感に襲われる拓也に、アグニモンがエレベーターを「押してみろ」と力づけるところ。
泉は、シーンは帰れずにいるゴマモンたちを励まし、海中にあるビーストスピリットを発見しシューツモンに初進化するところ。「こんなに露出の激しい服装でしたっけ?」、笑。セリフは①「言いたいことはそれだけ?かかってきなさい」、②協力してくれた輝二にお礼を言うところ。フェアリモンは大人っぽく、シューツモンは更にクールビューティーに、と頑張ったという。
純平は、シーンはぶつかる拓也と輝二に困惑する泉に、無鉄砲も冷静すぎもダメ、大事なのはバランス、この焚火のように、と最年長の目から俯瞰的に見ていてカッコよかったところ。セリフは①ヘンタイだ!、笑。②自分の戦績がどうこうでなく、カイゼルグレイモンとマグナガルルモンが現在敵に立ち向かえる手段なのだから負けたら承知しない。勝ったらパーッとやろうぜと励ますところ。四反田さんは、脚本家さんたちが純平というキャラで色々試してるのかなと感じたという。ギャグからシリアス系まで。
友樹は、ヴリトラモンがビーストスピリットを制御しきれず荒れている最中に、本当の勇気を教えてくれた拓也お兄ちゃんじゃないかと涙ながらに説得するところ。セリフは①ボクは、弱くなんかない!②勝治たちを襲うデジモンに、ボクの友だちにそれ以上手を出すなと言うところ。「強い」ではなく「弱くない」が友樹らしい。
双子ペアは生アフレコはないので紹介のみ。輝二は、ケルビモンに対峙してもう闇に染まらぬと宣言する輝一に向かっての「兄さーん!」。輝一は、「母さんの幸せが僕の幸せ」。いや、遠慮せずに自分の幸せ追及していいんだよ、息子よ。フロンティア最大の見せ場にして奇跡の名シーン、瀕死状態の輝一に近づいた輝二が呼びかけ涙すると、意識が戻り復活するという。もう涙と感動しかない!ありがとうフロンティア!

<デジモン情報>
新ゲーム機、フィギュア、カードゲーム大会などの情報。あとゴスゲの、完全体進化PV初披露。個人的には、太一とヤマトが付属したウォーゲーム仕様のオメガモンフィギュアに注目。あと、「デジモンカードゲーム フロンティア20thメモリアルセット」が目を引いた。デジカはしないけど、フロが好きなので手元にコレクションしておきたい一品。

<02劇場版新作発表>
いよいよ新作の冒頭部分をご紹介。BGMはボレロ。東京タワーの真上に、巨大なデジタマが現われる。そして世界中に流れるメッセージ「すべてのひとにデジモンを」。それは20歳になった大輔はじめ02メンバーのもとにも。ここで自分的に注目なのは、大輔がブイモンと一緒にラーメン屋で働いている事、伊織の上半身生肌v、タケルとヒカリが一緒にいる事(私タケヒカ推奨派です)。時は2012年2月28日。
大輔のラーメン、海苔三枚・白髪ねぎ多量・チャーシューと言うから、醤油ベース?
ラーメン屋に集結する02メンバーとデジモン、作画さん泣かせの豪華な顔ぶれvデジモン関係者として太一と光子郎は引っ張りだこの大忙し。太一は、ヒカリにあまり連絡よこすなと言っているそうで、あの重度シスコン太ヒカはどこへやら。
東京タワーに登る、デジヴァイスを持った謎の青年。転落しかけて、スティングモンに救われる。彼は言う、パートナーデジモンはいない、自分が殺したのだと衝撃の告白!また言う、自分が世界で初めてデジモンとパートナーになった人間だと。
こんなに長く公開しちゃっていいの?と言うほどの内容。
片山福十郎さんと野田順子さんが登場。大輔が皆にラーメンを振舞っている間、ブイモンがいろいろと喋っているから聴いてみて、と。片山さんのキャスティングは良かったと改めて思う。大輔は明るく前向きで、オツムが少し弱くて、でも愚直に勇気の人。もちろん、木内レイコさんが恋しいのは言うまでもないのですが…。
さて新キャラのキャスト発表。謎の青年・大和田ルイ、19歳、緒方恵美(めぐみ)さん。ウッコモンに釘宮理恵さん。かっこいい&カワイイ。ゴスゲに続いて「この人呼んじゃっていいの?」的な豪華ゲスト!たぶんパンフの最大のネタバレは、このキャストのことでしょう。厳戒態勢であまり話せる内容はないとはいえ、ド貫禄のお二人。緒方さんは、オーディションで決定した後に「青年はもう少し若く、幼児はもう少し年上で」と指示されたそう。どんだけ演技の振り幅が大きい実力者かとわかるエピソード。ウッコモンはクリオネが元ネタだそう。て、マリンエンジェモンもクリオネ繫がりだったはず。マリンエンジェモンよりも水っぽい感じだな。ウッコモン、発音に気を付けましょう。ウッコとは、フィンランドの神話で天空・天気・実り・自然を司る神だというのは、後で調べました。
台本は面白く、更に現場での意見交換から台本がブラッシュアップされていく、と緒方さんより。
初発表となるタイトルは「デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING」。LASTの次がBEGINNINGとはこれ如何に。

<ライブ>
①アシタハアタシノカゼガフク~2020だねっ!Ver.(AiM)えっコレ一曲目?な感じ。ご本人のツイートによると、02のイメージカラーの青に、フロのカラーの赤(オレンジかな?)を配したスカートにした。衣装は毎度自前だそう。スタイリストさん付けられない程低予算なのかは心配ですが、出演者さんのセレクトが見られるのは逆にいいかも。
②FOREVER FRIENDS(AiM)で、コレ二曲目ですか…
③いつも いつでも-15th MEMORIAL Version-(AiM)どうやら選曲が02寄りと気付く。
④イノセント~無邪気なままで~(AiM)キター、フロソング!しかも私がデジソングの中で一番好きな歌!高いキーの女声だと、情熱と言うよりさわやかな風味。デジフェスは私にとって和田光司さんの不在を再認識する場でもあるのだが、歌い継いでくれてありがとう!何度も聴きたいので、音源化を切に希望します。
⑤サラマンダー~拓也のテーマ~(神原拓也/CV:竹内順子)二十数年アニメ見てても、女性声優さんの中で、竹内さんが今も一番好きです。聴けて良かった。他キャラのキャラソンが歌われなかったのは至極残念。聴けると思い込んでいた。拓也ソングの応援に、他の三名が参加したのは良かった。
⑥RUNNING MAN(本宮大輔/CV:片山福十郎)そっちのキャラソンかいと一人ツッコミを入れる。歌自体は、大輔らしい元気で明るい歌で、好きだ。片山さん、人前での歌唱は初体験なので、ボイトレに通ったそう。
⑦Beyond The Future(ブイモン/CV:野田順子)上に同じ。流れに任せて楽しむしかない。
⑧HEYらっしゃい!(大輔&ブイモン)もう、ラーメンまみれだ。
⑨ターゲット~赤い衝撃~(大輔&ブイモン)ううう。
⑩Break up!(宮崎歩)昨年は発熱で、コロナ陰性ではあったが参加を見合わせた宮崎さんが熱唱。
⑪Beat Hit!(宮崎歩)もうこれなんかはタイトルわからず後で調べたほど。02はストーリーは好きなんだけど音楽はあんまり関心ない。←あ~、言っちゃった;
⑫The last element(宮崎歩)そうですフロで締めさせてください。声を出さずに「Yes!」と叫ぶ。

<エンディング>
アーティストとキャストが勢揃い。デジモン・パートナーズで募集した「FIRE!!」の動画とともに大合唱!

●夜の部
<オープニング>
60秒のカウントダウンは上に同じ。「FIRE!!」TVサイズで開幕。

<朗読劇>
当時のプロデューサー・関Pと大和屋暁氏による、この日のための書き下ろし脚本。タイトルはうろ覚え、「謎のメール 犯人は誰だ!」。
ルーチェモンを倒して2年、最初の夏。小五から中一となった拓也に、匿名のメールが届く、17:45に渋谷へ来いと。泉、友樹も同様のメールで渋谷駅へ呼び出されていた。しかし、エレベーターだったところはそば屋になっていた。
純平(中二)と輝二もやってくる。じゃあメールの主は輝一?しかし、サプライズを企画するような性格でもない。しかも輝二によると、今日学校には来ていたし(同じ中学に進学したということ。双子一緒の生活、ラブ~v)今頃彼女とデート中ではと。
事の顛末は、輝二が輝一と間違われたまま告白をされ、ノロケ話どころか輝二は彼女に思わせぶりな甘い言葉で(ああ、その声で言われてみたいもんだわ)デートの約束をし、告白の返事を先延ばししたという。
彼女も彼女で、デートに両親が引っ付いてきて、輝一を挟んで大もめに。輝二にキレる輝一と、反論する輝二。ハイ、このやりとり延々と聴きたいですv
オファニモンのメールのことを知っていて、なおかつ皆にメールできる人物とは誰なのか。自称名探偵の純平が推理を披露するも、内容はずさんなもの。友樹は電波を扱うから純平さんではと。電波じゃなく雷、電気ね。泉は、匿名だからシャイな友樹ではと。それぞれがあてずっぽうの推理をするが、結局メールの主はわからない。
けれど泉は、皆でこうして会えてよかったと。皆も同意する。腹が空いたし、そばでも食ってくか。
すると、携帯電話が発光し出した。BGMはan Endless tale。最終話で途中から流れ出す演出と同じ、心憎い!そう、メールの主はアグニモンたちだった。
2年の振り返りと未来、そして回復したDWに、思いを馳せて。こんな風にまた触れ合えるなんて。心にスピリットを宿してさえいれば、いつかまた会える!くぅ~泣けるぜ!

<20周年記念トーク>
6人が一堂に会するイベントはこれが初めてというのも意外。貴重な機会ですね。竹内さんと神谷さんは、舞台挨拶やCDで二人で出てたけども。
最初のトークテーマは、「20年前印象的だった出来事は?」。竹内さんは、台本が手書きだったのでそれに励まされたと。石毛さんは、大先輩の杉山佳寿子さんに「対等に喋ってるけど、それ普通じゃないのよ。お芝居に集中して」と声をかけられ気を引き締めたという。神谷さんは「イタズラ」。原作ものではないので、翌週の台本をもらうまで誰も内容は知らない。そこで鈴村さんが席を外した際に、渡辺さんと一緒に、台本の「輝一」を「輝二」「輝三」と書き換えてからかったこと。本人(鈴村さん)は台本読んで大パニック。という素朴ないたずらで、超笑えた。鈴村さんは「入院」。輝一が味方となって初めての「スピリット・エボリューション!」を気合い入れて言った時にぎっくり腰になり、その場で救急隊に運ばれ入院となったと。怖いですね~ぎっくりは。この「輝三」と「ぎっくり腰」のエピソードは鉄板ネタという。ネットには、複数のメディアでのネタの使いまわしを批判する声もあったが、いいじゃん、面白いんだから。
トークテーマ「20年前の自分に何と声をかける?」。四反田さんは、「必ず見つかる」。誰の背中を追ってどこへ向かえばいいか不安だった自分へ、指針なら見つかると。神谷さんはデジフロが終了した喪失感がハンパなかったと。もう水曜午前にタバックに行かなくていいんだとしみじみ思ったと。週一でタバックで録っていたんですね。
トークテーマ「20年の自分進化表」。思考力・演技力・冒険・経済力・社交性の五項目について、現在と20年前を比較しグラフ化したという企画。石毛さんは社交性にだけ特化したいびつなグラフ。しかも、「猫」という項目を勝手に加えて、しかもそれにポイントを入れないという謎の選択。因みに、飼い猫が3匹から5匹に増えたそう。鈴村さんは経済力がアップ。2012年、株式会社インテンションを立ち上げ代表取締役に就任。昔は貧しくて、神谷さんと共に安い居酒屋を探したり、段ボール紙でできたゲーム機で遊んだという。しかし社長は固定給なので神谷さん程はもうからないなどとリアルなお話も。神谷さんは仕事が楽しいと。声優アワード入賞で殿堂入りしたし、もう押しも押されぬ人気者ですもんね。四反田さんは、イメージするとその通りに演じられるようになったと。ヘタレってからかわれていたのも今は昔。グラフがどうこう言うのはよくわかんないけど、現場が仲良く楽しいのが伝わってきてよかった。6人が皆、声優業を続けていらしたことに感謝!

<デジモン情報>
昼の部に同じ。

<02劇場版新作発表>
大輔は店を持っているのではなく、「大和屋」さんの店先を間借りして週一で自分のラーメンを提供しているという設定が明かされた。
昨年発表のキービジュアルで、ルイは4歳という設定も明かされた。何でもうるう年生まれだが、それがストーリーに絡んでくるかどうかは未知。
緒方さんの発言に出てくる「事務所」とは、緒方さんが代表を務めるBreathe Artsの事だ。
冒頭部分でセリフはなかったウッコモン、ここで釘宮さんが初披露。可愛らしい見た目にぴったりのかわいい演技。

<ライブ>
①イノセント~無邪気なままで~(AiM)ご本人のツイートによると、イノセントを歌う白シャツに黒ズボンの和田さんを意識して、白シャツに黒スカートにしたそう。
②離れていても(AiM)これが多分私生で聴く最初で最後。離れていても繋がってる、また会えるというメッセージが好き。
③The last element(宮崎歩)結局アーティストは宮崎さんとAiMさんのみ。谷本貴義さんをお呼びする構成にはならなかった、残念。
④With The Will(宮崎歩)公式さん、③と④逆じゃないか?うろ覚えなんだが。CD「デジモンフロンティア クリスマススマイル」で6人が一緒の「スピリットシンガーズ」名義でこの歌うたってるんですよね。それは叶わなかったか、残念。

<エンディング>
アーティストと声優さんが再び登場。締めの竹内さんが和田光司さんに呼びかけてくれてうれしかった。デジモン・パートナーズで募集した皆さんの動画と共に「FIRE!!」の大合唱。空の上の和田さんにも聴こえたかな。一緒に歌ってくれたかな。デジ友のポポさんのおっしゃるように、和田さんが「もっともっと!」と煽ってくれたらさらに熱くてうれしいの。

●全体通しての感想
昼の部に参加し配信も見た。夜の部は配信を鑑賞。キャスト、スタッフの皆さん、ファンの皆さん、熱いステージを本当にありがとうございました!昼と夜で一部内容が違う、通算5時間のフェスでした。欲を言うなら昼の部に神谷さんと鈴村さんがいてほしかった。

昨年は横須賀で、土地勘はないわ遠いわで戸惑ったが、今年の立川は良かった。東京駅・新宿駅からのアクセスが極めて良く、トイレも飲食も時間潰しできる店舗も多数あり、街中に緑と休憩スペースが多数あったので便利で快適。多摩地区の中でも立川がこんなに新しくにぎやかだったのには驚いた。デジモン・パートナーズの方で、周辺の店の多くが10時開店な事、それより早く開けている店の案内があるなど、手厚くもてなしてもらったと思う。

アナログ派で機械音痴なので、スマチケには相当苦労した。チケットは遠方のデジ友さんから同行者への配布をしてもらったので、当日まで、無事に入場できるのかとにかく不安だった。時代の流れで、もう元の紙チケットには戻らないんでしょうけど。

内容はフロ半分、02半分、というか02で三分の二くらい?キービジュアルの段階で、フロは半分なことに留意すべきだった。「フロ特集」で、「ライブがてんこ盛り」と訊いたから、フロソングがもっと聴けると思ってしまった。
たくさんのデジモンシリーズソングから平等に判定して好きな歌を挙げると、私は一位がイノセント、二位がan Endless tale、三位がFIRE!!という、偶然にして上位がフロソングだからして、フロへの期待は大きかった。キャラソンも音楽集も好き。
だが、過去のコンテンツであるフロよりか、新作の宣伝を狙った目的の方が大きかったように思う。デジモン・パートナーズの事前のデジトークでも取り上げられていた名曲an Endless taleが歌われなかったことは、個人的には相当ショックだった。02ソングが嫌いな訳ではないのだが、フロソングを好きすぎるので、すいませんこんな感想で。

朗読劇が、ドラマCD「伝えたいこと」「希望という名の電車」との連携がなかったのには驚いた。昨年のテイマーズの朗読劇は、時制を厳密に表現していたから、フロもそうだと思い込んでいた。けれど、泉が読モとしてファッションに影響力があること以外は、ドラマCDの内容を今回はかすりもしなかった。
ネタバレ注意。拓也がサッカーを続けている事、輝二の世界旅行、友樹が背が伸びて生徒会に立候補したいこと、純平がオペラ歌手になった事、輝一が医師を目指している事が、特には反映されなかった。
ただ、高額な商品の特典のドラマCDであるから、全てのファンが持ち合わせているわけではなく、そういう意味では皆が楽しめて良かったと思う。

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