デジフェス2023 レポート

<デジフェス2023 レポート>
2023年7月30日(日) 品川プリンスホテル ステラボール
※レポートはあくまで個人の鑑賞目的で読んで下さい。公演の内容をSNSなどで拡散しないでください。

<開場前>
物販の整理券配布は9:00という事で、屋外で長時間待つ体力のない私はざっと見積もって11:30到着を目指した。
東京に居ながら品川駅に行ったのは初めて。あまりの巨大さと混雑と賑わいは、辺鄙な下町を生活圏とする私には大きな驚きだった。地方から来た方、迷わなかったかな。
予定通りに着いたが物販の待ち人数はその時点でまだまだ半端なく、12:10に、11:50用の整理券をもらい整列、だいぶ押しているという。12:00過ぎに入場し買い終えたのは12:45。会場前の坂道の日陰でゲットした公式パンフで予習。私の時点ですでに売り切れ物品はかなりあり、欲しいなら当日の物販は不確実と考えた。自分はシンプルに公式パンフと、ネットで評判のデジモンパートナーズメモリーイラストプロジェクト アクリルフォトフレームカレンダーを購入し、購入特典の大輔&ブイモン、ルイ&ウッコモンのポストカードをゲット。ほんとは伊アルがほしかったなあ。
CDの販売もあり、これもすでに売り切れ多数。ほぼ持っているので2枚だけゲットして、ランダム配布のクリスマス仕様のポストカードは大輔とアグニモンが当たったので満足。
せっかく会場に参戦した者に昼の部の早い時間に売り切れは悲しいので、物販のストックはもっとあってほしかった。
事前に設定された開演前30分と終演後15分という物販時間は、はっきり言って短すぎる上に在庫切れが多く、整理券に並ぶか当日のゲットをあきらめ通販で購入するかどちらかのが良いと感じた。
13:30過ぎに入場。席は後方の端っこ寄りだったのでちょい残念だったが、始まってみれば溢れる熱気に熱くなれたので良かった。終演は17:00とこれまた押していた。
客層は30代くらいが中心で、私のような年増の参戦は毎度ながらホント恥ずかしいのだが、気張ってお気に入りの緑色のワンピースでおしゃれして行った。

<昼の部・オープニング>
●60秒のカウントダウン中の提示イラスト・写真は、デジモンパートナーズの応募作品。こういう形でファンの思いを吸い上げてくれるのはうれしい。BGMはまず有澤ミュージック。こののちにも随所で挿入されることになる。続いてターゲットのインスト・デジフェス2023のキービジュアルと共に、声優さん登場。
●当初のMCは、アニメイベントの司会もこなす、昨年と同じく声優の大橋隆昌さん。胸にD-3を装着し、業界を知る存在として心配りのある司会ぶり。
<声優の02エピソードトーク>
●最初の挨拶で、ヒカリ不在を嘆く大輔の絶叫!笑。暑いしコロナ禍だし、田口監督とM・A・Oさん、お大事に。
●声優さん何人かが、コスプレまではいかないが衣装でキャラをアピールしていた。野田さんの青系の服とブイモンのぬいぐるみ、山谷さんと浦和さんの黄色~茶色を意識したコーディネート、高橋さんの緑色のシャツ、遠近さんの赤・黒・黄色を意識したトップスと帽子の羽根(夜の部によると、ガルダモンからもらったそう)、朝井さんの赤いバラ模様のワンピース(朗読劇では丸メガネも装着)、松本さんのパタモンポーチ。これはもう、榎木さん、帽子かぶってくれてたらよかったのになぁ。
●野田さんは02夏映画の進化シーンでなかなかOKが出ず、声を枯らしたという。たくさん叫んで、お疲れでした。
●野田さんはTVアニメ放映時に、チョコエッグを食べまくっていたという。あれはアイキャッチにもなった愛すべき食玩で、私も夢中になって買っていた。もちろん今も持っているが、野田さんもたくさん持っていて今日もチコモンが楽屋にあるという。
●ランズベリーさんが02で好きなシーンは、27話のパイルドラモンへの進化回だそう。高橋さんが、あの効果音と曲が一致する演出を絶賛しランズベリーさんを軽くハグ、もうラブラブです賢ワーム。
●ホークモンのオーディションには女性声優さんも参加していたという。そこで女性声優にはできないホークモンを演じようと工夫したのが遠近さんの「ダサかっこいい」紳士な現ホークモンだったという。遠近さんのホークモンが当たり前のように思っていたけど、そんな選択肢もあり得たんですね。朝井さんは遠近さん以外考えられない、とフォロー。
まあどうでもいいことなのだが、クイズの選択肢に{鳥目でメガネをかける云々」とあったが、{鳥目」という言葉は俗称で医学的客観性が無く差別的な表現であまりよろしくないと個人的には思った。医学的には夜盲症という呼称である。
●ホークモンの第一声は2話の初登場の時のアドリブ「トゥー!」だったという。アドリブ含め何パターンか演じた結果、それがOKだったのでそれ以降もその路線でやったという。ホークモンは遠近さんでないと、とますます思わせるエピソード。でも遠近さんは藤田さんら大先輩の前でドキドキしていたというから、生まれ甲斐があったキャラ。
●ワームモンは、第一声にしてシメの一言「賢ちゃん…」が現場の大爆笑を誘ったという。レギュラーはほぼ初めてという誰とも分からぬ新人が第一話の最後に発したむやみにかわいらしい蟲の一言、笑、わかります。で、スティングモンの時や普段の素の会話の時は普通にかっこいい男声、そのギャップも高橋さんの魅力の一つ。
●野田さんは、録音当時の手書きの台本を今も持っているという。野田さんにとってブイモンという役は本当に大切なんだろうなあ。
●山谷さんはクールな少年として演じたつもりの伊織を音響監督・飯田さんから「暗い」と指摘されたという。生真面目で頑固な伊織ばかり意識していたが、成長して身に着けた柔軟さや、メンバーの中ではちんまりしてかわいいところも出せるようになったという。浦和さんも、キャスティングを絶賛。
●浦和さんは、デジフェス2019の山谷さんが黄色い靴を履いていて珍しかったのを覚えているという。確かに当時の写真の山谷さんはレモンイエローの靴。髪型と着こなしはやはり伊織を意識したという。きれいめの伊織を目指したが若干年寄り臭いところへ着地した、という自身へのコメントが笑える。
●榎木さんは34歳、tri.の高校生のタケルより実年齢に近くなった今回の大学生のタケルを、少し大人っぽさを意識して演じたという。新作では運転シーンもあるらしい?当の榎木さんは、おそらくは大人気で多忙なのだろう、運転免許が失効してしまったという。役に追い越された、と笑。この声優さん、私がイベントで拝見するのは初めてだが、大人気で超イケボな上に甘いマスクで器用で、実際にタケルのようだと感じる。新規キャストの中でも、大人気で鍛えられているためか単なる偶然か、成長したタケルを演じるジレンマを榎木さんだけ口にしていない。
●榎木さんの松本さんの第一印象は、明るく「天真爛漫」。クイズの「天使降臨」はひっかけでした。パタモンきゃわいいv
●徳光さんが感じた無印と02の違いは「タイミングを合わせてセリフをいうことが多い」。進化や必殺技が、二人だもんね。タイミング合わせとかマイクの譲り合いとか皆が助け合って、現場の仲の良さが伺えた。
●新規採用の人間キャラの声優さんは、02の視聴者として育った世代で、キャラの既存のイメージ・先輩の演技を再現しようという頭から抜け切れず苦しんで、成長したキャラを自分なりに演じていいんだという境地に達しリラックスできたことを口々に述べられていた。ファンだって、既存のキャラのイメージを期待してしまう面があるけれど、成長したキャラを感じ取れるように聴いていきたいと思った。
ただそれは、モンの声優さんが続投なこととセットであるのを忘れてはいけない。これは夜の部の話だが、「太一、(間を空けて)大人になったね」というラスエボのアグモンのセリフは、太一に向けてであると同時にファンに向けてでもある、という朝井さんのご指摘は本当にその通りだ。
特に片山さんは、「福十郎」というおめでたい名前を付けた親御さんの想いの通り、根が明るく温かい大輔的な性格なのが実にいい方に作用しており、一方オツムが弱そうに見えて意外とと言ったら失礼だが、演技プランの構築という知的作業を綿密に行っているのには驚いた。
●テイルモンをアドコロでは徳光さんでなく園崎未恵さんが演じたので心配したが。調べると、徳光さんはフリーランスに転向後は新規の出演作は無く、基本的に過去の担当キャラの新規収録で主に活動しているという(tri.、ラスエボ)。事情は分からないが、モンの声優さんが皆続投なので、いちファンとしてはやはりそうこなくっちゃ(園崎さんが駄目というわけでは決してない)と思う。テイルモンだから堂々としていそうだが、徳光さんご自身は周囲への敬意がありお仕事に大変謙虚と感じた。
●関Pが着目した「アメリカで9歳の子が飛び級で大学に進学」という新聞記事からヒントを得て、賢ちゃんという天才少年キャラが肉付けされたというエピソードは、私は既に知っていたものの、キャストに周知はされなかったのか、クイズとして出題されていた。関Pのコメント「世間はすごいと持ちきりでしたが、私としては急に周りが大人ばかりになり、自分だけが子どもというキャンパスライフはどんなスタンスで過ごしたのだろうか」、孤独で、普通の子どもでありたかったのではないか…。そこに目が行くのはさすが関さんです。正解者がいなかったので、「大輔からの贈り物 ご当地ラーメンセット」の贈呈は宙に浮いてしまいました。

<新作映画>
●本予告PVの紹介:まず映る幼少期の太一とヒカリ。暗い東京上空に現われた巨大な光るデジタマ、ゆっくりと流れるウッコモンのどこか暗くもの悲しいバースデーソング。
『デジモンとの冒険(アドベンチャー)』
ラーメン店で働く大輔とブイモン、マンションの一室であろう窓からデジタマを眺める件とワーム、おそらくは留学先からパソコンで眺める京とホーク、剣道場の更衣室でスマホを眺めるあらやだ半裸の伊織(もう自分事のように恥かしい;男らしくなんかならないで、とどこかに最年少の可愛いままでいてほしい自分がいます。山谷さんの言葉がわかる。)とアルマジ、そして街で二人きりのタケパタとヒカテイル。
『かけがえのない「絆」が』
『みんなに ともだちを、 世界中 すべてのひとに デジモンを』
『作られたものだとしたら?』
人間とデジモンは出会ってはいけない、互いを不幸にする、という少年の謎の言葉。そしてデジタマは孵る。世界は大混乱?!
『「選ばれし子ども」に隠された』
『世界を揺るがす秘密』
『彼らが選ぶ未来は──』
掲げるデジヴァイス、立つインペリアルドラモン、ルイを信じてるという大輔の熱い言葉。
『今、新たな冒険のゲートが開く』
末尾のメッセージは、ラスエボとリンクした「─オレたちの、未来へ!─」。
さあ、新作が見えてきたような、いや謎が深まったような笑、期待です。
●メインヴィジュアルの公開
おお、大輔とインペリアルドラモンが主人公然としており、これぞ正統派ヒーロー!ラーメン修行ばっかじゃないんだぜ!行け勇気と友情の紋章の継承者!
赤っぽい色調が、「ターゲット」を連想させます。
ルイとウッコモンが向き合っておらず背を向け合っているのもポイントらしい。
●田口監督は残念ながら体調不良で不参加、代わりに東映アニメのプロデューサー・デジモンパートナーズでおなじみの下村英里さんが登壇。ルイとウッコモンは今までの人とモンとは違った特別な関係にあるという。
●デジモンパートナーズからの零さん(DIGITAL NEW GATE主催)の質問が採用されて(すご、ラッキー!というか常時活発に発言されておられるから公式も零さんの存在を大いに認めているのでしょう)、音響監督・飯田里樹さんを迎えて音響監督のお仕事内容が詳しく紹介された。映画の構成は映像と音、音のパートの葬式が音響監督で、扱うのは主にセリフ、劇伴音楽、効果音の三つ。映画のコンセプトに沿った客層に刺さる声優のキャスティングから演技指導、トンネルの反響やゲーム機の操作音といった効果音の具体的な指示や発掘、劇伴音楽の発注や使用、等。重要なお仕事、詳しく聞けて良かったです。
●ラーメン屋で、大輔の手伝いでブイモンがめちゃめちゃ働いている様子が音で描写されている(アドリブ多数)との事。心して聴こう。
●ルイの誕生日が物語の起点となっている。うるう年なので4年に一回しか誕生日が来ない。ルイの二十歳の誕生日に何かが起こる。バースデーソングはウッコモンによる最遅の歌。
●ルイの声優は幼少期(4歳)と二十歳を演じ分けて無理のない人材を、とのことで田口監督の一声で緒方恵美さんという逸材が選ばれたという。ご本人曰く、振り幅はもっとあるのだが、オーディションの演技をスタッフにそこまで幅広くなくていいと止められたほどの演技だったというからとにかくすごい。個人的にはエヴァの繊細で弱気な碇シンジが一番印象深く、他にもクールな美少年というイメージ。いやあ楽しみです。
●肝心の主人公大輔が悩まない性格なので、悩むキャラを登場させた。うじうじ悩むことが多いので、ファン層が好みそうな人間離れした可愛い声、特殊なデジモンなのでスペシャル感のある声を求め釘宮さんが採用されたらしい。ちなみに「ウッコ」とは調べてみると良いが、謎は深まるかも、と飯田さんの意味深なご発言。
そりゃもう、後で調べました。フィンランド神話で、天空・天気・農作物とその他の自然の事象を司る神。フィンランド神話・エストニア神話の中で最も重要な神。ハイ、現時点でよくわからんです。
●ネタバレ禁止なのに何かコメントしなければならない緒方さん、釘宮さんに苦笑。緒方さんは「ギャラ泥棒」「最下層の新人」と自嘲までして、貫禄半端ない。最後のライブステージでは、‘新人”なのでノリノリには振舞えないというオマケ付き、本当にお疲れ様です;
●「バンドルチケット」バンドルとは、「別々の製品をひとまとめにすること」「ある製品に別の製品が付属していること」。今回の、台本付きチケットのようなもの?ビギニングのチケットに何かを抱き合わせて売るという事か?
●これは後日談ですが、関Pの8月2日の「もう一つの早過ぎた出会い。」というツイートを引用して、「「早過ぎた」かあ。ルイとウッコモンの出会い…期待しています。」とつぶやいたら関Pにいいねを頂いてしまいました、驚愕。腰が抜けた。「もう一つ」という事は、一つ目は太一とヒカリなのですよね?

<デジモン関連の新情報>
●デジモン漫画大賞(主催:集英社、Vジャンプ編集部)・結果発表。最終候補作品8作、うち佳作3作、準大賞1作、デジモンWEBにて閲覧可能との事。デジモンコンテンツ存続のためにも、皆が新しい力を迎え入れたく待っているので、頼もしい。要チェックだ。だが願わくば、漫画でなく新しいオリジナルアニメ原作(無印に匹敵するような)を募集してほしいと言うのが本音かな。
●デジモンシーカ―ズの紹介。超アナログ派の私としては、いちいちウェブを開いて読むのがすごく面倒。本の体裁のがいいな。
●新型のD-3、バイタルブレス新dimカード、デジモンカード各種、プラモ各種、ゲーム、一番くじ、フィギュア、ブイモンとウッコモンのぬいぐるみ。ゲームやカードはやらない私が気になったのはくじとぬいぐるみ。くじとぬいで言うと、私の生活圏には、売っている店とかゲーセン無いんだよな、せっかく都内なのに;やだね地味な下町は。

<朗読劇>
「花火大会チケット大争奪戦!」
●脚本は大和屋暁さん。
宮崎さんのターゲット~赤い衝撃~(TVサイズ)で開幕。
体調不良でお休みのM・A・Oさんの代役は野田さんが務めた。セリフほんの少しだけだったけど激似てる!
有澤さんの懐かしくも新鮮味の失せない音楽が背景に、涙。ちなみにビギニングの音楽は、ラスエボからの続投で富貴晴美さん。
●ヤマト(さわりの登場だけで、期待させやがって何もなかった)が引き当てた湾岸花火大会の食べ放題飲み放題花火かぶりつきVIP席のペア招待チケット。都合で行けないとその知らせを聞いたタケルが、皆で一緒に行くはずの花火大会にそのチケットはどうするのか問いかける。ヒカリとデートしたくて必死な大輔、賢を口説きたい京、ノリで参加するタケルの、チケット争奪戦。個人的に賢京のカプは好きなので、結婚の描写より以前にカプのエピソードが一つでも多く描かれることを歓迎する。
本当にお台場で花火大会やればいいのにな。どうですか港区さん江東区さん。やれば絶対行く!
●公平な方法とは果たして、お台場恐怖学園というお化け屋敷から出てきた最初のセリフが一番面白かった人が勝ちという、客観性のまるで無い選択法。この3組が出づっぱりで賢組と伊織組とヒカリ組の出番がかなり少なかったのは、どのキャラにも均等に出番を作るよう配慮したはずの作品のファンとして非常に残念と思ったが、夜の部で出番は逆転。そこは良かった。
●京はIT大国ハンガリーに留学中との事。ハンガリーってそうなんだ、知らなかった。インドは有名だけど。相変わらず世界を飛び回る設定の京ちゃん。
●お化け屋敷で普段はナイトなのに、防戦一方のホークモン、リードするのは京。恐怖に慣れたのではなく、叫ぶ体力が尽きたホークモン、うるさいと一喝する京、笑
●「作り物」「圧縮空気」と、初めから冷めてるタケル、彼らしい。パタモンもそんなタケルに従順でかわいい。
●数々の恐怖を歴戦に例えて、勝利の雄叫びで切り抜ける大輔。
●結果、熱く叫んだ大輔が勝利。しかし「二人きり」と言われてヒカリとブイモンの二択を迫られる大輔。フラれることなど毛頭頭にない。てんぷら食い放題を譲れないブイモン。迷ううち、待ち合わせの時間が来てしまう。
●お台場駅前で待ち合わせ。やっと賢ワム、伊アル、ヒカテイ組と合流。遅いな、もっと聴きたかった。
ヒカリを前に、葛藤する大輔。恋か、パートナーか。しかし、決意する。目先のチケットに踊らされるより仲間のが大切だと、何とチケットを破り捨ててしまうという、まさかの結末。ブイモンの「てんぷら食わせろ…」のつぶやきも虚しく。いや~もったいないですね。大輔の恋のために、ブイモンは一肌脱いでやれなかったのかなあ。フラれちゃえば食べ放題ゲットできたのに。それじゃ元も子もないか。大輔に華を持たせた結末は、好感が持てた(夜の部も然り)。
●「助けて…」少女の幽霊の声はAiMさんが当てている。それをネタバレするホークモン、笑。
●うつ病のせいで不感症なのか大和屋さんとの相性が悪いのか、私はストーリーに対して会場の皆さんほど喜怒哀楽を感じなかった。02組の「わちゃわちゃ感」は感じて、楽しかった。
●台本は買って正解。記憶と配信だけではやはり心もとないので、形に残って良かった。しかし夜の部の台本は配信終了後に送付という事なので、配信を見ながら台本を読む事ができず、残念だった。しかも8月11日時点でまだ届かない。→8月16日に届いた。公演から半月とは、遅すぎやしないか。
●EDはTVサイズの「アシタハアシタノカゼガフク」(作詞:三浦徳子 作曲:MIZUKI 歌:AiM)。幽霊まんまの白いドレスはアレでしたけど。そして夜の部へ続く次回予告は平田さん。いいなあこういう構成。

<ライブ>
さあ今回から、声出しOK!
●1.Break up!(作詞:山田ひろし 作曲編曲:太田美知彦 歌:宮崎歩)
2.Beat Hit!-THE BEGINNING Ver- 作詞:山田ひろし 作曲編曲:太田美知彦 歌:宮崎歩)
3.未来へのメッセージ-2023 Arrange Ver.-(作詞:山田ひろし 作曲編曲:太田美知彦 歌:太田美知彦)
4.スタンド・バイ・ミー~ひと夏の冒険~-2023 Arrange Ver-(作詞:1171 作曲:上田晃司 編曲:太田美知彦 歌:AiM、劇場版「デジモンアドベンチャー02 前編・デジモンハリケーン上陸!!/後編・超絶進化!!黄金のデジメンタル」のED)
5.新曲 Various Colors
6.僕らのデジタルワールド-Short Edit-(作詞:松木悠 作曲編曲:太田美知彦、オリジナルの歌は、デジモンオールスターズwith和田光司&AiM、平田広明さんのナレ入りだが、本日はアーティスト3人とモン声優6人が歌った)
7.ターゲット~赤い衝撃~(作詞:松木悠 作曲編曲:太田美知彦 歌:アーティスト、声優、客席で合唱!)
●「未来へのメッセージ」は伊アルのキャラソン。候補はいくらでもあったろうに、どちらかというと地味な歌だが、これを選曲した太田さんに感謝する。この歌は大好きで、ついつい振り付けを付けてまで歌ってしまうほど。もしかしたら物足りなさを感じた人もいたかもしれぬが。
私には02は伊織の物語という風にも感じられる。亡き父、祖父、BWG、賢の闇、及川との関係性を築きながら成長していく最年少の伊織。その願った未来は、02全体の願いでもあったと思う。
私の推しの伊アルが朗読劇で出番が少なかったのもあったし、この地味だけど心に沁みるメロディラインの歌をファンに贈った太田さんに本当に感謝。アレンジ違いが聴けたのも良かった。セルフカバーCDにも入ってる歌なので、太田さん自身のお気に入りでもあるのだろう。
●スタンド・バイ・ミーと言えば例の映画が有名。この曲で言う線路とかトンネルは映画へのオマージュと思われる。一つ大人になることで得たり失ったり、切ない季節の歌。でも、今回のはどちらかというとシャキシャキ元気なアレンジ。
●新曲。アドコロにゴスゲと、デジモン作品のEDには思うところあります。AiMさんでないのが淋しくて。新しい風を入れるのも必要なんですが、作品本編とほぼ関係のない歌は嫌です。あまりにぶっとんだアーティストも嫌です。ビギニングのEDがAiMさんでほっとした。キラキラ明るく力強い歌。肝心の詩の内容は、ウッコモンとの関係性を歌っているわけですが、今までとは違うパートナーシップって、まだいまいち把握できませんでした。モノクロな冬に、鮮やかな色を加えてくれた「友達」。この時点での歌詞の長い引用は控えますが。変な話、ルイの歌という事は、緒方さんがキャラソン歌わないってことですかね??
●アーティスト3人にモンの声優さんが加わり。ここで「僕らのデジタルワールド」を持ってきます?!大歓声の中、万感の想いがあふれもうマジで不意にひとり泣きました。いや──ひとりじゃないかもネ。
やっぱ02は神作。

<エンディング>
暗転からすぐ明転、子どもたち声優さんと緒方釘宮ペアも登壇。緒方さんより、デジモン未履修の方も是非、と告知と謝意。最後に片山さん、押してるからと「ありがとうございました」とシンプルすぎてツッコミ入れられて。こんな楽しいみんなで作った映画をぜひ見てと。で、ターゲットの大合唱。和田さんのターゲットを背景に一組ずつ退場、閉幕。いやもうワシ昼の部で十分満足です。

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<夜の部・オープニング>
●時間が押しての開演遅れと聞いた。
●まず大輔とブイモンのナレによる会場の注意事項の説明が楽しい。
●カウントダウンのイラと写真、昼の部に同じ。和田さんのターゲットが流れ声優さんの登場。司会、大橋さん。昼の部にも参戦したファンが多数いる模様。私ゃもうそんな元気ないよ。両方参戦した方たちは、時間が潰しやすいロケーションでよかったのでは。
<声優さんの02エピソードトーク>
●発音や口の開き方など工夫したという片山さん。片山さんの大輔は他の人とアクセントが全然違うと、榎木さんが指摘。演技には悩んだが、遠近さんに、悩む姿も込みで大輔っぽかったと言ってもらい、背中を押され開き直ってのびのびと演じたという。遠近さんは、それは自身への言葉でもあると。
●片山さんが役作りに悩んでいた時、遠近さんが、新規キャストはここに配役されて居るのだから、キミたちそのものが「選ばれし子ども」なんだ自信をもってと背中を押してくれた、と。超いい話。片山さんは主人公で切り込み隊長だけれど、実質は経験豊富な年長の遠近さんが座長代わりのまとめ役といったところだろうか。
●片山さんはヒカリへの呼びかけを自分の中で迷った時の大輔の指針になるポイントにしているというエピソードが聞けた。ブイモンへの呼びかけではないのは予想外だった。
●普段の高橋さんは普通に男らしいのに、かわいいワームモンを聴いて、遠近さんはそうか、とポロモンをかわいくした、という。
●ランズべりーさんにクイズ、高橋さんがいつも泣いてしまうシーンは?高橋さんご本人、自身のアンケートの記述を忘れてしまったみたいで、でも21話「おまえこんなに軽かったのか…」も、23話「生まれてきてくれてありがとう」も、どちらも名言中の名言だからして、ごっちゃになっても仕方ない。私もこの二つの話数は最も強く印象に残っています。当時は先の話数の内容を知らなくて、泣けて仕方なかったと高橋さん。
●朝井さん、違和感ないよと遠近さんからお褒めの言葉をかけられた。違和感ないというのは、(夏樹リオさんの演技と比べてではなく)成長した京として違和感ないという意味だという。やっぱり遠近さんは新規参加メンバーの支えだったんですね。オーディション合格に比べパートナーデジモンさんからそう言ってもらえたのがなおうれしかったと朝井さん。
●遠近さんにクイズ、朝井さんを漢字二文字で表すと、紳士に対して淑女、もっと言うなら心の恋人と。二人、ハートマークを指で作ってもうラブラブ、笑
●山谷さんにクイズ、浦和さんが02収録で忘れられない出来事は?①カイザーの高笑い②兼役の多さ③時々現れるおもしろ回④アルマジモンなのに伊織っぽい声で叫んでいるところがある。4つとも正解だそうで、浦和さんの着眼点の面白さ、柔和な物腰に鋭い目ととぼけた演技、浦和さんホント好きだわあ。山谷さんがキャスティングされた時には、ああ浦和さんの伊織じゃないんだと落胆したけれど、今は「浦和さんが新人さんの伊織の成長を見届けてくれた」と思う様にしている。つまりは私、山谷さんにはちょっと厳しい目線です、笑。でもフェスを機に、読みづらい名前を覚え込みました、「山谷祥生・やまやよしたか」さん!今後があるなら期待してます。③は浦沢脚本がまず思い浮かびますが、それに限らず「何じゃそりゃ」というシーンが複数あったと。OK牧場とか、湖の液体がラーメンスープとか。シリアスの反動でバランスを取るためでしょうか。
●浦和さん、収録後に会食に皆を誘ったエピソードを披露。このように先輩方が交流の場を積極的に設けてくれた現場だったよう。だから仲良いんですね。浦和さん自身にも、自分の持ち役だった伊織に他のキャストがついた事には葛藤があったそう。これは意外というかなるほどというか大変赤裸々な告白。それもあり腹を割って話す場が必要だったと。それだけ伊織というキャラに思い入れがあったなんて、旧伊織ファンとしてはもう泣けちゃいます。フェスで浦和さんのことがますます好きになりました。遠近さんへ「私だっていいこと言ってんじゃい」、笑。あの時間が無かったら今のこの結束はない、と片山さん。
●コロナのひどかった時期に、スタッフさんが厳重な感染予防策の元、作品(CDドラマ)を世に送り出そうとしていたことに、松本さんから謝意。ついでに、浦和さんのラップの仕上がりぶりをプロと称賛。どこを取ってもアルマジモン、必聴vこの浦和さんのエセ名古屋弁ラップは、聴くとほんとにすごい。
●松本さんは放映当時の綿あめの外装を大事にきれいに保存していたことが発覚。驚きの保存状態の良さ。甥っ子に買い与えて、外装だけもらったらしい。宝物v実は、私もフロンティアの綿あめの外装、持ってます。浅草のかっぱ橋の包装専門店ででまとめ買いしました。
●不参加のM・A・Oさんのアンケート回答で、初収録で印象的だったことは、初めてテイルモンに「ヒカリ」と呼ばれた感動を記していたそう。ヒカリに限らず、パートナーデジモンさんに認められることが、新規参加メンバーにとっては大きいんですね。
●関Pからのクイズ。02収録当時にアフレコ現場で流行っていた事とは?ワームモンのものまねだって、笑。蹴られても何だか少しうれしそうな賢ちゃんラブなあの存在は強烈!クイズを当てた浦和さん、丑の日でウナギならぬうなぎパイを贈られてました。で、ラーメンセットはどうなった?

<新作映画>
●PV紹介
●メインビジュアル紹介
●キャスト目線のエピソードトーク
ラスエボでは「オレたちは、ずっと一緒だ」下村さんによるとそれとリンクさせたキャッチコピーが、「オレたちの、未来へ」。田口監督のコメントは、02だからこそ描けるストーリーだと。
緒方さんはルイについて、人類で初めてデジモンと遭った少年と。また、悩まない大輔との対比で悩むキャラだとも。ルイとウッコモンは、今までのパートナーシップとは違う関係性。なので初めて見る方にもお勧め、と。今どきの声優はトークスキルが無いと、と厳しいお言葉も。
釘宮さんはウッコモンについて、特別な能力を持ったデジモン。どういう能力かはまだ言えない、と。ルイの誕生日に出逢った。
下村さんによると、ルイは太一たちと同じ時期の、光ヶ丘団地の住人だと。あとはハッピーバースデーを聴いてほしい、と。ネタバレ防止は大変ですよね。
ランズベリーさんからは、(ラスエボからさらに)大人になった02メンバーの活躍を見てほしい、と。
山谷さんからは、伊織の「名言」、扉がどうとか…これ以上は言えないよう。名言はたくさんあるそうで。
松本さんからは、アグモン不在なのでおバカキャラのお鉢がパタモンに回ってきたそう。どんなかわいいアホか楽しみ。
●ビギニングのバンドルチケット発売決定
●スタッフ目線のエピソードトーク
田口監督は体調不良で不参加で、AiMさん、宮崎歩さん、太田美知彦さん、音楽プロデューサー・現在はFEEL ME所属の松井伸太郎さんが登壇。
デジモンパートナーズで募集した質問を採用。
松井さん、OPは「ターゲット」和田さんオリジナル版、ただしアレンジ違いではなくリマスター(リマスターとは、過去の映画や音楽などを、最新のデジタル技術を用いて再度マスタリングを行うこと。マスタリングとは、様々な素材を記録媒体二収録し、量産用プレスをする際のマスター(原盤)を作る作業)したとの事。こりゃよくわかりませんが、それだけこだわって作成したというので、聴き比べるとわかるそう。
EDはAiMさん、この歌はルイの心情を表した歌詞なので、ルイ君ではない私は歌えないかもと感じた、と。五感を働かせて歌の主人公になって歌うから。それでもスタッフが AiMに託したのだから歌わねばと。俯瞰で見てナレーションのようだとちょっと固いから読み聞かせのようなスタンスならこの歌と向き合えそうと感じた。難産だった。たくさん歌ってきたけれどまだなお高い壁があった。じっくり聴いてほしい、と。歌い手にそんな悩みのプロセスがあったなんて思いもしなかった。アーティストって、歌うって、すごい。
宮崎さん、進化の挿入歌はBeat Hitのブラッシュアップ版。電子音でなく生音を多用し壮大になっている、と。
02ソングで印象的なことは、との質問が。太田さん、無印のOPがメジャーコードなので度外視でマイナーの曲を作ることにしたので、挿入歌も含めほぼマイナー。でも疾走感のある曲にしたという。自分は今まで02の歌に今一つハマれなさを感じていたが、メジャーコードの歌が基本好きだからだったとわかった。
キャラソンの話を振られた松井さんも太田さんも、多すぎて何曲作ったか把握できていないと。当の松井さんがそうでも、把握している多分マニアックなファンはいるのでしょう。特に太田さんは山田ひろしさんの作詞と共に、名曲を量産してますよね。ほんとに名曲ばっかなんだこの二人。
02に関して言えば、太田さんは生音使っていいと言うのでドラムを、青山純さん(山下達郎さんのバックなどを務めたレジェンドドラマーで、故人)にお願いしたという。必聴ですね!
02に関して宮崎さん、「la la la…」で始まる曲は珍しいので悩んだ記憶がある、と。そう言われれば、確かに。当初歌詞はなかったと。
02に関して松井さんは「ドラマCD 石田ヤマト 手紙-Letter-」の細田守さんと大和屋暁さんの攻防がすごかった、果たしてホンがいつ仕上がるのか、が記憶に残っていると。映像化してほしいというお言葉に大賛成です!
AiMさん、ミミとしてパルモンとのデュエットが良かったと。「アイコトバ」といい和田さんといい、デュエットは一味違うよう。
片山さんより、02のキャラソン-絆-が配信販売中なのでチェックして、と。キャストとスタッフが魂を込めたビギニングをよろしく、と。そうです、劇場版は音楽の面でも非常に楽しみです。有澤さんへのリスペクトが感じられる出来だと良いなあ。

<デジモン関連の新情報>
●デジモン漫画大賞・結果発表
●D-3等、昼の部に同じ

<朗読劇>
「夜公演 全員集合!夜の大走査線!」(タイトルはお台場を舞台にしたドラマ「踊る大捜査線」のパロディだろう)
●昼と同じく宮崎さんによるターゲットで開幕。
●代役の野田さんの、長台詞もあるヒカリっぷりがすごく似ていた。さすがベテランの声優魂!
●花火大会を控えて、皆とはぐれてしまった大輔組、京組、タケル組を、どうやって探そうか。人混みは10万人以上、電話とメールは繋がりにくい状況。居場所を推理しようという賢の提案に皆賛成。
●大輔と言えばラーメン屋という意見に、それじゃただのラーメン馬鹿、とテイルモンの厳しいひと声。短絡的すぎないか。しかし、「ラーメン武道館」にて大輔はやはりラーメンバカだった、笑。
●留学中で和食が食べたいであろう京組、と推理。また食べ物、笑。ほしがっていた秋物のカーディガンが手がかりと思われたが、色気より食い気とまたもツッコむテイルモン。お茶漬けが有力候補に。大輔が言うには鮭、ヒカリは梅干。しかしアルマジモンは名古屋名物・ひつまぶしがある、と。賢は海鮮と言うし、ブイモンはたらこ、ワームモンは袋売りのお茶漬け…もうお茶漬けが食べたくなってきました、笑。ご飯と出汁、これぞ和食。最近できた出汁茶漬け専門店「カケロー」へGo!居ました、京組。でも、かんぴょう巻きは、置いてないんだろうな。花火大会まで残り30分。
●タケル組の推理のキーワードは①シンガポールチキンライス②帽子③代々木上原④クレーンゲーム。
シンガポールチキンライスは、シンガポールの代表的ご当地グルメ。中国語で「海南鶏飯」。茹で鶏肉とその茹でた汁で炊いたご飯に、スープや野菜を添えた、鶏肉の美味しさを最大限に引き出したシンプルな料理。中国の海南島の家庭料理が、中国人の移民によってシンガポールで独自に進化した。鶏肉は蒸して焼かれたものと茹でられたものを選べるという。アジアンエスニックとは、さすがにおしゃれで流行に器用に乗れそうなタケルらしい。
私が02のタケルについて一番印象的なシーンは、やはりカイザーに殴りかかるところ。デビモン戦でエンジェモンを失った経験などから闇には人一倍敏感なタケル。帽子をかなぐり捨てたところから、帽子が実はタケルの感情の制御のスイッチになっているというのはファンの間で定説となっている。だからタケルに帽子というアイテムは欠かせないのだ。
代々木上原は東京メトロ千代田線の起点にして小田急線の乗り入れの便利な駅。母子家庭の学生にしては相場はかなりお高いが(いや、母の稼ぎが良く、父から養育費ももらっているのかもしれない。ハイこれ、ファンの大きなお世話ですすみません。)、新宿・原宿・渋谷・下北沢にも近く、おしゃれな若者が住みやすい街。
有力候補は、会場までの道のりにあるゲーセン。ところがタケルからかかってきた電話は「シン???…」。また食べ物かい!と全員がツッコミ、笑。また、そこに居ました、笑。
●しかし混雑でタケル組を見失う。せっかく皆でそろった花火大会なのに…。諦めない大輔とブイモンの迷案は、進化。ブイモンとワームモンの進化でデカくなり見付けてもらおうというもの。進化キター!パイルドラモン、野田さんと高橋さんの息ピッタリvどでかいインペリアルドラモンとなったが、ねぷたに紛れて無問題。ギガデスも花火のように撃ちあがる。宮崎さんと太田さんの通行人役?の一言、カッコ悪くて笑。インぺを見て、タケル組が現われる、進化した理由も解さずに、苦笑。
●いろいろあってようやく全員が揃い、花火見物の始まり!そこでなぜかヒカリは大輔に告げる、夢を見たと。ある日知らない人が訪ねて来てヒカリの理想の未来に言及。大輔は未来のことなど聞かない、と。ネタバレされたらつまらない。無理に聞かされてもそんなものぶっ壊す、と。そう、未来は皆と協力して自ら切り開く。アグモンガブモンのことを忘れやしない、太一とヤマトに会わせてあげたい(ここでラスエボのエピソードもってくるか、なるほどね)。人とデジモンが一緒に居られる未来──。花火が、美しい。
●AiMさんの「いつも いつでも」(TVサイズ)でシメ。平田さんのナレーションで次回予告は、ビギニングの紹介。最初にデジモンとパートナー関係を結んだ少年。最後はビギニングに向けての「今、新たな冒険のゲート(脚本では「扉」という表現)が開く」。上手くまとまったようでいて、ラスエボが前提という事は、ビギニングで02組もパートナーとの関係解消が起きるってこと?ラスエボに否定的な私なので、これはもう気がかりです。

<ライブ>
1.brave heart(作詞:大森祥子 作曲編曲:太田美知彦 歌:宮崎歩)
2.Beat Hit!(作詞:山田ひろし 作曲編曲:太田美知彦 歌:宮崎歩)
3.Go Ahead!-2023 Arrange Ver-(作詞:松木悠 作曲編曲:太田美知彦 歌:太田美知彦)確か作品中に出番はないが、ブイモンのパワフルなキャラソン。太田さんが歌うとまた別の曲みたい。
4.フレンド~いつまでも忘れない~(作詞:田中花乃 作曲:湯浅公一 歌:AiM)(ディア逆の映像が映された。あれも名作、見直したくなった)
5.Various Colors(歌:AiM)
6.僕らのデジタルワールド
(02最終話の映像が映された)(歌:アーティスト3人、声優は子どもたちとテイルモンのみ)昼の部でもうわかっていたけれど、やはり泣けた。02は名作!あの終わり方がベスト。全ての人にパートナーデジモンを!

<エンディング>
暗転から明転。最後にモンの声優も登壇。お別れの挨拶は釘宮さん、野田さん。
7.ターゲット:前フリの片山さんが熱気を煽って、客席も含め大合唱。和田さんのターゲットが流れる中、一組ずつの退場、閉幕。


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<いろいろ>
●自分は年齢的体力的に、配信ならともかく屋外の待ち時間を含めたイベント参加はもう無理。スマチケというのは、私のような機械音痴にとっての鬼門だし。ましてや昼・夜通しての参加なんて絶対無理。行かないつもりだったが、まさかねと申し込んだ先行販売に当選してしまい、急遽行く事に。なので今回の昼の部が最後の参戦となる予定で、感慨深かった。来年以降はフェスが開催しても配信で済ませると思う。
●会場は昨年は東京西部の立川市だったが、今年はド都会の品川プリンスホテル。田町や台場も近いし、やはり東京での開催は交通が便利。駅前もホテル周辺も商業施設やフリースペースが豊富で何かと楽だった。
●デジフェス2022がフロンティア20周年
特集であったが、今年はそんなことは微塵も触れず(もちろんゴスゲの影はなし)、02組の02とtri.とラスエボの振り返りとビギニングの番宣の色濃いもの。つまりは明らかに旧作からのファン世代に向けたイベントであり、緒方さんのおっしゃるような、「初見でこそ見てほしいビギニング」という位置づけは厳しいかなと感じた。02の20周年の年にコロナでイベントができなかったのも、今回02にスポットを当てた背景だろう。
●朗読劇は、昼・夜とも、02の主人公たる大輔が彼らしさ全開でカッコよく物語をまとめたことにほっとして満足している。ラーメン修行ばかりにスポットを当ててギャグ風味一辺倒にしてほしくなかったので。もちろん、笑いの要素が嫌いというわけではないのです。
●私は02最終話の結末の信俸者(すべての人にパートナーデジモンを)であるから、ラストを謳いながらそれとは違った「大人になってしまうとデジモンと別れねばならない」というラスエボのコンセプトを認めない。が、このビギニングにてラスエボと02最終話を繋げようという意図ははっきりと感じた。だからこそなおさらラスエボには納得がいかずにいる。無理があると感じる。なぜシンプルに全ての人にデジモンがいてもいい展開にならないのだろう。ビギニングがその点具体的にどういう展開になるのか、熱く注目している。現時点でそれは怪しい雲行きだが。
●ビギニング公開後に、ネタバレ解禁のイベントが別にもしあれば、という希望は皆が期待したであろう。さてどうなるか。
●昼、夜ともに配信を申し込んだが、期間が1週間は短すぎる!2週間ぐらいは配信してほしかった。客層が世代的にも昼間働いていて見られない人が多いのだし。
●仕事に家事に引っ越しの片づけ等々忙しい中、配信にかぶりついて見て、書いてて楽しかったです。フェスの円盤は多分出ないから、読み返して思い出します。昼と夜の内容がごっちゃになっている点があるかもしれません。短期間の配信でチェック漏れもあるかと思います。ご了承ください。

(2023.8.11 記)(2023.8.20 更新)

 

 

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